タイガー 炊飯器 JKX-V102の調査レポ

JKX-V102のおすすめポイントは内釜が本物の土からできた本土鍋となっていることです。大きな熱量を分厚い本土鍋がしっかりと受け止めることで、釜の全体に熱量を行き渡らせ、蓄熱パワーによる連続沸騰で発生させご飯を炊き上げます。

その本土釜は表面を黒色釉薬（2層）・アルミ溶射・特殊プライマー・プライマー・土鍋専用フッ素加工の6層コートでコーティングを施されています。表面6層コートと土鍋素地が持つ蓄熱性と強火力沸騰を高めることで、香ばしい土鍋ご飯に仕上がるそうです。

JKX-V102には可変W圧力という機能が備わっていて、おすすめするポイントの1つです。可変W圧力は炊き上げ時に1.25気圧の圧力をかけてもちもちとした食感と粘りのある弾力を引き出します。そして炊き上げ直後には1.05気圧まで減圧する事で、ご飯粒を炊きしめ、べたつきを押さえてしっかりとしたご飯に仕上げてくれます。

そして、お手入れしやすい着脱式の大型調圧キャップがついていて、沸騰直後の炊き上げから蒸らし工程まで、蒸気をコントロールしてくれます。余分な水分を排出し、丁度良い加減の美味しいご飯が炊き上がります。

JKX-V102の土鍋内釜ですが、土鍋と聞くとこびりつきなどの心配があるかと思いますが、JKX-V102には製品に対する1年間の保証が付いていますので、もしも内釜の調子が悪いときは相談してみましょう。

ただし気をつけて頂きたいのは、保証の対象となるのが、内釜に施されているコーティングの剥がれや、こびりつきなど不調をがあるという場合いのみとなっているという点です。例えば思い切り落として割った、ひびが入り欠けてしまったという場合には保証の対象外となり、別途購入しなければなりませんので、大切に扱いましょう。

JKX-V102はあまり長時間の保温に向いていないという声が少なからずありました。1長時間の保温をしてしまうと、蓋の内部に水滴がたまり、ご飯がべちゃっとしてしまったり、炊きたての美味しさが損なわれてしまうということです。いつも炊きたてを食べる習慣のご家庭なら良いのですが、朝炊いたものを夜も食べるという習慣のご家庭にはあまり向いていない商品のようです。

JKX-V102で保温をしていると定期的に「ブォーン」と音がして気になるという声も聞こえました。夜中に保温していると、違う部屋にまで聞こえる大きさのようで一度気になってしまえば、気になって眠れないという方もいるかと思います。あまり音に対して気にならない方は良いのですが、音に敏感の方は注意しましょう。

最近の炊飯器に良くあるもちもち感やしゃっきり感に炊き分ける機能はこのJKX-V102は付いていません。そのため、もちもち感を出す炊き方のみとなっているのがこの商品となっています。ご飯メニューとして、もち麦・玄米・炊き込みご飯・おかゆ・おこわなどの炊き分けはあるのですが、白米に対する炊き分けはありませんので、炊き加減にこだわる方には向いていないかもしれません。

JKX-V102の内釜は、本物ので出来ている本土鍋となっています。そのため内釜が割れてしまうリスクは残念ながらあることを承知して購入する必要があります。本土鍋の表面は6層コートでコーティングされていて強度はあります。

しかし、それが剥がれてしまったり、べたついて機能しなくなったりと、コーティングに関することは保証対象になりますが、割れてしまったり欠けてしまったりした場合は内釜を買い直さなければなりません。内釜の価格も高価となっていますので、それも含めて検討するのがおすすめです。

JKX-V102はこだわりの本土鍋を内釜にしているため、土鍋で炊いたご飯を炊飯ジャーで味わえる商品となっています。炊きたてご飯が驚くほど美味しいという声が多く、概ね満足されているようです。

早炊き機能を使っても、もちもちとした食感は変わらず、極うま白米の機能を使うと、お米一粒一粒がふっくら大きく、もちもちとした食感に炊き上がるとのことです。時間が無いときも炊きたてのご飯を味わうなら、本土鍋の炊飯ジャーを試して見る価値はありそうです。

