安いSDカードおすすめ15選｜安いSDカードと高いSDカードの違い！どこで買う？

さまざまなデータの保存に欠かせないSDカード。使用機器ごとに用意する必要があるので、できるなら安いSDカードを購入したいですよね。一般的に安い店といえば、ドンキホーテや100均が挙げられます。しかし、実はAmazonなどのネットショッピングでも安いSDカードを購入できます。

「安いSDカードと高いSDカードの違いは何？」「安いSDカードはなぜ安い？」「激安のSDカードを使っても大丈夫？」などわからない点も多く、安いSDカードを買うべきか迷っている方もいるのでは。

そこで今回は、SDカードの後悔しない選び方・値段の違いの理由・おすすめ商品15選を紹介します。まとめ買いについても解説しているので、どこで買うのが安いか悩んでいる方・安くて使いやすいSDカードを探している方はぜひ参考にしてください。

まずは、安いSDカードと高いSDカードの違いについて説明します。一見同じように見えるSDカードですが、価格の差には理由があります。ここからは、SDカードの価格に差がある理由や、なぜ安いのかをまとめました。どこで買うのが安いのかも紹介しますのでぜひ参考にしてください。

SDカードの価格を左右するポイントは3つあります。

• 容量

容量が大きければ高く、少なければ安くなります。

• 転送速度

転送速度はデータの読み込みや書き込みに影響します。転送速度が速いほど価格も上がる傾向にあります。

• 販売しているメーカー

有名な大手メーカーであれば、信頼と実績を考えると価格も高くなります。しかし、その分性能や保証は安定します。

家電量販店より、Amazonやメモリーカード専門店の方が、SDカードを安く購入できるのをご存じですか。これは「並行輸入品」と呼ばれるものが圧倒的に多いためです。並行輸入品とは、海外の直営店や量販店からネットなどを通じて購入して販売しているものを指します。

日本での販売価格が固定されている「正規輸入品」に対して、「並行輸入品」には価格固定がありません。海外の相場によって安く仕入れ、格安で販売されている場合もあります。Amazonや楽天などのネットショップや秋葉原にフラッシュメモリーカード専門店があるので、少しでも安く買うにはそちらでの購入をおすすめします。

SDカードには「SDカード」「microSDカード」「miniSDカード」の3種類があります。SDカードは主にデジタルカメラ・ビデオカメラ・パソコン・プリンターなどに使われ、microSDカードは携帯電話・スマートフォン・音楽プレーヤー・Nintendo Switchや3DSなどのゲーム機にも使われます。

また、miniSDカードはmicroSDカードの普及で対応機器が少なくなり、2023年現在ではほとんど見られなくなりました。SDカードは用途によって購入すべき種類が異なりますが、基本的にサイズで見分けられます。

SDカードは容量によっても規格分けされ、その種類は「SDカード」から「SDHCカード」「SDXCカード」に拡張しています。近年ではさらに大容量化され「SDUCカード」も追加されました。ただし、SDカードは対応する機器によって使用できない場合があるので確認が必要です。

• SDカード・・・最大2GB
• SDHCカード・・・2GB～最大32GB
• SDXCカード・・・32GB～最大2TB
• SDUCカード・・・2TB～最大128TB

「スピードクラス」とは最低転送速度の値です。「スピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」の3種類に分かれます。数値が大きいほど高速な転送が可能になります。ただし、「スピードクラス」が適切でない場合、データが消失する恐れがあるので必ずチェックしましょう。

写真撮影にSDカードを使用する場合は、書き込み速度をチェックしましょう。撮影した写真はSDカードに保存されるので書き込み速度が遅いと、シャッターが切れなくなったり、連続撮影が途切れる事態になります。写真撮影には、最低でも最低10MB/秒が必要です。

また、高速連射する場合や高画素のカメラの場合は、書き込み速度の速いSDカードが必要になります。カメラの説明書には、必要な書き込み速度が記載されています。カメラに必要な書き込み速度を満たしたSDカードを購入しましょう。

