【1分で選べる！】カメラの画素数による違い｜分かりやすく解説！

画素数とは写真の解像度の高さを表す数値です。

デジカメ・デジタル一眼で撮影した写真は、細かな点(ドット)で表現されています。この点が多い＝画素数が高く細部まで滑らかに表現された画像、少ない＝画素数が低く荒い画像ということになります。

画素数は、基本的には2,000万画素程度あれば十分です。

前提として画素数は高いほどいいというわけではありません。なぜなら、画素数が多くなるとISO感度を上げた際にノイズが出やすくなり、結果として画質が低下する要因の一つとなるからです。

もちろん、画素数が多いほどいい場合もあります。画素数が高ければ、撮影後トリミングをしたり、拡大して印刷した際にも高画質をキープできます。

【画素数が多いメリット・デメリット】

• メリット
  →トリミングしたり、大伸ばししたりする時に画質をキープしやすい
  
• デメリット
  →感度を上げるとノイズが出やすく、画質が下がる

【画素数が少ないメリット・デメリット】

• メリット
  →高感度で撮影する際や暗い場所で撮影する場合にノイズが出にくい
  
• デメリット
  →トリミングや大伸ばしの印刷で画質が低下する

「画素数」とは、小さな点が画像の中にどれくらい並んでいるかを表しています。1000万画素なら1000万個の点で画像を表現している、という意味です。
「解像度」はdpi(dot per inch)という単位で表される通り、小さな点が「1インチにどれくらい含まれているのか」という密度を意味しています。

印刷するときに設定するdpiは、数字が高ければそれだけ高解像度で高精細な表現が可能ということですが、「dpi」の設定を高くしすぎると画像のサイズが大きくなり、処理のための時間が比例してより掛かるようになります。

この「画素数」と「解像度」を適切なバランスにすることによって、きれいな画像をプリントアウトできるようになります。

カメラの画質は画素数が高いほど良い！と思われがちですが、実は画質の性能を決めるのはイメージセンサーのサイズです。

イメージセンサーが大きいほど、カメラに入った光をたくさんキャッチできるため画像の再現度が高くなります。そのため、高画質にこだわる方はイメージセンサーに注目しましょう。

たとえば、一般的なコンデジ(デジカメ)に採用されているイメージセンサーは、デジタル一眼に採用されているイメージセンサーと比べると小さいものが多く、同じ2000万画素のカメラを使っても画質には大きな差が出ます。

＼イメージセンサーの詳しい内容はこちらからチェック／

「総画素」はイメージセンサーに敷き詰められた画素の全てのことを指し、「有効画素数」は総画素の中から撮影に利用される画素数のことを意味します。総画素全てを撮影する際に使用することはできないため、総画素数と有効画素数の数値に違いが出てきます。

基本的にメーカーサイト等で表記されている画素数は、有効画素数を示していることがほとんどです。

同じセンサーサイズ 、画素数のカメラであってもまったく同じ画質にはなりません。

実は一口にイメージセンサーといっても独自開発しているメーカーもあり、使われている技術が各社で異なるため、結果的に画質にも影響が出てきます。

たとえばSONYの裏面照射型CMOSセンサーは、イメージセンサーの受光面側に張り巡らされている配線を裏表反対にして、光の侵入を防ぐ配線層を取り除きました。そのため、従来の技術を用いて作ったイメージセンサーに比べて、より高画質な写真を実現しています。

とことんこだわって選びたい方であれば、同じセンサーサイズであってもメーカーごとの違いにも注目する必要があります。

画素数が重要になるのは撮った写真を印刷する時です。特に拡大印刷等を考えている方は非常に重要となります。そのため、画質が重要か、印刷のクオリティが重要かご自身の目的に合わせてカメラを選ぶのが大切です。合わせて予算や性能のバランスを考慮して選ぶようにしましょう。

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