料理を作っている間は夢中ですが、気がつくと周りが煙だらけで匂いは充満しているなんてことはありませんか。そんな時に役に立つのがレンジフードです。料理ででた匂いや煙を換気機能で排気してくれます。

さらには部屋全体の換気をしてくれたり、省エネに特化した環境に優しいものが出てきたりと様々なレンジフードも登場しています。自分のキッチンと相談してもっとも最適なレンジフードを選べばキッチン環境は一気に改善するでしょう。

キッチンには必ずなくてはなくてはない存在のレンジフードですが、キッチンのタイプに応じて形式を変えたりと状況に応じた選択が必要です。自宅のキッチンがどのようなタイプなのかを調べた上で購入を検討してみてください。

レンジフードは排気ファンの上にフードがかぶさっている仕組みになっています。そのフードの下にあるファンで、レンジフードの選ぶ基準を紹介します。フードには主に3つのタイプがあります。１つずつ紹介していきましょう。

扇風機の羽のような形をしたファンです。この形のファンのメリットとしては取り付けが簡単という点がまずあります。取り付けを業者に頼むと万単位の費用をかけなければならないこともあります。自分で取り付けられるにこしたことはないですよね。

さらにプロペラから直接風を通すことによって風量が強いという点です。そして何よりも他の形に比べて比較的安価ということもメリットといえるでしょう。デメリットとしては気密性の高い建物には不向きということです。

取り付けを自分ですることを前提とするのであれば、プロペラファンがもっとも安くそして手間をかからないファンと言えるでしょう。費用面を考えている人にとってはもっとも良い選択肢と言えるでしょう。

数十枚の羽が数十枚ついているような形状をしています。レンジフードの中でも最も一般に普及しているファンと言えるでしょう。メリットとしては取り付け向きが自由だということです。下向きや照明を向いた状態でも取り付けることができます。

さらに外部からの風が入り込むことも少なく外からのほこりやダストなども入りにくい設計になっています。気になる騒音も少なくストレスフリーなファンです。高層マンションなど背が高い住宅に住んでいる人におすすめです。

デメリットには風量が比較的少ないということがあります。風量の少なさは確かに死活問題になる可能性がありますので、自分の住んでいる環境を今一度確かめてから購入を検討してください。そしてプロペラに比べて高価というのもデメリットと言えるかもしれません。

幅の広い羽根が数枚ついているような形状をしたファンです。風量は３つの中ではそこそこです。効率のいい排気を可能にしてくれます。しかし、騒音が大きいというデメリットがあります。24時間つけておくという人にはおすすめできません。

とはいえ、どのタイプのファンもそれぞれの強みと弱みを持っています冒頭でも述べたように自宅の環境にあったファンのタイプを選んでください。

フードはファンを覆いかぶせているものです。いつも見ている外側の部分がフードです。デザインなどにもこだわってみるとキッチンの見栄えもよくなるかもしれません。今回はフードの主流３つを紹介していきます。

凹凸のないフラットな形状を持つスリム型のレンジフードです。このスタイリッシュな見た目からキッチンお景観を乱すことなく、かえってキッチンを彩るインテリアの１つとなり得るでしょう。デザイン性は３つの中で一番良いと言えるでしょう。

メリットとしては油汚れがつきにくいという点あ１つあります。さらに、内部に溝や継ぎ目がなく、汚れが入っていく隙間がないことから掃除がしやすいという点もメリットといえるでしょう。

この型のフードにはシロッコファンが使われることが多く、ファンとフードが一体化しておりスリムで手入れが簡単ということで、普段から掃除をこまめにする人にとっては非常に扱いやすいフード形態になっているはずです。

サイズは小さく薄いものが浅型レンジフードです。スペースを使うことなく設置することも簡単です。小さいながらも内部の部品が多く、繊細なので掃除に非常に気を使わなければなりません。結果、掃除がしづらく感じるはずです。

この型のファンはシロッコファンやターボファンが主に使われます。小さくてコンパクトな形状をしてるこのフードは持ち運びもしやすく自身での取り付けも簡単になってきます。スリム型と同様にフードとファンが一体化しています。

