小型アクションカメラおすすめ10選｜最小の超小型カメラも【長時間撮影・防水など】

テレビ番組などで見られる、サイクリングや登山中のプレーヤー視点の映像は、まるで自分が体験しているような臨場感や迫力があります。これらの映像は、小型のアクションカメラで撮影されているのです。アクションカメラとは、体や乗り物などに装着してハンズフリーで撮影する小型のビデオカメラを指します。

小型のアクションカメラは身に着けられるので、ウェアラブルカメラとも呼ばれます。最近では、タイムワープ機能や早送り再生ができるなど最新の機能が備わっている製品もあるのです。

小さいのにさまざまな機能が備わっており、気軽に動画の撮影ができるため、撮影の幅が広がるのがメリットです。しかし、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いようです。本記事では、小型アクションカメラの特徴・選び方・最小の超小型カメラなどの解説をします。おすすめ商品10選もご紹介しますので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。

アクションカメラとは、アウトドアやスポーツのシーンを撮影する用途に特化した小型かつ高耐久のカメラです。普通のカメラでは手ブレしてしまい、綺麗に撮影できないような動きが多いシーンであってもきれいに残せるのが違いであると同時にメリットでもあります。

激しく動くシーンも滑らかに撮影できるため、普通のカメラと比べると臨場感あふれる動画が撮影できます。

小型アクションカメラの最大のメリットは、持ち運びやすさです。超小型タイプになるとわずか20gほどの製品もあり、ポケットに入れて持ち運びも可能。バッグやリュックに入れてもかさばらないので旅行にも持っていけます。

最近の製品は装着が簡単なものが多く、ガッチリしたチェストベルトやバンドの付いたヘルメットを身に付ける必要がないのも魅力です。クリップ一体型のタイプなら、帽子やリュックサックの背負い手にも取り付けができます。

サイズが小さいため、装着しても気にならず柔軟に動けます。スケートボード・ロードレース・サーフィンなど、動きの激しいスポーツにも使用可能。中にはスカイダイビングにも使用できる製品もあり、活躍の幅は広がっています。

小型アクションカメラは、ビデオカメラほどの性能の高さは望めないというデメリットがあります。ズーム機能が低く、特定の被写体を撮影するには不向きです。暗い場所では、画面が粗くなる・マイク性能が弱い・手ぶれ補正が弱い傾向にあるので、暗所の撮影にもおすすめできません。

妥協したくないポイントがあるならば、それぞれの弱点をカバーする機能が搭載されている製品を選びましょう。暗所機能がある機種や、外部マイクを内蔵した機種なども販売されています。

前述したように、最近では非常に小型のアクションカメラが販売されています。小型のアクションカメラの代表格「GoProHERO」のカメラは人差し指と親指で軽く摘めるほどのサイズです。中には、それよりも小さい20gほどの製品もあり、サイズ感は大きいキーホルダー程度のため、カメラ特有の大きさを感じません。

ただ、いくら小型と言っても小さすぎては衣服に付けづらく、手ぶれ補正などの機能も搭載されていません。使いたいシーンや、撮影したい映像のイメージを想定して、最適なサイズのカメラを選びましょう。

各メーカーによってアクションカメラの形状は異なりますが、一般的なのは横長・長方形のタイプで、デジカメをふた周りほど小さくした形状です。バッグやズボンのポケットに入れやすく、持ち運びにも便利です。このほかにもさまざまな形状のカメラが販売されています。

縦長の手持ちグリップ付きカメラ「ジンバル式」は、アクションカメラの弱点である手ぶれを解消し、滑らかな映像を撮影できます。また、パナソニックからはペンのような横長でヘッドマウントできる形状のカメラが販売されており、人の目線で撮影ができます。

アクションカメラとしては、GoPro（ゴープロ）以外にもさまざまなメーカーから販売されています。しかし、価格と性能は大きく関係し合うものであり、綺麗なものを撮影する以上、性能は妥協できない部分があると言えます。しかし、高ければ高いほどいいというものではありません。

AKASOでは4800万画素で4K60fpsの収録に対応したアクションカメラを最新機種として展開しました。ゴープロより安く、性能いいものが欲しい方におすすめです。

