鉄道撮影におすすめのカメラ人気ランキング｜撮り鉄に人気の安いカメラも！鉄道写真をきれいに撮るには？

▼こんなにおすすめ！

• ファインダーを覗いて本格的な撮影がしたい人
• カメラ性能・写真のクオリティにこだわりたい人
• 雨の日にも強いカメラが欲しい人

高速で動く電車を撮影するには、カメラ性能が最も高い一眼レフがおすすめです。

一眼レフは光学ファインダーによって直接被写体を見る感覚で撮影できるので、より直感的にシャッターを切れるのが特徴です。写真表現の幅も広いため、カメラを本格的に学びたい人にもおすすめできます。

一眼レフは500~600gのモデルが多く、300~400gが主流なコンデジやミラーレスよりも重たいのがデメリットです。しかし重い分、安定性がありブレにも強いのが特徴。三脚を使用して撮影したい方には重さはそこまで大きな問題ではありません。さらにバッテリーを長時間使えるのも大きなメリットです。

▼こんな人におすすめ！

• 一眼レフよりも軽いカメラが欲しい人
• レンズ交換できるなどカメラ性能にもこだわりたい人
• モニターで構図を確認しながら撮影したい人

ミラーレス一眼は一眼レフとほとんど同じカメラ性能がありながら、一眼レフよりも軽量・コンパクト。屋外で長時間撮影することもある鉄道撮影の負担が軽くなります。

連写性能やオートフォーカス性能など、機能的にも一眼レフに見劣りしないため迷ったら使い勝手の良さとトータルの予算から決めれば間違いありません。

▼コンデジはこんな人におすすめ！

• スマホより高画質できれいな写真を撮りたい人
• コンパクトさ・軽さを重視したい人

コンデジの最大のメリットは、携帯性に優れている点です。デジタル一眼とは違ってレンズ交換はできませんが、その分軽量で持ちやすく手軽に撮影できます。

しかし、コンデジはデジタル一眼に比べてカメラ性能が劣っていたり、レンズ交換ができないことによるデメリットも。高い望遠性能やボケ感の調整、光量の調整などにこだわるなら基本的にはデジタル一眼の購入がおすすめです。

コンデジから選ぶ場合は、5万円以上の高級コンデジを選びましょう。高級コンデジの中にはデジタル一眼並みの性能のあるものや、ネオ一眼と呼ばれる望遠性能に優れたカメラも。コンパクトさも性能も両立できるモデルがあります。

鉄道撮影の場合、被写体との距離があること・被写体の動きがかなり速いことから以下の4つの性能を特に重視しましょう。

特に重要なのはシャッタースピードと連写性能。この2つの性能が高いほど、一瞬で通り過ぎる電車の動きをしっかり止め、ブレなく撮影できます。

一眼レフの場合、交換レンズは焦点距離の最大値が大きい望遠レンズを用意しましょう。遠くからでも迫力のある構図で撮影できます。

鉄道撮影など野外で撮影する際には、画面全体が白っぽくなるフレア現象・変な模様が出てしまうゴースト現象が発生することが多くなるため、レンズフードを使用するのがおすすめです。

レンズの購入時に付属でついてくることがほとんどですが、レンズによってはついてこないこともあります。別途で購入する際は形状が合わなくて取り付けられないといったトラブルを防ぐため、純正品を購入するようにしましょう。

また、レンズフートには大きく分けて「花型」「丸型」の2種類があります。望遠レンズや単焦点レンズのレンズフートの場合は「丸型」のものがほとんどで、「花型」は広角レンズに採用されています。

ここまでのおさらいをしましょう。鉄道撮影用カメラ選びで失敗しないためのポイントは、

【結論】

• 鉄道撮影には基本的に一眼レフがおすすめ！
  →バッテリー持ちや光学ファインダーが使えるなど
  　カメラ性能が最も鉄道写真向き
• 本体の軽さを求めるならミラーレス一眼も
  →撮れる写真のクオリティはほぼ一眼レフと同じ！
  　小型軽量な分バッテリー持ちに弱みも△
• 連写性能が高く・シャッタースピードが速いものを選ぶ
  →速い電車の動きをしっかり捉えられる◎

