【2024年最新】大容量のSDカードおすすめ2選｜メリット・デメリットは？

データを保存しようとしたら、SDカードの容量が足りず保存できなかった経験はありませんか？新しく買い足そうと調べてみると、SDカードにもさまざまな種類があり、金額の高さや難しい性能の説明に尻込みしてしまう方も多いはずです。

また、SDカードの種類や性能を把握せずに購入すると、用途にあわず使いにくく感じてしまう場合があります。使いにくいとストレスになったり、結局使わず無駄になったりする可能性も。せっかく大容量のSDカードを購入するのであれば、長く快適に使いたいものです。

そこで、この記事では、最大容量SDメモリーカードのメリット・デメリットや、選ぶコツ、注意点などを解説します。記事の最後には、偽物を見分けるポイントも紹介します。選び方を知って、自分にぴったりのおすすめのSDカードを購入しましょう。

SDカードとは、データ保存に使用します。その使い道は、パソコン・スマホ・カメラ・Nintendo Switchなどのゲーム機・ドライブレコーダー・ドローン・ICレコーダーと多岐にわたります。

写真や動画などのデータを本体に保存しきれない場合に使う外付けの容量として、あるいは大量のデータを持ち歩く際の保存機器や、大切なデータのバックアップを入れておくカードとして、さまざまな場面で役立ちます。特にスマホはすぐに容量が埋まりやすいため、SDカードはデータ保存のために欠かせないアイテムです。

• パソコン
• スマホ
• カメラ
• Nintendo Switchなどのゲーム機
• ドライブレコーダー
• ドローン
• ICレコーダー

SDカードは、サイズによってSDカードとmicroSDカードに分けられます。

大きさ・厚み・用途などが異なるので注意が必要です。さらにそれぞれ、容量によって3つに分けられます。

保存できる容量が多いほど価格も高くなるため、適切な容量のカードを選んでください。目安は以下のとおりで、スマホで使う場合は、64GB程度（SDXCカード）を使用すれば問題ありません。

• ICレコーダー……16GB以上
• ドライブレコーダー……32GB以上
• ドローン、デジタルカメラ、スマホ……64GB以上
• 一眼レフ、4K動画の撮影……128GB以上

大容量SDメモリーカードのメリットは以下のとおりです。

• コスパがいい
• 携帯に便利
• 耐熱性が高い

写真を保存する場合、無料のGoogleフォトを使うのも手ですが、無料で利用できるのは15GBまでです。128GB以上の写真を保存する場合、月額では数百円ですが年間では数千円かかります。長期間保存する場合は、SDメモリーカードの方がお得です。

また、SDメモリーカードはコンパクトサイズなので、データの持ち運びが楽です。防犯カメラで撮影した映像を、パソコンで再生したいときも楽に持ち運べます。さらに、耐熱性も高いので、街頭カメラやドライブレコーダーにもうってつけです。

大容量のSDカードのデメリットは以下のとおりです。

• 長期保存に向いていない
• データが多くなれば移行にかかる時間が長くなる
• データが壊れた時の損失が大きい

SDカードは長期間のデータ保存に向いていません。5年以上が経過すると、データが消失したりデータ化けが起きたりする可能性があります。

さらに多くのデータを1つのカードに保存する場合は、破損・紛失時にこうむるダメージが大きくなります。大容量のSDカードの場合、長期保存、あるいは大量のデータ保存をしてしまいがちになるため注意が必要です。

SDカードは、容量が大きいほど高価になります。512GBからは1万円を超えるものが増え、1TBは平均価格が2万7千円超です。最大容量の2TBはまだ流通が少なく、10万円を超える製品が多いです。

「たくさんデータが入るから大容量のカードにしよう」と思うと、対応していないカードを多くの出費をして購入する可能性もあります。損をしないためにも、機種に対応したSDカードを選びましょう。

SDカードには転送速度が設定されています。転送速度は「読み出し速度」「書き込み速度」に分けられ、快適な撮影・データ移行のための目安です。読み出し速度とは、データの移行スピードを表します。この数値が高いほどパソコンなどへのデータ移行が早く、スピーディに作業ができます。

書き込み速度は、連続撮影をするときに重要な性能です。子どもやペットどの動画撮影や連写撮影をする際は、書き込み速度の速いものを選びましょう。

SDカードには以下のスピードクラスがあり、動画撮影のスペックとして表示されています。

スピードクラスとUHSスピードクラスは書き込み速度を保証するクラス、ビデオスピードクラスは4Kや8Kなどの映像記録の要求に応えるクラスです。それぞれ数字が大きいほど、スムーズな書き込みや映像記録の質が保証されます。

