ビデオカメラの使い方を解説！初心者でもわかりやすい操作方法

子供の運動会や結婚式など、大事な場面を形に残したいと動画撮影する人は多いですよね。しかし、スマホやデジカメの動画でズーム機能を使用したら画質が荒れたり、手ブレが原因できれいに撮影できなかったりした経験はありませんか。ビデオカメラなら、そのような事態を防げます。

カメラ初心者の中にはビデオの基本的な操作方法がわからないという方も多いと思います。そこで、この記事では、ビデオカメラを使用したことのない初心者の方でも操作方法が分かるように、使い方を詳しく解説していきます。

ビデオカメラを使う上で準備しておくべきものなど、基本的な情報のほか、記事の後半ではビデオの上手な撮り方も紹介しています。ぜひ最後までご覧になり、ビデオ撮影の腕をランクアップさせて、きれいな動画で思い出を残しましょう。

動画撮影をする時、わざわざ専用のビデオカメラを使う方は少ないですよね。しかし、一生に1度の大事な場面を美しい映像で残したいのなら、ビデオカメラがおすすめです。

ビデオカメラの主なメリットには、以下のようなものがあります。

• すぐれた手ブレ補正で、ブレの少ない映像が撮れる
• 高倍率の光学ズームで、遠くの被写体が撮れる
• 内蔵バッテリー容量が大きく、連続撮影時間が長い
• 内蔵メモリー搭載で、本体でも録画できる
• 持ちやすい形状で、長時間撮影でも疲れにくい
  
  

子どもの運動会で、ビデオカメラなら保護者席から離れていても子どもの姿をブレずに大きく録画できます。連続撮影時間が長く、長時間撮影でも疲れにくいため、運動会や発表会にビデオカメラでの撮影はぴったりです。また、セミナーや会議にも、ビデオカメラでの動画記録は役立ちます。

長時間撮影をする時は、断然デジカメよりもビデオカメラでの撮影がおすすめです。一眼デジカメで動画を撮影する場合三脚が必要になりますが、ビデオカメラなら必要ないため楽に撮影ができます。

また、バッテリーがデジカメよりも長持ちするため、残量を気にせず動画撮影に集中できます。内蔵マイクの質も高いため、よりクオリティの高い動画を撮るならビデオカメラがおすすめです。

バッテリーはビデオカメラを使用する上で最も大切なものになります。購入したばかりだと、バッテリーが充電されていないことがあるため注意です。使用する前日は、必ず充電を満タンにしておきましょう。また、当日使い過ぎて充電が切れてしまうことも想定できますよね。バッテリー切れで撮影できなかったという失敗を防ぐため、予備のバッテリーは必ず持っておきましょう。

撮影した動画や静止画はカメラ本体にも保存できます。しかし、動画のデータサイズは基本的に重いので、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。必ず、SDカードを用意しましょう。SDカードなら、それぞれの用途に適した容量のカードを選ぶことができます。容量がいっぱいになっても新しいSDカードを用意すれば、すぐにデータの保存ができて便利です。

ビデオカメラはものによって、サイズがさまざまです。また、ビデオカメラがコンパクトだからとカバンの中に直接入れるのは止めましょう。この行為は、傷の原因になるからです。せっかく購入したのなら、綺麗に使いたいですよね。必ず、持ち運び用ケースの中に入れて運ぶようにしましょう。

レンズフィルターや液晶保護フィルムは、ビデオカメラを長く愛用したいのなら必須です。レンズや液晶の傷はカメラにとって致命傷になる場合があります。レンズ交換式のカメラもありますが、最悪買い換えなければいけないことも。意外と見落としがちですので注意しましょう。また、購入する時はレンズフィルターなら「フィルター径」、液晶保護フィルムなら「液晶モニターサイズ」の確認を忘れずしましょう。

ビデオカメラで撮影をしたいのなら、バッテリーを取り付けなければ始まりません。言い方を変えれば、バッテリーを装着するだけで撮影の準備はこれで終了するのです。ただし、せっかくのバッテリーも充電切れでは意味がありません。必ず充電をし忘れないようにしましょう。

それでは撮影開始です。しかし、撮影を始める前にいくつか設定する必要がありますので、以下をご確認ください。

撮りたい場面は、その時によって違いますよね。撮影したい場面に合わせて、画質や画像サイズを変更するのがクオリティの高い動画を撮るコツです。変えなければピントが合わなかったり、画質が荒くなったりしてしまいます。