JKX-V102にはおこげを調節できる機能でもある、火加減調節機能が備わっています。内釜も本物の土から作られている本土鍋なので、美味しさも格別なものがあるようです。火加減強にするとこんがりと香ばしいおこげが出来上がりますので、おこげ好きにはたまらない機能となっています。ご飯もツヤツヤでもちもちした食感で、毎日おこげの状態を確認するのも楽しくなりそうです。

JKX-V102の水加減ですが、メモリの通りに水加減をすると硬めに仕上がるそうです。タイガー炊飯ジャーの特徴でもあるようなのですが、その点は、柔らかめのご飯が好きという方には向かず、デメリットの点でもあります。しかしながら、硬めでもツヤツヤでもちもちとした美味しいごはんが炊き上がるので、元々炊き上がりすぐの硬めのご飯が好きという方にはメリットでしかないぴったりの炊飯ジャーではないでしょうか。

JKX-V102を使われている方には、本体の見た目もやサイズも好評のようです。本体カラーのアーバンブラックの質感も良く、キッチンをおしゃれにしてくれる見た目もうれしい商品となっています。

JKX-V102とJKX-V103は一見すると見た目はJKX-V102と何も変わらず同じ物のように感じますが、どのような違いがあるのしょうか。番号を見るとJKX-V102よりも新しい商品なのではと思ってしまいますね。

タイガーのホームページで製品情報を調べてみると、JKX-V103では検索出来ませんと出てしまいます。これは一体どういうことなのでしょうか。実は販売ルートの違いで番号違いのJKX-V103が4あるということですので、バージョン違いでも、上位機種でも新しい商品ではないということで、仕様もカラーも全く同じ商品との事です。

そのため、本物の土を使った本土鍋の内釜や、可変W圧力の機能も付いていますので、安心してどちらでも購入していただけます。販売の価格を見ても、JKX-V102とJKX-V103で違いがありますので、この商品の購入を考えているなら、値段と販売店の保証の良さで選んでみてはいかがでしょうか。

JKX-V102とJKX-V152の写真を見比べてみると、どう見ても同じに見えますが、この2つの炊飯ジャーには大きな違いがあります。どこが違うのか見ていきましょう。大きく違う点は炊飯量にあります。JKX-V102は5.5合炊きですが、JKX-V152は8合炊きとなっています。

この商品は炊きたてを味わうのが一番美味しい商品となっていて、4人くらいの家族が1回で食べきれる量を炊きたい時や、1人暮らしでそんなに量は炊かないという場合には5.5合炊きで丁度良いと思いますが、食べ盛りのお子様がいたり、家族数が多い場合は5.5合炊きだと足りませんので8合炊きはとてもおすすめの商品となっています。

内釜は、本物の土を使った本土釜に変わりは無く大きさはその分大きくなっていますので、重さもあり扱いも大変になってくる部分もあるかと思いますが、家族みんなで美味しい炊きたてのご飯が食べられるとあれば、8合炊きも検討する商品の中に加えても良いかもしれません。また、大きさもJKX-V102よりJKX-V152の方が一回り大きくなっていますので、置き場所も合わせて検討するのが良いでしょう。

JKX-V102の製品情報・レビュー・口コミ・違いなどをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。このJKX-V102は使う方によって、非常に善し悪しが分かれる商品だという印象を強く受けました。

炊きたてをすぐに味わうのなら、本土釜で炊く特徴を思う存分に楽しむ事が出来ますが、保温して次の食事にとなるとあまり合わないようで、この商品を使うご家族の生活リズムが合うかどうかが非常に重要だと感じます。内釜も本土鍋ということで取り扱いも十分に気をつけないといけない商品なのでお手入れのしやすさも個人差がでてきます。

もし割れてしまうと高額な内釜を買い直さなくてはいけないので、そこが一番のデメリットかもしれません。この商品は炊きたてご飯を好む方と土鍋で炊くことにこだわりがある方におすすめの商品となっています。