フレームレートとは1秒間に記録される静止画のコマ数で、fpsと表示されます。このfps数値が高いほど映像の動きは滑らかになり、スタンダードで30fps・60fpsあると、実際の動きと比べても遜色ない映像が撮影できます。

30fps未満の低い数値だと、ロボットのようなぎこちない動きの動画になるので注意してください。思い出として映像をきれいに残したいなら、ハイフレームレートがおすすめです。ディスプレイ搭載の小型タイプでも、最新のモデルなら60fpsの製品も販売されています。

ただし、フレームレートの数値が大きいほどデータ容量が大きくなり、アップロードや転送に時間がかかるデメリットがあります。

手ぶれは小型アクションカメラ最大の弱点ですが、小型のアクションカメラにも手ぶれ補正機能が搭載されている製品があります。中には、重さ20gの超小型アクションカメラでも手ぶれ補正付きのモデルがあり、スケートボードなどの激しい動きにも対応してくれます。

ただし、手ぶれ補正中は画質が劣化する製品も多いので注意が必要です。気になる方は、手ぶれ補正機能が最強の「GoProHERO」シリーズや、ソニー製のアクションカメラをおすすめします。

アウトドアで撮影する機会が多い小型アクションカメラには、防水・防塵機能搭載は必須です。多少の雨や、水飛沫がかかる環境でも故障のリスクが減少します。

ただし、標準装備された防水機能はさほど高いものではなく、スキューバダイビンクや水泳などで撮影する場合には使用できません。最近は40mまで潜水できる耐水性を備えたタイプもあるので、マリンスポーツで使用したい方は防水機能が高い製品を選んでください。

また、ハウジングケースと呼ばれる透明な密閉型ハードケースの使用もおすすめです。ハウジングケースを使用する場合は、手持ちのカメラの形状に対応しているか確認してください。

ディスプレイ搭載の小型アクションカメラなら、スマホのように直感的に操作できるので、わざわざボタンの配置を覚える必要がなく便利です。ただし、カメラを防水ケースに入れると当然ながらタッチパネルの操作はできません。

さらに、遠隔でリモコン操作できる製品もあります。あらかじめ、アプリでペアリングの設定しておけばリモコン操作が可能になります。なお、超小型のタイプにはタッチパネル機能はありません。

小型のアクションカメラは、Wi-Fi機能搭載モデルが便利です。撮影したデータをワイヤレスでスマホやパソコンに転送できるので、撮影後すぐSNSに投稿できるなどのメリットがあります。また、リアルタイムで遠隔監視ができる製品も販売されています。

設定方法は、Wi-Fiのスイッチをオンにしてパスワードを入力するだけと簡単です。Wi-Fiの他にBluetooth搭載モデルもありますが、転送速度が早く、大きいサイズの動画を送信可能なWi-Fi搭載モデルをおすすめします。

小型アクションカメラを車・バイク・自転車などの乗り物に付けて撮影をする際には「水平維持機能」搭載のモデルがおすすめです。この機能は、バイクのヘルメットや車体の傾きによってカメラの向きに変化があっても画角を水平に保ちます。画角の確認回数も減らせますし、映像も見やすいものになります。

自撮りを頻繁に行う方には前面モニター搭載のモデルを選ぶのがいいです。前面モニターがあれば撮影しながらすぐに画角の確認もできますし、写真を撮る際にも重宝します。モニターが2つついたデュアルスクリーンを採用しているモデルもあり、その場合は用途により使い分けができて便利です。

アクションカメラのバッテリーは、スタンダードなもので約1時間連続撮影が可能ですが、2時間〜10時間を超える容量の製品も販売されています。撮影シーンを想定して、最適なバッテリー容量を選んでください。

また、他メーカー製品と互換性のあるバッテリーが使えるカメラもあるので、買い替え時に便利です。自社メーカーのバッテリーしか使えないカメラもあるので、購入前に確認しましょう。

撮影するものによっては、長時間を要する場合があります。アクションカメラを購入する際は、連続撮影時間が長いタイプを選ぶのがおすすめです。最大5時間撮影が可能なタイプもあり、インタビューなどの撮影にも困りません。

