【徹底解説】マイクロSDの使い方｜パソコンのデータ移行に【スマホでの使い道も】

情報や画像・音楽など大事なデータを一時的に保存できるmicroSDカード。うまく活用すれば本体内部のストレージ容量を確保できるので、ゲームやカメラなどを快適に使用することができます。

ただし、機器によってはmicroSDカードがすでに挿入されているため、挿入位置がわからなかったり使い方がわからなかったりする方は多いですよね。。そこで今回は、microSDカードの使い方を分かりやすく解説します。

スマホやパソコンはもちろんのこと、ゲーム機で人気の高いNintendo Switchのまで詳しく解説しています。一度使い方を覚えれば難しいものではないので、本記事を参考にmicroSDカードの使い方を習得しましょう。

それでは、早速マイクロSDカードの使い方から紹介します。スマホやパソコンなど用途別に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

スマホは小型で普段触ることがないような場所にSDカード挿入口があるため、マイクロSDカードの挿入箇所が分からない人も多いです。また、マイクロSDカードの挿入箇所は機種によって異なります。

SIMカードとマイクロSDカードが共用タイプやマイクロSDカードのカバーを外して挿入するタイプもあります。基本的にスマホを購入した際に付属するマニュアルに記載されているので、マイクロSDカードの挿入位置が分からないときは確認しましょう。

SDカードの挿入位置が確認できたら、正しい向きで本体に挿入します。保存したいデータ先の設定画面に移行して「保存先」を指定すれば完了です。

パソコンに保存された画像や音楽などのデータはマイクロSDカードに移動できます。移動させる方法は、まずSDメモリーカードのアダプタにマイクロSDカードを挿入します。

次に、マイクロSDカードを挿入したアダプタをパソコンのUSBスロットに挿入します。挿入するとパソコンのタスクバーにアイコンが現れ、クリックすると「リムーバブルディスク」が表示されます。

「リムーバブルディスク」を選択するとフォルダが開き、保存したいデータをドラッグ＆ドロップで移行できます。慣れないうちは少し時間がかかるかもしれませんが、順番に操作を進めれば簡単にデータを移行できるようになります。

Nintendo Switchの本体裏にマイクロSDカードのスロットがあるので、カチッと音がするまで差し込みます。このとき、マイクロSDカードの裏表を間違えないように注意しましょう。

マイクロSDカードに挿入したら、本体の電源を入れます。再起動したら指示に従ってデータを移行しましょう。必要なデータが移行できたら本体の電源をオフにします。もう一度奥まで押し込んでからマイクロSDカードを抜きましょう。

ここからはスマホのデータをマイクロSDカードに移行する方法を解説します。間違った方法で移行するとデータを消失することもあるので、正しい方法でデータ移行を行いましょう。

マイクロSDカードを何度も使用している場合、まずは初期化をするのがおすすめです。異なる端末で使用されている場合マイクロSDカードを認識しない場合があるためです。

新しく購入したマイクロSDカードは初期化処理が完了していますが、使用したものを使うときは初期化しておくのが望ましいです。少し手間はかかりますが必ず事前に行っておきましょう。

マイクロSDカードが初期化できたらデータを移行しましょう。ただし、データの移行方法は機種や端末によって異なるので注意してください。

ファイルマネージャーとはスマホに保存された画像や音楽を整理するアプリです。機種によってファイルマネージャーは異なりますが、搭載されたそれぞれのアプリを開きましょう。

マイクロSDカードに移行したいデータの保存先まで進み、選択してデータを移行します。また、マイクロSDカードに移行すると本体の内部ストレージにデータは残りません。

端末の設定画面からマイクロSDカードにデータを移行することもできます。まずは、設定画面から「ストレージ」「SDカードへデータ転送」の順番でタップします。

マイクロSDカードに転送したいデータにチェックを入れて「転送」ボタンをクリックしてください。転送完了の表示が出たらデータの移行は完了です。ただし、スマホの機種によってはこの機能が搭載されていない場合もあるので注意しましょう。

ここからはマイクロSDカードを使うときの注意点を紹介します。使い方を間違えると故障やデータ消失の可能性もあるので注意してください。

マイクロSDカードを本体に挿入したり取り出したりするときは、必ず電源を切りましょう。電源を入れたままマイクロSDカードを着脱すると、保存したデータが消失してしまう可能性があります。