SDカードは薄く小さく繊細な機器なので、データを守るための耐久性はきちんとチェックしておきたいポイントです。耐久性には以下のような項目があります。

• 防水
• 帯電防止
• 耐衝撃性
• 耐X線
• ヒューズ搭載

寒暖差がある場合は「耐温度つき」、空港の手荷物検査を受ける可能性があるときは「耐X線つき」など普段の持ち運びに適した機能があるか確認しましょう。

SeeQVaultとは、デジタル放送の番組をハイビジョン画質のまま保存し、別の機器で再生ができるようにする機能です。録画した番組をさまざまな機器で楽しむために必要な、コンテンツ保護技術（著作権保護技術）を指します。

SeeQVaultに対応したSDカードであれば、別のテレビやレコーダーに差し替えても本機で録画した番組を楽しめます。

メーカーにより、3年/5年の長期保証、無期限保証、破損・水ぬれ・火災保証プランなどそれぞれの保証がついている場合があります。

製品の調子が悪い場合やうまく読み書きができない場合など、修理に出せば新しくSDカードを購入せずに済みます。万が一を考え、きちんと修理してくれる保証があるものを選ぶと安心です。

サンディスク（SanDisk）は、1988年にアメリカで誕生したメーカーです。製品にはウルトラプラスシリーズ、エクストリームシリーズなどがあります。製品の多くに無期限保証、短くても5年の保証がついているため安心して購入できます。

各種耐久性も完備、エクストリームシリーズは最大書き込み速度70MB/sなど性能に優れています。プロの愛用者も多いメーカーです。

キオクシア（Kioxia）は、もともと「東芝メモリ(東芝の会社)」で2017年に設立され、2019年に社名変更したメーカーです。以前からの主力シリーズEXCERIAを製造販売しています。国内メーカーならではの品質の高さが特徴です。

耐久性も抜群で、標準的な耐久性能（耐温度、防水、耐衝撃、耐静電気）に加えヒューズ搭載でSDカードの発火を防ぐ機能もあります。

トランセンド(Transcend)は、1988年に台湾で設立されたメーカーです。お手頃な価格ながら一般ユーザーにとっては十分のスペックのSDカードが手に入ります。トランセンドは、製品サポートのためのソフトウェア「RecoveRx」の存在があるのが特徴です。

デバイスから消去してしまったデータも、この無料ソフトで簡単に復元できる可能性があり、万が一のときも安心です。

SONY（ソニー）は、言わずとしれた1997年設立の国内メーカーです。少々高めの価格設定ではあるものの、その信頼性・頑丈性は抜きん出ています。特にTOUGHシリーズは他のSDカードと製法を変え、ケースとメモリが一体化した頑丈な製品です。

耐久性・防水性にも優れ、書き込み速度299MB/ｓ、読み出し速度300MB/ｓを実現しています。懐に余裕があればぜひとも選びたいカードです。

信頼性とコスパのよさを求める方には、国産メーカーでありながら手頃な価格を実現しているTOSHIBA（東芝）がおすすめです。ここ最近のカメラは通信機能を搭載したモデルが主流ですが、東芝の「FlashAir」は、通信機能非搭載のカメラでもWi-Fi接続で写真転送できます。

読み込みが早くドライブレコーダー向きとされる「Class10」も東芝であれば手が届きやすい価格で購入できるのも嬉しいポイントです。

SAMSUNG（サムスン）は、韓国のメーカーですが、SDカード以外にも幅広い商品を展開しているので日本でもおなじみです。SDカードはmicroSDカードのみとなりますが、変換アダプターを使えば、SDカードとして使用できます。

アウトドアやスポーツなど、アクティブなシーンの撮影に最適なアクションカムの中には、サムスンのSDカードを推奨しているものもあるので、動画撮影や動画配信したい方にもおすすめです。

買ったSDカードが偽物だったら…がっかりしてしまいますよね。偽物をつかまされないためにも見分け方を覚えておきましょう。偽物の見分け方は3つあります。

• 価格が安すぎる
• パッケージ、フォント、ロゴがおかしい
• 速度が遅すぎてNintendo Switchで使えない

大容量SDカードは値段が張り、128GBでも3000円程度、512GBになれば1万円を超すものも多いです。したがって、512GBを3,000円で、といった場合などは偽物の可能性が高いと考えられます。

また、購入後に「大容量SDカードなのにすぐ容量がいっぱいになった。これって偽物？」と疑問に思った場合には、フリーソフトの「H2testw」で容量偽装がないか確認できます。

SDカードにはデータを書き込む上限が決まっています。上限に達しているのを知らずにデータの書き込みを繰り返していると破損しやすいです。また、書き込み上限とは別で経年劣化による破損も起こります。長年SDカードを使用している方は新品に買い替えるのも考慮しましょう。

大容量SDカードがあれば、長時間の撮影も安心でき、大量のデータも余裕をもって保存や持ち運び、共有ができるようになります。長期保存には向かないといった注意点もありますが、適切に使用・保管していれば非常に頼もしいアイテムなので、ぜひ適切に活用しましょう。