これが失敗しない鉄道撮影用カメラ選びの最初のステップです。

繰り返しになりますが、あまりこだわりがない方はここまで読んだらあとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

もっとこだわって選びたい！これではまだ選べないという方は、以下のボタンからさらに詳しいスポーツ撮影用カメラ選びのポイントをご覧ください。

シャッタースピードはシャッターが降り切るまでの速度を表しています。

シャッターが降り切るまでに2秒かかったら2秒、0.5秒かかったら1/2秒です。1秒以下は1/○秒と表記されるので、分母が大きいほどスピードが速いということになります。

シャッタースピードの速さは被写体の動くスピードや撮影したい写真の取り方によって変わります。
鉄道撮影など被写体が素早く動く場面では最低1/800秒など早めに設定すると、人物の動きを止めた状態で撮影が可能です。それ以外の人物撮影では1/200~125秒程度に設定できれば問題ありません。

鉄道写真・ペットなどの動物・スポーツ観戦・飛行機・レースといった、
動いている被写体のベストシーンを捉える際に重要なのが連写撮影の速度です。

連写速度は「20コマ/秒」と表記され、この場合1秒に20枚の連写が可能ということになります。
連写速度が速いほど、被写体の動きをブレずに捉えられます。

最低8コマ/秒以上、10コマ/秒以上なら鉄道写真でもしっかり動きが止まった画を撮影できます。ただし、性能が高いほどカメラの価格も高いため、バランスを加味して検討しましょう。

動いているものを正確に撮影するのは難易度が高いため、連写で撮影しておけば後からベストショットを選択できるのも便利な点です。

カメラが自動的に被写体にピントを合わせてくれるオートフォーカス機能ですが、鉄道写真では特にオートフォーカスの速さが重要です。

横向きで通り過ぎる電車を撮影するなど、距離が一定の構図ならあらかじめピント位置を調整できますが、こちらに向かってくる電車を撮影する際は距離がかなり速い速度で変化します。そのため、素早く・正確にピントを合わせられるオートフォーカス性能のあるカメラを選びましょう。

また、ピントを合わせた対象を自動で追跡してくれる「AF自動追尾機能」にも注目です。

手ブレ補正機能はどのモデルを選んでも搭載されていることがほとんどですが、一眼レフ・ミラーレス一眼の場合はボディ内手ブレ補正のあるものがおすすめです。
手ブレ補正機能があると、鉄道写真のような動いている被写体を撮影するシーンでも被写体の動きをしっかり捉えて撮影できます。

デジタル一眼の手ブレ補正には

• ボディ本体に手ブレ補正機能がある「ボディ内手ブレ補正」
• レンズ側で補正する「レンズ内手ブレ補正」

の2種類があります。ボディ内に補正機能があれば交換レンズに補正機能がなくても常に手ブレを軽減できます。

さらに、初心者の人はボディ内手ブレ補正の中でも「5軸手ブレ補正」があるものがおすすめです。5軸とは、前後左右の角度ブレが2軸・上下左右のシフトブレが2軸、そして左右に回転する際の回転ブレ（1軸）を補正することを指しています。

中でも回転ブレはレンズ側では補正できないため、ボディ側で補正できる5軸手ブレ補正は優秀です。

焦点距離は画角に収まる風景の範囲に影響し、
焦点距離の数値が小さければ広い範囲(広角)を、大きいほど狭い範囲(望遠)を切り取れます。

製品の仕様では「24～360mm」のように記載されていて、この場合24mmから360mmまでの範囲で焦点距離を調整できます。

選ぶ際は、撮影したい風景の範囲で選びましょう。

たとえば、

• 遠くを走る電車をアップで撮りたい
  →焦点距離の最大値が大きい望遠レンズが撮影しやすい
• 大きな風景を写真いっぱいに収めたい
  →焦点距離の最小値が小さい広角レンズが撮影しやすい