また、場合によってはマイクロSDカードの故障に繋がることもあるので、電源のオンオフはきちんと行いましょう。さらに、マイクロSDカードには裏表があります。間違った向きで挿入するとマイクロSDカードが破損する恐れがあるので十分に注意しましょう。

マイクロSDカードによっては移行できないデータもあります。たとえば、日常的に使われるLINEのメッセージはマイクロSDには移行できません。

メッセージのやり取りを頻繁に行うとデータが重くなり、起動するまでに時間がかかることもあります。快適にLINEを使うにはメッセージを削除するのが1番ですが、中には削除したくないトークデータもありますよね。そのような場合は、LINEアプリに搭載されている「トークのバックアップ機能」の使用がおすすめです。

マイクロSDカードには寿命があるのをご存知でしょうか。使用頻度や種類によって異なりますが、一般的にマイクロSDカードの耐久年数は2～3年程といわれています。

ただし、書き込みや削除を頻繁に行う場合は一般的な耐久年数よりも早く劣化します。また、頻繁に使用しない人でも4年程が耐久期間です。マイクロSDカードは永遠に使える製品ではないのを理解しておきましょう。

古い機器では最新のmicroSDXCメモリーカードが対応していないモデルがあります。この場合は、機器やマイクロSDカードが故障しているわけではありません。対応するmicroSDHCメモリーカードやmicroSDメモリーカードに変えれば不具合は解消されます。

対応するマイクロSDカードの種類が分からないときは、機器のマニュアルを確認しましょう。対応するマイクロSDカードの種類が記載されています。

マイクロSDカードは接触部分が剥き出しになっているため、保存状態が悪いと正常に認識しないことがあります。接触不良を回避したいなら、専用ケースに入れて保管するのがおすすめです。

ただし、マイクロSDカードではなく読み取りを行うカードリーダーが接触不良を起こしている場合もあります。この場合はマイクロSDカードを変えても不具合は解消されないので、どちらに問題があるのかは試してみないとわからない場合も多いです。

先述した通り、マイクロSDカードには寿命があります。寿命を大幅に過ぎたマイクロSDカードを使い続けると、機能が劣化して認識しないことがあります。

数回試すことで認識することもありますが、寿命を過ぎた状態で使い続けるとデータ破損や消失に繋がってしまうことも。早急に新しいマイクロSDカードに買い替えを検討しましょう。

マイクロSDカードが認識されないとき、焦ってどう対処すればいいか分からない人も多いですよね。そこで、ここからはマイクロSDカードが認識しないときの対処法を紹介します。故障や破損でない場合も多いので、マイクロSDカードを認識しないときはぜひ試してください。

マイクロSDカードには複数の種類に分類されます。認識をしない不具合が起こるのは、使用しているマイクロSDカードが機器に対応していない可能性があります。

そのため、まずは機器に対応しているマイクロSDカードを調べましょう。対応しているマイクロSDカードを使用することで、認識しない不具合はすぐに改善されます。

マイクロSDカードが認識しない場合、機器やカードリーダーに不具合が発生している可能性もあります。不具合が疑われる場合は、別の機器に挿入してマイクロSDカードが認識されるか確認しましょう。

もし認識しない場合は、マイクロSDカードに何らかの不具合が起きていると考えられます。ただし、他の機器で認識する場合は機器やカードリーダーの故障・破損の可能性が高いです。

実は、マイクロSDカードには裏表があるのをご存知でしょうか。裏表を間違って挿入すると、マイクロSDカードは正常に認識されません。マイクロSDカードのスロットで裏表を確認してもう1度差し込んでみましょう。

意外と裏表を逆に挿入しているケースは多いので、「そんなミスしているわけがない」とスルーせずに1度マイクロSDカードの裏表を確認してください。

裏表を確認して差し込んだり他の機器で認識したりなど、マイクロSDカードに問題がない場合は使用している機器に不具合が起こっている可能性があります。

この場合、機器を再起動してください。再起動することで機器の内部にある動作メモリも正常化されるので、マイクロSDカードを認識できる可能性があります。

マイクロSDカードの使い方は決して難しくありません。ただし、裏表を間違えて差し込んだり間違った方法で保管したりすると正常に認識されないこともあります。しかし、正しく使用すればマイクロSDカードは一般的な寿命より長く使えます。正しい使い方でマイクロSDカードを活用しましょう。