保存したデータのスムーズな読み込み・転送を行うには、読み込み速度をチェックしましょう。読み込み速度が遅いと、読み込みや転送にかなりの時間がかかり、ストレスも溜まります。SDカード表面の70MB/秒などの記載は、最大読み込み速度を表します。

データの読み込みや転送を素早く行いたいなら、読み込み速度の速いSDカードを選びましょう。推奨の読み込み速度が記載されている機器もあるので、使用する機器にあった対応のSDカードか確認が大切です。

UHS（ウルトラハイスピード）規格は、高速連射や大量のデータを扱う場合に適したSDカードの速度規格です。UHS規格は最高速度104MB/s対応の「UHS-I」、最高速度312MB/sに対応した「UHS-II」の2種類があります。

スピードクラス規格と比較して、圧倒的に速度が速いです。ただし、使用する機器がUHS規格に対応していないと、最大限に性能を発揮できません。使用機器がUHS規格に対応しているか確認してから購入しましょう。

スマホのデータ保存用にSDカードを選ぶなら、カードの大きさに気をつけましょう。microSDカードでないとスマホのスロットには挿入できません。アクションカメラやNintendo SwitchなどもmicroSDカードでないと使えないので、確認が必要です。

SDカードに保存したスマホアプリを使用する場合は、アプリケーションクラスに対応したＳＤカードを選びましょう。アプリケーションクラスは、スマホアプリの動作に十分な読み書き速度を満たしたことを示した規格です。

この規格に対応したSDカードなら、スマホアプリも快適に使用できます。アプリケーションクラスには、「A1」と速度がさらに速い「A2」の2つの規格があります。

ドラレコ用のSDカードを選ぶ場合は、耐水性・耐衝撃性などをチェックしましょう。ドライブレコーダーに使用する場合は、夏場は高温に耐え、長時間書き込みを行う必要があります。SDカードは、水・衝撃・ホコリ・静電気などで故障します。

対応環境として耐水性・耐衝撃性などが記載されたSDカードなら、耐久性が高いので壊れにくいです。ドラレコ対応として販売されているSDカードなら、ドラレコ用としても安心して使用できます。

アウトドアで使用する際には、耐久性の高いものや、防塵・防水仕様のSDカードがおすすめです。海・山登り・キャンプなどは、水に濡れたりホコリが舞う場面が多いですよね。

アウトドアな方は、機器の故障を防ぐためにも、防塵・防水モデルの商品を選びましょう。落下や踏みつけした際にも壊れにくい耐衝撃性能を持ち合わせたSDカードもあるので、アウトドアが好きな方はぜひチェックしてください。

1,000円以下の激安SDカードを買うときは、スペックや口コミをよく確認しておきましょう。1,000円以下の安いSDカードは容量が小さいものが多く、最低保証速度や耐久性が劣っている場合もあります。また、2,000円以下でSDカードを選ぶのであれば、比較的容量の多い128GBの容量が狙い目です。

サンディスクは、フラッシュメモリーで世界トップシェアを誇るメーカーです。愛用するプロが多く、高性能なSDカードを販売しています。正規ルートで購入した製品は無期限の保証が付くものも多く、価格の安さよりも信頼できるSDカードを選びたい方におすすめです。

ただし、ラインナップが豊富なので安いSDカードもあり、目当てのスペックの商品を見つけやすいのもメリットです。

KIOXIAは国産メーカーで、高品質なSDカードを販売をしています。新興メーカーですが、メモリ株式会社が2019年に商号変更した会社なので信頼性は高いです。温度・Ｘ線・静電気などの耐久性が高いのが特徴で、防水性や耐衝撃性に優れた商品も高耐久SDカードも販売しています。国産で品質に優れたSDカードが欲しい方におすすめのメーカーです。

