電気シェーバーは動きや剃り方など種類が分かれています。一番の特徴は駆動方式です。駆動方式とは内刃の動き方の事をいい、主に左右に往復しながら剃っていく「往復式」、回転しながら剃っていく「回転式」、内刃がらせん状に回転して剃る「ロータリー式」の3種類です。

また、コンセントにつないで使用するタイプや充電式、電池式等電源の供給方法の違いもあります。充電式であれば家のどこでも好きな時にヒゲを剃る事が出来ますし、出張や旅行などに持っていくこともできます。

水洗いが出来るモデルや完全防水タイプなどでは、使用後のメンテナンスもし易くなり使用寿命も長くなっています。このように電動シェーバーも様々な種類が販売されているので欲しい機能を備えたシェーバーを良く調べる事をおすすめします。

1.タイプ：電気シェーバーの駆動方式は、現在3つの種類があります。ロータリー式、回転式、往復式の3つの特徴を良く理解し、自分に合った駆動方式を選択しましょう。また、洗浄器が付属したモデルもあるので、定期的なメンテナンスのしやすさから非常におすすめです。

2.デザイン：海外メーカーのデザインはとてもスタイリッシュで美しく感じます。毎日使うものだからデザインと機能の両方から商品を選んでみても良いかもしれません。日本製品のデザインもかなりスタイリッシュなモノが多くなっていますので、自分好みのデザインの物を探しましょう。

3.高機能：使用する人の顔の凹凸に合わせて剃る力が変わるAI搭載モデルや回転するたびに刃を自ら研磨する機能のものまで誕生しています。刃の角度や振動の与え方など、肌を傷めず深剃りを実現するための工夫がされていますので、そのあたりもチェックしましょう。

駆動方式やその他シェーバーの性能をよく知り、自分に合ったシェーバーを厳選しましょう。

敏感肌や乾燥肌で、ヒゲ剃り後に肌がヒリヒリするとか赤くなってしまったという悩みを抱えている方も多いと思います。そういった方向けの商品やヒゲ剃り後のローションなども販売されていますが、自分の肌に合った駆動方式を選択する事でトラブルを避ける事も可能です。

駆動方式で一番メジャーなものが往復式です。外刃でヒゲをとらえて、左右に往復する内刃で剃る方式になっていて、外刃は3～5枚が一般的です。深剃りが得意で肌への負担が少ない事がメリットなので、刃の枚数を増やす事でくせ毛や濃い毛にも対応する事が出来ます。

ロータリー式は日立製品の一部のモデルだけです。外刃は往復式のようになっており内刃が一方向に回転してヒゲをとらえるため、T字カミソリのように持ち方や動かし方を変えて順剃りと逆剃りを使い分ける必要があります。

往復式のデメリットは駆動音が大きい事です。回転式よりも肌への負担が大きいかもしれません。ロータリー式のデメリットはニキビや吹き出物があると一緒に引き込まれてしまう可能性があるので注意しましょう。

回転式は丸い外刃が特徴的で、中の内刃が回転する事によってヒゲを剃る方式です。往復式が本体を上下に動かすことでヒゲを剃るのに対して、回転式は本体を円を描くように動かして剃ります。

そのため肌に逆らうことなく優しくヒゲを剃っていきます。とにかく肌に優しいので、敏感肌や乾燥肌、ヒゲ剃り後のヒリヒリが気になる方には回転式をおすすめします。駆動音も静かで刃の剃り味が落ちにくいのも特徴です。

デメリットは、往復式に比べてヒゲを剃る時間が長い事です。深ぞリが苦手で外刃が丸く、剃りたくない部分との境目が分かりづらいこともあります。剃り方を工夫しながら濃い毛やくせ毛を剃っていく必要があります。

往復式、回転式、ロータリー式の3つの特徴をしっかり理解しましょう。

主にパナソニックやブラウンが採用している方式です。外刃でヒゲをとらえて、左右に往復する内刃で剃るという仕組み。最も採用されている方式で1枚刃から5枚刃までのものが販売されています。

深剃りが得意ですが肌への負担は大きいので肌の弱い方は製品を良く調べてから購入しましょう。良く剃れるので短時間で処理が可能です。もみあげやあごヒゲ等残しておきたい部分との境目を認識しやすさはあります。