などです。

鉄道写真のように遠くにある被写体を撮影するデジカメ選びでは、光学ズーム倍率が重要です。

実は、光学ズーム倍率は焦点距離がわかっていれば簡単に割り出せます。

光学ズーム倍率=焦点距離の最小値(広角端)÷最大値(望遠端)です。

24～360mmのデジカメなら、360÷24=15倍となります。

光学ズーム○倍と記載がないときは焦点距離の範囲から計算しましょう。

イメージセンサーはカメラの画質と価格の決め手にもなる重要なパーツです。

センサーサイズが大きいほど、

• 高画質な写真が撮れる
• 再現できる色の階調が多く鮮明に撮れる
• 背景のボケ感が大きくなる

といった違いがありますが、センサーサイズが大きい分本体サイズも大きくなったり、値段も高い傾向があります。

F値は

• 写真の明るさ
• 背景のボケ方
• シャッタースピード

に影響します。

被写体や撮影環境によって適したF値は異なり、選ぶ基準は以下の通りです。

遠くの景色を撮影するなど、ピントを広い範囲に合わせて背景もくっきり写したい場合は設定できるF値の最大値が大きいものを選びましょう。

近くの人物やものにピントを合わせて背景をぼかしたり、夜間・暗い場所での撮影が多いならF値は小さいものがおすすめです。光をより多く取り込めることから、F値の小さいレンズ=明るいレンズとも呼ばれています。

近くの人物やものにピントを合わせて背景をぼかしたり、夜間・暗い場所での撮影が多いならF値は小さいものがおすすめです。光をより多く取り込めることから、F値の小さいレンズ=明るいレンズとも呼ばれています。

デジタル一眼のボディとレンズを別々に購入する場合は「レンズマウント」が合うかしっかりチェックしましょう。

ボディとレンズが合致しないものを買うと使用できなくなってしまいます。

基本的にはボディ側とレンズ側で同じ規格のものを購入すれば間違いありません。

たとえば、ボディ側がキヤノンRFマウントなら、レンズ側もキヤノンRFマウントを使用すればOKです。

例外的に、PanasonicのマイクロフォーサーズマウントとOLYMPUSのマイクロフォーサーズマウントは規格が同一なため、メーカーが異なっても同規格のレンズを使用できます。

また、PanasonicのLマウントもライカ・シグマのLマウントと共通規格です。

現在販売されているカメラはほとんどが動画撮影に対応しています。

選ぶ際のポイントは、4Kに対応しているかどうか。4Kならスマホ以上の高画質で映像を撮影できます。

鉄道撮影などで長時間カメラを持ち歩くなら、本体重量400~600g程度の軽いカメラがおすすめです。
重たいカメラを選んでしまうと「カメラが重くて持ち歩きたくなくなった」「荷物が増えて撮影の負担になった」など、後悔につながりかねません。

軽いモデルほど本体のサイズも小さく、長時間持ち歩いても負担になりにくいものを選べます。レンズと合わせた場合は、トータル1kg以内が目安です。特に、望遠レンズは大きく重い傾向があります。

一般的に、カメラ性能が高いほど本体サイズ・重量も重くなる傾向があり、中には本体だけで800g~1kgになるものもあります。カメラ選びの際は、性能と携帯性のバランスを考慮しましょう。