ソニーは、自社製品と相性のいいSDカードを販売しています。SDカードは、自社の機器との互換性をテストしながら開発されています。ソニーはハンディカムや一眼レフなどカメラを多く開発しており、カメラ向けのSDカードが多いのも特徴です。ソニー製の機器を使っている方はもちろん、カメラ用のSDカードが欲しい場合も要チェックのメーカーです。

SAMSUNGは世界最大級の家電メーカーで、SDカードでも世界トップクラスのシェアを誇ります。SDカードは高品質ですが、安い価格で購入できます。価格が安定しているのも特徴で、ほかのメーカーは価格が高騰しても、SAMSUNGのSDカードは低価格で購入できる場合が多いです。高品質で安定した低価格で購入できるSDカードが欲しい方におすすめです。

Transcend（トランセンド）は、台湾に本社を持つ大手の半導体メモリ製造メーカーです。安さを追求したメーカーなので、コスパのいいSDカードが欲しい方におすすめです。品質的にも問題ありませんが、SanDiskなどと比べるとトラブルが多いと言われています。しかし、無期限保証の付いた製品も多いため、不具合があったSDカードは無償で交換できます。

ProGradeは、プロ向けのハイスペックなSDカードがリーズナブルな価格で販売するメーカーです。2017年創業ですが、サンディスクやレキサーなどの大手記録メディアメーカーで働いてきたプロ集団によって設立されました。

製造時に全島検査を受けたSDカードを出荷しており、品質はかなり高いです。海外メーカーですが、購入場所に関係なく同じ保証が受けられる世界共通保証を導入しています。

容量・規格・スピードクラスはカード表面のラベルに記載されているので、ラベルを見れば確認できます。容量はmicroSD・microSDHC・microSDXCの3種類があり、右へいくほど容量が大きいです。

規格にはSDスピードクラス・UHSスピードクラス・ビデオスピードクラスがあります。SDスピードクラスは「C」、UHSスピードクラスは「U」、ビデオスピードクラスは「V」で表示され、それぞれ中に書かれた数字が大きいほどクラスが高くなります。

Amazonでは安くSDカードを購入できる一方でデメリットもあります。1つ目は正規輸入品ではないため、メーカーの修理や保証が受けられない点です。しかし、独自の保証やアフターケアを提供している出品者もいるため、購入前に確認をおすすめします。

2つ目は容量偽装やパッケージ偽装など、偽物が紛れ込んでいる可能性がある点です。実際に被害に遭われた方もいます。購入前に信頼できる出品者であるかどうかを見極めましょう。また、Amazonではこういった場合の返品・交換・返金手続きを行っています。ただし、原則として商品到着後30日以内である点を覚えておいてください。

コンビニでもSDカードを購入可能です。ただし、取り扱う種類は2～3種類と少なく、価格もネットショップに比べると高価な傾向にあります。

価格は安いもので1,000円程度、高いもので3,000円程度です。容量は、最小4GB～最大32GBまで販売している場合もありますが、店舗によって取り扱いが異なるのできちんと確認しましょう。

まとめ買いをすると大幅に値引きされ、激安価格になる店舗もあります。SDカードをよく使用する方におすすめできるだけでなく、故障してしまった時にも予備のSDカードを持っていると安心ですよね。

ひとつずつ購入するよりも格段に安くなり、またネットで注文が可能な店舗もあるので、ぜひまとめ買いも検討してください。

SDカードは、商品によって耐久性は違うものの、すべてに必ず寿命があります。SDカードには、使用されているチップの素材ごとに「書き換え寿命」という書き換え回数の上限があります。

産業用のSLCチップなら5万回、MLCチップなら3,000回、TLCチップなら1,000回が目安です。覚えておきましょう。

今回は安いSDカードを購入するうえでのメリットとデメリットなどを説明しました。SDカードは種類も多く、購入に迷われる方も多いです。ぜひ、こちらの記事を参考にご自分にピッタリなSDカードを購入してください。