運動会などの激しい動きのものを撮りたい場合には、高画質モードでの撮影をしましょう。また、演奏会など最初から長時間の撮影だとわかっている場合には、画質よりも撮影時間を優先した設定にしましょう。

画像サイズや画質の比率は撮影と編集の時で同じになるようにしましょう。画質の比率が違うと編集時に修正に時間がかかる上、映像が伸びたり縮んでしまい余白ができてしまうことがあります。そういったことを防ぐためにも、あらかじめ適切な比率を決めておきましょう。

実際に録画をしたら、必ず1度撮影した動画がきちんと撮れているか確認してみましょう。初めての場合は録画に失敗している可能性があるからです。もし失敗しても、繰り返し撮影していくことでコツを掴めます。少しずつ慣れていきましょう。

手持ちで撮影するとき、ブレずに安定した映像を撮るには、基本姿勢が重要です。基本姿勢の取り方は、以下の通りです。

• 肩幅程度に足を広げる
• 肘と脇をしっかり締める

低い位置にある被写体の撮影では、腰の高さにカメラを構え、液晶を見ながら撮影すると安定します。また、子どもやペットなど動きのあるものを撮るときは、被写体の視線の高さに合わせてしゃがむなどしながら撮るのがおすすめです。

使用するビデオカメラに手ブレの補正機能が搭載されていたとしても、本体を手で持って撮影すると、全くブレずに撮影するのは難しいです。そこで便利なのが、三脚や一脚です。三脚や一脚を安定した場所に置いて撮影すれば、映像がブレたり揺れたりすることなく動画を撮ることができます。長時間の使用も疲れないので、とても便利です。

ズームした時に最も手ブレが起こりやすくなります。最近では、ズームしてもブレないように補正してくれる機能が搭載したモデルもあります。しかし、すべてにその機能が搭載されているわけではありません。ですから、ズーム機能は必要最低限の使用にとどめておきましょう。手ブレを防ぐことで画面酔いも減ります。

動いている被写体を撮るときのコツは、カメラだけを動かして被写体を追うのではなく、自分の体ごと動かして撮影することです。カメラを両手で構えて、上下左右に体全体を動かすことで、見やすい安定した映像を撮影できます。

ちょこちょこ動き続ける子どもや、不規則に走ったり飛び回ったりするペットを撮影する際は、あまり被写体に近づき過ぎると被写体がフレームアウトしてしまいます。そのため、やや離れたところから広めの構図で撮影するときれいに画面内に収まります。

録画する時、つい目で物を見るようにカメラを動かしてしまうという方が多いですよね。そのように撮った映像を見れば、目が回ってしまいます。そうならないために、カメラを動かさない撮影を心がけることが大切です。

撮影に夢中になると違う場面を映そうとして、カメラを動かしたくなってしまう方も多いですよね。しかし、あまりに短いカットだとどんなにいい場面でも、何をしているのか分かりにくくなります。1カット辺り最低10秒はカメラを動かさないようにしましょう。ただし、長すぎても編集などに使いにくいため、1カットは10～15秒くらいを目安に撮影するのがコツです。

カットが単調だと、長く見ているうちに飽きてきてしまいます。複数のアングルやカットと撮影しておくと、動画が単調にならず飽きない動画に仕上がります。たとえば、被写体に寄ってみたり引いてみたり、ローアングルやハイアングルなどいつもとは違う角度から撮ってみると、変化がついてテンポのいい動画になります。

カメラを左右に動かしてパンニングすると、空間の広がりを表現できます。また、ズームを使って迫力を出すのもおすすめです。取り方を工夫して、印象的な動画に仕上げましょう。

高音質な動画だと、さらに動画のクオリティが上がります。そのためには内蔵マイクではなく、外付けマイクを使用しましょう。内蔵マイクだときれいに音を拾えない場合があるのでそんな時には外付けマイクの使用がおすすめです。

現在、外付けマイクはさまざまな種類があります。それぞれ特徴や指向性が違うため、録画する状況や場面によって選べます。

一見難しそうなビデオカメラですが、ポイントを抑えれば気に入る動画を撮影できます。最初のうちは、なかなか上手く納得できるものが撮影できないかもしれません。しかし、何度も使いこなして思い出を美しい形に残しましょう。