一般的に、焦点距離70mmから200mmの間で移動させられるレンズを望遠レンズと呼びます。広角レンズに対して焦点距離が遠いため、画角が狭くなり、画面内に収められる対象物が広角レンズに比べて少なくなります。
一見するとデメリットのようにも見えますが、無駄な情報が入ってこないため、自然とすっきりとした印象を作品に与えられるのが特徴です。かつ対象に寄らずとも大きく写せるため、スポーツや動物など躍動感のある瞬間を切り取るのに適しています。
また、望遠レンズはピントの合う範囲が狭いため、撮影が難しい反面ボケを利用して対象を際立たせる撮影にも向いています。
撮影画角は、イメージセンサ-に写る範囲を角度で表したものです。画角が広くなると映る範囲が広くなります。逆に画角が狭いと映る範囲が狭くなり、焦点距離を変えると撮影画角も比例して変わってきます。
画角の変えられるズームレンズや、画角が固定されている単焦点レンズの違い・広角レンズ・望遠レンズの特徴まで説明します。
【目次】