重い荷物を運ぶときに便利なおすすめ台車10選｜台車の種類も解説！

重い荷物を運ぶときに重宝するのが「台車」です。日常生活の買い物やアウトドアに使用したり、引越しや配送業などの運搬作業に活用したりと、大いに役立ちます。作業用としてだけでなく、一家に一台あるととても便利です。

台車には形状に種類があり、一般的な「手押し台車」の他、ハンドルが無い「平台車」や2段ラックになった「ラック式台車」など、使用用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

そこでこの記事では、台車の種類や選び方のポイント、おすすめの台車やレンタルしたい時のサービスまで、まとめてご紹介します。台車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

台車は大きく分けて3つのタイプに分かれます。「手押し台車」「平台車」「ラック式台車」の特徴を見ていきましょう。

最も一般的な台車となるのが「手押し台車」。ハンドルを手で持ち押しながら運ぶタイプで、荷物の大きさや形を選ばず乗せやすくなっています。ハンドルがあるので安定感があり、汎用性が高いタイプです。大きな荷物はもちろん、複数の荷物を一度に運ぶのに向いています。

ハンドルを引いてバランスを取ることで、段差を乗り越えやすく、多少凹凸のある足場でも使いやすくなっています。左右どちらからでも押せる、ハンドルが両側に付いたタイプもあります。家庭で使うには収納スペースを取りやすいので、ハンドルやキャスターがコンパクトに折り畳めるタイプが収納しやすくおすすめです。

ハンドルが付いておらず、荷台にキャスターが付いたタイプが「平台車」です。重量がある大きな荷物を運ぶのに向いており、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電や・家具などの搬入におすすめです。

縦に複数の荷物が積めるので、ダンボールを積み重ねても活用できます。基本的には荷物を押して台車を動かすので、背の低い荷物はしゃがんで押さねばならず、運びにくいのが難点です。ハンドルが無い分コンパクトで、収納時に場所をとりません。

ラックのように荷台が2段になっているのが、「ラック式台車（2段式台車）」です。ハンドルは片側だけ付いているタイプや、両サイドに付いていてどちら側からでも押せるタイプもあります。また、2段だけでなく3段になっているものもあります。

ラック式台車は、梱包されていない細かい荷物や、小さい荷物を複数まとめて運ぶのにおすすめです。段になっている分、安定性が高いのがメリットですが、下の段に大きな荷物を運べない、折り畳みができないなどのデメリットもあります。

台車は使う場所や使用用途に合わせて選ぶのがおすすめです。使いやすい台車を選ぶために、ポイントをチェックしていきましょう。

台車は運びたい荷物の大きさや、重量に合わせたものを選ぶことが重要です。台車の荷台の積載荷重によって、どれくらいの荷物が積めるかが異なります。スペック表で必ずチェックしておきましょう。

積載荷重は、日用品の買い物程度なら50～80kg、引っ越しなどの段ボールなら100～150kgくらいが目安となります。冷蔵庫や洗濯機などの大型家電や、家具などの重い荷物なら、200～300kgくらいの積載荷重があったほうがいいでしょう。

台車のハンドルは、使う人の身長に合わせて高すぎず低すぎない高さのものを選ぶのがポイントです。前のめりにならなくても腕が届く高さのものを選びましょう。ハンドルの高さを調整できるタイプの台車もあり、身長の違う複数人で使いまわす時に便利です。

台車の荷台に使われている素材には種類があります。主に使用されている素材はスチール製・樹脂製・アルミ製・ステンレス製・木製などが挙げられます。樹脂製には種類がありますが、台車で使われているのは「ポリプロピレン（PP）」が多くなっています。

素材によって、それぞれメリットとデメリットがあるのでチェックしましょう。荷台の表面に滑り止め加工がされていると、荷物が落ちにくく便利です。

台車のキャスターには固定キャスターと自在キャスターがあり、自在キャスターは360°方向転換ができます。荷台に乗せる荷物が軽いものなら固定キャスターが手前、重いものなら自在キャスターが手前のタイプが扱いやすくなっています。

