スマートフォン対応防犯カメラおすすめ10選｜外出先からスマホで見る方法も解説

近年、防犯カメラの価格が下がってきたこともあり、個人宅で防犯カメラを導入する方が増えています。自身が自宅外にいる時に家の中の様子が気になるという方は少なくないはずです。子供やペットの心配はもちろん、防犯面でも気になりますよね。

防犯カメラはただ設置すればいいというものではありません。映像の監視があって初めて防犯カメラとして機能します。では、自宅の防犯カメラは誰がどうやって監視すればいいのでしょうか。自分が家にいる間は自分で見ればいいですが、それではもはや防犯カメラの意味がありませんね。

警備員を雇うという手もありますが現実的ではありません。そこでおすすめしたいのがスマホと連動して外出先からでも映像を確認することができる防犯カメラです。この記事で詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

スマホ対応防犯カメラは、設置が簡単で手間がかかりません。画像はWi-Fiでスマホに送られますので、配線が非常に少ないのも特徴です。また室内・屋外用の2種類で製造開発されていて、設置したい場所に合わせて商品を選べます。

スマホ対応防犯カメラの画像はいつでもどこでもスマホで確認でき、カメラの操作も外出先からスマホで可能です。侵入者を検知するとアラーム通知するうえ、カメラを通じて画面に映る相手と会話できる商品もあります。

防犯カメラの映像をスマホで見られれば、モニターの設置数が減らせるため、その分モニターにかかる費用が削減できます。個人宅であればモニター費用のほか、モニターを設置する場所も必要なくなる点がメリットです。

スマホ対応防犯カメラとスマホと連動させるのに、専用アプリを必要とする商品が多いものです。専用アプリがOSのバージョンに対応しているか、必ず確認してください。

専用アプリの中には、最新のOSに動作対応していないものもあります。このようなアプリはOSをアップデートしてしまうと、スマホで確認できなくなります。特に格安メーカーやソフト面に力を入れていないメーカーの専用アプリには良くあります。

スマホ対応防犯カメラは、ネットワーク上のセキュリティにも気を配らなければなりません。この点は、パソコン等他の機器と同じです。防犯カメラを設置してすぐウイルス感染したという報告も実際に集まっています。

不正アクセスしやすい接続方法だったり、脆弱性を改善しないメーカーの商品は危険です。特に中国メーカーのノーブランド品には、セキュリティ上安全と言えない商品が多く見られます。

セキュリティが甘く、万が一録画した映像が外部へ漏れてしまった場合、慰謝料を請求される恐れもありますので、セキュリティ面についても配慮するのがおすすめです。

近隣トラブルを避けるため、防犯カメラを設置する場合もあります。録画しておけば何かあった時でも、証拠として提出したり、事実確認を取ったりできるからです。しかし、近隣の方からすると撮影されていると過敏に反応されるケースもあります。プライバシーの観点からも「防犯目的でカメラを設置する」との旨をご近所に説明しておくと、後々トラブルに発展しにくいです。

セキュリティ面で最も安心なのは、プロバイダから固定IPアドレスを取得する方法です。プロバイダによっては、月額料金だけで固定IPアドレスを1つ無料で利用できることもあります。もし有料であっても、月々の利用料は1000～2000円程度です。

しかし固定IPアドレスは頻繁にアドレスを変えるものではありません。そのため、不正アクセスが全くないとは言い切れません。

2つ目は、DDNSを利用する方法です。DDNSとは「ダイナミックドメインネームシステム」を略したもので、プロバイダやルーター機器製造メーカーが提供しています。有料・無料どちらもありますが、有料でも固定IPアドレスより安いのが特徴です。

DDSNはアドレスの変更に柔軟に対応するのがいいところです。近年、防犯カメラに利用されているシステムの第1位となっています。

P2Pは、低価格の防犯カメラに良く採用されています。設定も、カメラ本体に貼られているQRコード等をスマホで読み取るだけと簡単です。それゆえセキュリティ面で安全と言えませんので、おすすめできません。