構造上掃除はしにくい浅型ですが、そのコンパクトな形状から非常に扱いやすいフードと言えるでしょう。３つの中ではもっとも圧迫感のない設計になっています。値段も３つの中ではもっとも安いものになっているので非常にお求め安いです。

このブーツ型がもっとも一般に普及しています。浅型と同じく部品が多く、掃除がしづらく手入れに手間がかかりますが、どんなキッチンにも取り付けることができるユーティリティーさが魅力です。

上下に広がった形状をしているブーツ型には一体型と分離型に分けられます。一体型は他の２つと同様にファンと一体化しています。分離型はプロペラファンを用いたレンジフードのことを言い、従来の換気扇にフードを被せたものを言います。

自分の自宅やキッチンの環境にあった型を選ぶことで効率のいい排気を行なってより良い環境を作っていきましょう。その際にしっかり自宅のことを調べてから購入を検討するようにしましょう。

レンジフードにも私たちの環境をよりよく、そして便利にするための機能をたくさん備えているものがあります。排気以外の素晴らしい機能をいくつか見て参考にしてください。

この機能は2本のダクトを使って排気と吸気を同時に行う機能です。キッチンだけでなく家中の気圧の低下を防ぎ、さらに気圧が下がらなくなることによって、家の中の隙間から入り込む冷たい冷気の侵入を防ぐことができます。

キッチンや部屋を常に暖かい状態に保つ手助けをしてくれる優れた機能と言えるでしょう。さらに、寒い冬でも快適に過ごせる温度に保ってくれるので体調管理にも一役買ってくれることでしょう。

高気密住宅に住んでいる人や一日中換気をしておきたいという人におすすめの機能と言えます。これ１つで部屋の空気の管理ができるところが非常に便利ですね。

この機能はコンロやIHヒーターをつけると、自動的に換気のスイッチをONにしてくれて、逆にコンロやIHヒーターを消すと、自動的にOFFにしてくれるという機能です。レンジフードに備え付けられたセンサーが点火と鎮火をキャッチして切り替えてくれます。

換気のスイッチをつけ忘れて気づけば、煙だらけや匂いがリビングまで充満しているなんてことはありませんでしたか。そんな換気のスイッチをついつい付けもしくは消し忘れてしまう人におすすめの機能です。

調理の具合や火の加減、煙の具合などを検知して自動的に風量を調節してくれる機能です。ちょっとの料理に風量を強くしすぎたり、長時間の料理に風量を弱くしすぎて効率が悪かったりと風量の調整はなかなか面倒臭いものです。

そんなことを考えることなく自動で調整してくれるこの機能はストレスフリーな調理を実現してくれます。さらにLED照明を搭載した省エネをさらに意識した機能を持ったものも登場しています。

この機能おは光熱費などの費用面を節約したい人に特におすすめの機能と言えるでしょう。光熱費を意識しない人であってもこの機能はついていて間違いなく便利な機能と言えるでしょう。

リモコンを使って遠隔から操作ができる機能です。料理中に例えばリビングから第三者がレンジフードを操作することができます。つまり、料理をする当人以外が少しでも煙や匂いを感じ取れば自分で管理ができるというメリットがあります。

また身長などの身体的な問題でスイッチに手が届かなくてもONOFFができます。スイッチの操作が困難な人におすすめの機能です。

料理をしていようがしていなかろうが常時換気をしてくれる機能です。料理をしていないときは24時間どんな時でも低風量で換気をしてくれます。同時給排気機能と合わせればさらに効率的に換気を行うことができます。

家の中の空気を常にクリーンな状態に保ってくれるので、寒い冬は外の冷たい空気に耐えながら空気の入れ替えをする必要がなくなります。水回りでは特にきになる湿気なども常に換気をしているため気にする必要がなくなります。

この機能は家の中の湿気や匂いが気になるという人におすすめの機能となっています。さらに、常に換気をしておきたいという人にもおすすめです。

キッチンだけでなく部屋全体の空気も管理してくれるレンジフードは、もはや生活の必需品と言えるでしょう。自宅の形式やキッチンの形式を考えて、購入を検討しましょう。その際にこの記事を参考にしてみてください。