カメラ選びで迷ったらキヤノンがおすすめです。
キャノンは国内最大手のカメラメーカーで、初心者にも扱いやすいカメラを多く取り揃えています。

人気シリーズは以下の2つです。

• PowershotG→初心者にもおすすめの高級コンデジ
• EOS Kiss→初心者にもおすすめのデジタル一眼

本格的なカメラが欲しい人は、小型・軽量で女性でも扱いやすく、予算10万円程度で購入できるEOS Kissがおすすめです。

SONYのコンデジは小さくて軽量なことが特徴です。
コンデジの主なシリーズは、以下の2つ。

• 手軽さが魅力の「Cyber-shot」
• 4K動画撮影ができる「VLOGCAM」

また、デジタル一眼ではフルサイズのミラーレス一眼が豊富です。

• フルサイズ搭載の本格派モデル
  →α7シリーズ
• APS-C搭載の初心者向けモデル
  →α6400・α6600

フルサイズ機は予算20万円~と高くはなりますが、独特の青みのある発色が人気です。

人物の瞳を自動で追跡してくれる「リアルタイム瞳AF」搭載モデルもあるなど、人物の撮影がしやすい機能も魅力的です。

• 気軽さ・手軽さを重視するなら「コンデジ」
• 持ち歩きやすさも重視しつつ
  本格的な写真撮影をするなら「ミラーレス一眼」
• さらに多機能を求めたり
  プロクオリティの撮影をしたいなら「一眼レフ」

特に、ミラーレス・一眼レフはレンズとの組み合わせで多彩な写真撮影ができます。
ミラーレス・一眼レフカメラでの本格的な写真撮影も気になる方は以下の記事も参考にしてみてください！

「ミラーレス一眼」と「一眼レフ」の大きな仕組みの違いは、カメラ内部に反射鏡(ミラー)があるかどうか。

初心者の人は迷ったら軽量・小型なミラーレス一眼、
本格的な写真撮影をしたい人・光学ファインダーを覗いて撮影したい人は一眼レフがおすすめです。

性能のいい一眼レフをできるだけ安く購入するには、2通りの方法があります。

1. 型落ちのカメラを買う
2. 中古のカメラを買う

おすすめは①型落ちカメラを買う方法です。

新しいモデルが出ると、それまで最新だったモデルは少し値下げされる傾向があります。1世代前のモデルであれば十分高性能な場合も多いため、選択肢としてはおすすめできます。

ただし、5年以上などかなり前のモデルは性能差が大きくなるため、型落ち品は2~3年程度前のものを選びましょう。

中古のカメラも新品より安く購入できる場合が多いですが、中には見た目よりダメージがあるものもあるため、良いものを選ぶにはある程度知識が必要です。

一眼レフは撮影したいものによって最適なレンズに交換できるのが大きな特徴でありメリットです。

ボディとレンズがセットで販売されているレンズキットもありますが、さらに撮りたいものに特化したレンズを買い足すと表現の幅が広がります。

主なレンズの種類とその特徴は以下の通りです。

画質以外にも、デジカメ・スマホカメラには以下のようなメリットがあります。

デジカメはスマホ以上の高倍率ズームができたり、手ブレ補正があったりと機能面でのメリットもあります。スマホよりいいカメラを求めている人は、相場価格や必要な機能を参考に選びましょう。

性能のいいデジカメをできるだけ安く購入するには、2通りの方法があります。

1. 型落ちのカメラを買う
2. 中古のカメラを買う

おすすめは①型落ちカメラを買う方法です。

新しいモデルが出ると、それまで最新だったモデルは少し値下げされる傾向があります。1世代前のモデルであれば十分高性能な場合も多いため、選択肢としてはおすすめできます。

ただし、5年以上などかなり前のモデルは性能差が大きくなるため、型落ち品は2~3年程度前のものを選びましょう。

中古のカメラも新品より安く購入できる場合が多いですが、中には見た目よりダメージがあるものもあるため、良いものを選ぶにはある程度知識が必要です。

撮影した写真や動画を記録するためにSDカードは必須です。
SDカードには大きく分けて3種類あります。

種類はSDカードの容量の大きさによって分けられており、

• 64GB以上→SDXC
• 4~32GB→SDHC
• 2GB以下→SD

と呼ばれます。

目安としては、32GBの場合2000万画素の写真を約3276枚ほど保存できます。
4K動画を撮影するなら64GB以上あれば3時間分以上保存できて安心です。 

SDカードの選び方は以下の記事でも紹介しています。
デジカメ選びとあわせてチェックしてみてください！

今回はおすすめの鉄道撮影用カメラを一挙紹介しましたが、気になるカメラを見つけることはできましたか？

スマホ時代で写真にスポットが当たる中、他の写真とは一味違う写真を撮りたい方にカメラはおすすめできます。ぜひご自身にぴったりのカメラを見つけて、今まで以上に写真撮影を楽しみましょう！