画角とはアクションカメラが撮影した範囲の角度で、視野角とも言います。画角が広いと広範囲に、狭いと幅狭く撮影されます。小型のアクションカメラは画角が劣ると思われがちですが、一概にそうとは言えません。一般的には140°、画角の広いものだと200°まであります。

人間の両眼の視野は190°前後と言われており、その数値に近いほど実際に見たままの景色に迫る映像が撮影可能です。遠くまで広がる景色をワイドに撮影したい場合は、170°以上の広画角モデルを選ぶことをおすすめします。また、広画角モデルは自撮りや集合写真撮影にも便利です。

アクションカメラの解像度は、ハイビジョン(HD)/1270×720・フルハイビジョン(FHD)/1920×1080・4K/3840×2160の3つに分類されます。昨今の小型アクションカメラは、フルハイビジョンの4倍も鮮明な画像が撮影できる「4K」がスタンダードになりつつあります。

ただし、解像度が高いほど録画時間は短くなるので、長時間撮影する場合は画質を落とさなければなりません。また、4Kの動画を視聴するには4K対応ディスプレイが必要になるなどのデメリットもあります。ご自宅の視聴環境も視野に入れて検討してください。

アタッチメントによって撮りたい構図や、身につけやすさが違ってくるので、スポーツなど使用用途に合ったタイプを選びましょう。ここでは、小型なので装着しやすいアタッチメント類・身に付けやすいアタッチメントについて見ていきます。

ハンズフリー撮影をするための小型アタッチメントとして、ウォーキングやトレッキングなら首掛けするだけの「ネックストラップタイプ」がおすすめです。頑丈なバンドなので、ガッチリ固定できます。リュックサックのショルダーベルトに装着できるタイプもあり、角度調整も可能です。

カメラ本体がクリップ型になっている、超小型の製品もあります。洋服の胸ポケットやキャップに挟んで使えるので、気軽に日常などを撮影したい方に最適です。また、自転車で使用したい時は、ロードレースやサイクリング用のヘルメットやハンドルに装着できるタイプがあります。

GoProは、カリフォルニア州に本社を置くアクティブスポーツ用カメラ専門の企業です。その画質の美しさや機能の高さから「小型アクションカメラと言えばGoProHEROシリーズ」と評されることも多く、アマチュアからプロまで幅広く支持されています。

ケースなしで水深10mに耐える高い防水機能・ランニング中でも使用できる強力な手ぶれ補正機能・3つのマイクを搭載したHi-Fiオーディオ・速度を調整できるタイムワープ機能など、あらゆる機能においてトップクラスの性能を誇ります。

ソニー製アクションカメラの一番の特徴と言えば「強力な光学式手ぶれ補正」で、特に激しく動くシーンの撮影に最適です。ハンディカメラのような形状をしていますが、アタッチメントを装着すれば自転車でも使えます。

ソニーのアクションカメラは、画質のいい4Kタイプ・小型で使いやすいミニタイプの2種類が製造されており、どちらもWi-Fi機能が搭載されています。ただし、どちらもモニターがないので、撮影した映像を確認するにはpcなどにデータを転送する必要があります。

ドローンメーカーとして有名なDJIですが、そこで培われた技術を活かすべく2019年にアクションカメラ市場にも参入しました。DJIのアクションカメラは機能性に優れていて評価が高く、幅広い層に人気がありますが、価格は比較的高めです。

スタンダードな形状のアクションカメラは人気を得ましたが、新しく全面に液晶ディスプレイを搭載したモデルを発表するなど、独自の機能を搭載しているのが特徴。その中でも、手持ち撮影ができるジンバルカメラは最も売れ筋の商品です。

アクションカメラと呼ばれるカメラの中には、紹介してきたものよりはるかに小さいものもあります。ピンマイクサイズでマグネット式でつけられるものや、指に乗るサイズの小型カメラも存在するので検討してみてください。

なお、常に新しいモデルが出ているため、もし最小のものをお探しであれば、その都度調べて購入することをおすすめします。

小型アクションカメラをご紹介しましたが、いかがでしたか。アウトドアで動きの激しいスポーツやアクティビティを楽しんでいる方は、小型アクションカメラを取り入れて臨場感と迫力ある動画を撮影してみましょう。