駆動音が大きく、使用後の掃除や定期的なオイル差しなどのメンテナンスが必要です。それでも、忙しい朝にカミソリを使ってヒゲを剃るよりも圧倒的に速いので、多くの男性が使用しているのだと思います。

中の内刃が回転する事によりヒゲを剃る方式です。往復式が本体を上下に動かす事でヒゲを剃るのに対して、回転式は本体を円を描くように動かして剃ります。肌に与えるダメージは少なく、肌の弱い人におすすめです。

駆動音も静かでオイルを差すなどのメンテナンスも必要ありません。ただし、もみあげやあごヒゲなど剃りたくない部分との剃り分けが難しく、剃るスピードも遅めです。深剃りをするのも向いてないので、ヒゲが濃くない方向けのシェーバーです。

ヒゲを剃るのに時間がかかりますが、肌が弱くてカミソリが無理な方には絶対おすすめです。メンテナンスの必要もないのでちょっとズボラな方も良いかもしれませんね。

1990年に世界初のロータリー式が日立から発売されました。外刃は往復式と似ていますが、内刃が一方向に回転してヒゲをとらえるため、T字カミソリのように持ち方や動かし方を変えて、順剃りと逆剃りを使い分けなければなりません。

左右方向に18000往復/分の音波振動を採用し、ヒゲ切断の抵抗を低減します。さらにヘッド部にサイクロイドエンジンと呼ばれる駆動ユニットを搭載するなど、トルク性能の飛躍的な向上が見られます。

水洗い時に汚れを落としやすくする光コート内刃、刃の嫌なニオイを軽減する内蔵LED、温熱乾燥と光照射を行うLED光乾燥器など、積極的にLED・光触媒の技術を取り入れてる点も日立のシェーバー独自の特徴となっています。

シェーバーの使用電源や性能によっては使用できる場所や環境が変わってきます。電源供給方法もしっかり把握しておきましょう。

コンセントに差しながら使用するタイプを充電交流式といいます。充電交流式はバッテリーが切れてしまったり、残量が減ってしまったりしても、コンセントに差したまま使用する事が出来るのでとても便利です。

電池交換などの手間もいっさい必要ありません。使いたい時にすぐ使う事が出来る事とコンセントでもバッテリーでも動くので、電源が取れるところであれば安心して使用できます。

電池式のシェーバーは電池があればどこでもヒゲが剃れる事が一番のメリットです。朝の忙しい時にとにかくヒゲだけは剃りたいという時でも、何かしながらでも同時進行でヒゲが剃れます。

また、出張や旅行先のホテルでカミソリが常備されていたとしても、肌を切ってしまって血だらけになってしまったという経験をされた方も多いはず。コンパクトで持ち運びに便利な電池式シェーバがーあればそういった心配は一切ありません。

お風呂場でヒゲを剃る方も多いはずですが、カミソリを使用する方がほとんどではないでしょうか。シェーバーによってはお風呂場での使用が可能な商品もあるので、時間が無い時やカミソリが苦手な方は是非対応のシェーバーを使用しましょう。

お風呂場ではAC電源が使用できないので充電式を使用しましょう。最近のバッテリー性能は格段にアップしているので、一度充電し1日一度の使用で約1カ月持つ機種も販売されています、

機種によっては水洗い可能なものもあるので、使用後すぐに水洗いあが出来るので便利です。防水になってはいてもお風呂場での使用が出来ないものがあるのでメーカーの商品詳細をよくみて選びましょう。

使用後や定期的なメンテナンスをする事で、刃の切れ味を保ち清潔に使用する事が出来ます。ヘッド部分が丸洗いできる機種やクリーニング液、ハンドソープを使って皮脂汚れを落とす事も大切です。各機種のメンテナンス方法を確認しておきましょう。

手入れが面倒だという方には自動洗浄機能付きのシェーバーがおすすめです。セットをする必要はありますがシェーバー本体を専用のアダプターに入れるだけです。アルコールなどを使って自動洗浄してくれます。

専用の薬剤を使用しなければならないのでランニングコストはかかりますが、手間と時間短縮でシェーバーをキレイにすることが出来るのは非常に大きなメリットでしょう。

シェーバーのメーカーといえばブラウン、フィリップス、パナソニックの三大メーカーがシェア争いをしていましたが、最近では日立、IZUMIも勢いがあります。それぞれの特色を見てみましょう。

日本を代表するメーカーであるパナソニック、創業者は松下幸之助です。1955年に初めてシェーバーを発売し、1981年には防水仕様のシェーバーを発売しました。チタンコーティングや二枚刃等のシェーバーでシェアを伸ばしてきました。