P2Pは、コンピューターウイルスに感染しやすいものです。サーバーを介さないので、感染を広げやすいという問題もあります。

防犯カメラを買う前には、設置場所と設置方法を決めておくとスムーズに選べます。設置場所や設置方法によって必要な機能は変わりますので、それぞれ解説します。

コンセント給電式の防犯カメラの場合は、電源ケーブルがコンセントに届く場所に設置しなければなりません。屋外設置となるとケーブル配線の問題も生じますので、購入前によく考える必要がります。

屋外のケーブル配線は、工事業者にお願いすることになります。よって設置するだけでも結構な費用がかかります。また賃貸物件の場合は、配線工事そのものができないことがあります。

スマホ対応防犯カメラにも、乾電池やソーラーパネルで稼働する商品があります。屋外設置なら、ソーラーパネル搭載の商品がおすすめです。バッテリー残量の心配だけでなく、配線の問題からも解放されます。

電池式の商品は配線はLANケーブル1本だけの商品が多いものですが、中には完全ワイヤレスの商品もあります。充電池に対応するのもいいところです。また電池式を選ぶ場合は、動作時間もチェックしましょう。

スマホ対応防犯カメラは画質の良さで選ぶ方法もあります。画質のいい商品は、捉えた人物の顔や服装を鮮明に映し出します。万一の時、より信ぴょう性の高い証拠を取りたい人におすすめです。

しかし高画質の商品は情報量が多いので、スマホへの通信量が多くなります。録画しておきたい場合は、スマホの容量もたくさん必要になります。防犯カメラの画質は、スマホや回線への負担を一緒に考えながら選んでください。

スマホ対応防犯カメラは、PTZ（パンチルトズーム）機能を備えたものがおすすめです。「パン」はカメラの横方向の操作、「チルト」は縦方向の操作、「ズーム」はカメラの拡大・縮小機能を意味します。

上下左右にカメラを動かして監視できるので、死角が少なくなります。ズーム機能を備えていると、遠方の被写体も大きく撮影できます。高画質な画像を撮りたい人には、光学ズームの商品がおすすめです。

防犯カメラに録音機能があると安心です。音声情報だけでも貴重な証拠として使えるものですし、これに写真や動画がセットになると更に決定的なものになります。

スマホ対応防犯カメラは大抵、マイクとスピーカーを搭載しています。マイクを通してカメラに映る相手に呼びかけることも可能です。しかし録音する場合は別途、ネットワークビデオレコーダーの購入が必要なこと、賑やかな場所では肝心の音声を拾いにくいのが難点です。

屋外に設置する場合は、夜間撮影機能を備えた商品がおすすめです。近年は夜間でもカラー画像が撮れる商品がたくさん出回っています。一般の住宅で照明のない場所に設置する場合は、赤外線撮影ができる商品を選びましょう。

赤外線は人間の目には見えません。夜間に防犯カメラの照明が近所迷惑になるということがないのもメリットです。逆に周囲に住宅がない広い場所には、白色LEDを点灯させて撮影する商品がおすすめです。

防犯カメラを屋外に設置する場合は、防水機能が必須です。また防水機能を備える商品は、防塵機能（砂や埃の侵入を防ぐ機能）も備えています。防犯カメラは精密機械ですので、濡れたり埃が入ったりすると故障に繋がります。

カメラ本体だけでなく、ケーブルの防水機能も大切です。防水機能のないケーブルに水がかかると、漏電して大変危険です。コードの素材はもちろん、コンセントとの接続部分の防水機能についても良く確認してください。

防犯カメラはスマホ対応でも低価格で手に入るものです。防犯だけでなく、家族の見守りにも使えます。屋外・屋内どちらにも導入して、毎日を安心して暮らせる環境づくりをしましょう。