静音性を重視したいならが「省音キャスター」がおすすめです。斜面のある場所で安全に運ぶにはストッパー付きを、アウトドアなどで舗装されていない場所で使う時は、タイヤが大きいものがいいでしょう。

タイヤの素材の違いにも特徴があります。一般的で安定して動かしやすいのが「ゴム製」、床にタイヤ痕が残りにくい「エストラマー製」、耐荷重性・耐久性に優れている「ウレタン製」などが挙げられます。

台車はどこで購入できるのでしょうか。台車はサイズが大きくて重量もあるので、あらかじめ購入場所と購入方法をチェックしておきましょう。

台車を店舗で直接購入するなら、コーナンやカインズなどのホームセンターで購入できます。ホームセンターは比較的安い価格で販売しており、実際に商品を見てサイズ感や使用感を確認できるのがメリットです

ただ台車は重量があり嵩張るので、車で行かないと購入しにくくなっています。そのまま手で押していくという方法もありますが、新品で買った台車のタイヤが早速汚れてしまいます。

台車はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでも購入可能です。通販サイトには膨大な数の台車が販売されているので、自分好みの製品を選べます。また、自宅まで配送してくれるので、運ぶ手間もなく非常に便利です。

直接製品を見られないので、思ったよりサイズが大きい・小さいとならないように、スペック表をよく見ておきましょう。Amazonなら送料無料の製品も多くなっています。

台車は、アスクル・カウネット・モノタロウなど、オフィス・作業用品を扱う通販会社からも購入できます。ネットやFAXで注文可能で、お住いの地域によって当日配送サービスも対応して貰えます。会社などでいつも利用しているなら、登録の手間もなく直ぐに手配されるので、非常に便利です。

一家に一台あれば便利な台車ですが、日頃使う予定が無い家庭は収納に邪魔になることもあります。引っ越しや模様替え、イベントの商材運搬など、一時的に台車が必要な時はレンタルするのもおすすめです。台車のレンタルサービスをチェックしてみましょう。

台車のレンタルサービスは、どれくらいの価格で借りられるのでしょうか。レンタル会社の相場を調べてみました。

• 手押し台車…約1,000～2,500円
• 平台車…約1,000～3,000円
• 業務用大型台車…約2,000～5,000円

レンタル会社によって価格は異なりますが、小さな台車ほど安く大きいほど価格は高く設定されています。レンタルできる期間も異なり、延長すると1日150～500円くらいの延長料金が必要です。配送してもらう場合は配送料もかかるので注意しましょう。

台車はどこでレンタルできるのでしょうか。レンタルサービスを行っている会社を2社ご紹介します。近隣に店舗があるかチェックしてみましょう。

総合レンタルサービスとして、イベント用品やオフィス用品など幅広いアイテムがレンタルできる「レントオール」。全国にフランチャイズ展開しており、店舗によってレンタルできる商品は異なりますが、レントオール江戸川では東京23区対応で台車のレンタルができます。

定番の手押し台車の他、業務用の大型台車までさまざまな台車を扱っています。レンタル期間は基本的に2泊3日で、追加料金で延長も可能です。

「レンタル台車のエビス」は、台車をメインにリフターやハンドパレットなど、倉庫作業に役立つアイテムをレンタルできるサービス会社です。手押し台車や平台車の他、カゴ形状の台車や大型台車など専門的な台車まで幅広く扱っています。

レンタル日数は10日間と長めなので、一週間程度のイベントにも活用できます。センターは大阪にあり、関西エリアのみ配送可能なので、大阪近辺にお住まいの方におすすめです。

手で運ぶには重い荷物も、台車を使うと女性でも手軽に運ぶことができます。日常使いの買い物やアウトドアでの使用だけでなく、引越しや配送業などの運搬作業など大いに役立ちます。台車を活用して、荷物を快適に運びましょう！