パナソニックのフラッグシップモデルと言えばラムダッシュです。搭載されているのは独自に開発した高速リニアモーターで、一般的なモーターの回転数：10000ストロークに対して、リニアモーターは14000の回転数で驚異の速さで刃を回転させます。

付属する自動洗浄機は洗浄液コストも安く非常に経済的です。キレイに洗浄、99％除菌、加熱乾燥、フル充電までを行う自動洗浄機はとても便利。使用後はセットするだけでシェーバーを清潔な状態に保つ事ができます。

フィリップスは1981年にオランダで設立されました。医療機器の分野で高い技術を持っており、世界のヘルスケア分野でもシェアを獲得しています。防水仕様モデルが多く、泡フォームやジェルをつけて使用できる回転式で肌に優しいのが特徴です。

フィリップスのシェーバーのほとんどがヘッドの丸洗いが可能なので、皮脂汚れやヒゲくずを手軽に洗い流す事が出来ます。回転するたびに内刃が外刃に当たって磨かれるので、内刃が一定の角度を保つ自動研磨システムを持っています。

フィリップスの洗浄充電器はシェーバー本体をセットしてボタンを押すだけで、充電、洗浄、乾燥、潤滑化まで自動完了します。洗浄液は敏感肌の人にも優しいアルコールフリーです。

BRAUNの創業はドイツ。1950年に初の電気シェーバーを発売しました。日本ではモーニングリポートのCMで一躍その知名度を上げ、剃り残しの少ない高性能シェーバーというイメージを記憶に焼きつけました。

人工知能を搭載したモデルも発売され、使う人に合わせてパワーが自動調整されるという機能も装備されています。品質もさることながら革新的で機能的なプロダクトデザインを生み続けているのです。

ブラウンのアルコール洗浄は99.9％除菌できるをキャッチコピーに、使用後も常に清潔な状態を保つ事が出来るといわれています。使い終わったシェーバーをセットしボタンを押すだけで、洗浄、潤滑化、乾燥、充電を全て自動で完了してくれるのポイントです。

日立と言えばロータリーシェーバー。他社のように往復式も回転式もラインナップされており、その性能は他社に引けを取りません。それでも日立がロータリーにこだわっているのは、刃の切れ味と剃り残しを徹底的に減らしたいという想いがあるからです。

日立のロータリー式の刃は日本刀の先と同じ最鋭角25度から30度。引き切りをする事で刃こぼれを防ぎ、更に進化させたのが2010年に開発したドラムレザー刃です。耐久性が増し、際鋭角27度を実現。網目になった200枚の刃がヒゲを2方向から深剃りします。

コストパフォーマンス抜群のIZUMI。マクセル社と統合し、現在はマクセルイズミという名でさまざまな家電を販売しています。多くのシェーバーを販売していますが、多機能でありながらリーズナブルな製品が多いのが特徴です。

従来の往復式のシェーバーや顔にフィットしやすい回転式、持ち運びに便利なコンパクトシェーバーがあります。特に往復式シェーバーはその性能からは想像できないくらいのコスパの高い価格で販売されており、幅広い世代から支持されています。

製品数やカラーリングも豊富で三大メーカーに迫る勢いです。今後の展開から目が離せません。

機能満載の電気シェーバーを上手に使うためのポイントをご紹介します。まずは、シェーバーの使い方です。シェーバーを肌に対して直角に当て、ヒゲの生えている方向に逆らって剃ります。少ないストロークで剃る事で肌のヒリつきを抑える事が出来ます。

シェーバーを強く押し付ける必要はありません。深剃りするためには、肌に対して均等で適度な力をかけてください。洗顔後は肌がふやけてしまうので、洗顔前にシェービングをするようにしましょう。

剃り味を維持するためにもシェーバーのお手入れを定期的に行ってください。洗浄器付きモデルをご利用の場合は洗浄器を使用しましょう。シェーバー単体のモデルは水あるいは液体石鹸で洗い、シェーバーオイルの塗布をおすすめします。

電気シェーバーのおすすめランキングをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。AI搭載モデルや各社の自動洗浄装置など、シェーバーの進化から目が離せません。毎日のルーティーンであるヒゲ剃りをもっと楽に、そして肌に優しく剃る事ですべすべの肌を維持しましょう。