ダイキン 空気清浄機 MC80U

ダイキンのセールスポイントとなるのが、有害物質を分解してくれるストリーマ機能です。

ストリーマ放電から発生した電子は空気中の酸素などに合体すると、分解力のある物質にへんかすると言われています。これらが、カビや花粉などの物質を分解してくれるという機能です。

ちりや埃を集める方式には「フィルター方式」と「電気集塵方式」があります。ほとんどのメーカは「フィルター方式」を採用していますが、ダイキンは「電気集塵方式」を採用している空気清浄機も製造しています。「電気集塵方式」は電気をおこして微粒子を吸着させるので、フィルターよりも吸着力が高いとされています。この製品を購入している方の中には「電気集塵方式」だから購入したという方もいます。

左右の面と全面から吸引されるので、あらゆる方向から部屋の空気を吸引してくれます。背面吸引ではないので、壁に近づけて置くことが出来きます。そのためインテリアの邪魔になることは少ないでしょう。ターボ運転時には最大8.0ｍ3/分の風量で吸引します。

この製品は電気集塵方式を採用しているので、フィルター方式よりも部品が多いのが特徴です。イオン化線という線が内部に張られているところがあり、その線を切ってしまうと交換になるようです。そのため口コミではメンテナンスが面倒という声もあります。

電気集塵方式は粒子をプラスに帯電させるフィルターを通してから、集塵フィルターのマイナス帯電部に粒子を吸着させる仕組みです。そのため電極部分が汚れると、集塵能力が衰えると言われています。そのため小まめな清掃が必要が必要になってきます。しかしながら加湿機能が無い分、加湿部分の清掃はなくなるので、人によってはメンテナンスが楽という人もいるようです。

元々内部の部品が多いうえに、フィルターや取り付け部分のプラスチックも繊細なようです。集塵フィルターは柔らかくて破けてしまう恐れが指摘されています。そのため大雑把な人には、少々面倒に感じるかもしれません。また、水洗いできる部品とできない部品があるので注意が必要です。

この製品は壁掛けでも使用できるように、リモコンが付属品としてついてきます。リモコンの操作性は良いと口コミレビューでもあります。しかし本体機器の運転モードの変更は単純な操作ではあるものの、ボタンを連打することになるので、そこはデメリットと言えるでしょう。

口コミで多く散見されたのが、一見デメリットとなりやすい「加湿機能なし」が良いところと評価されていることです。加湿機能が付いていると、本来の空気清浄の能力が落ちるということで、加湿機能付きを敬遠している人もいるようです。最近ではそれらの課題に対応した製品も出てきているようですが、お値段も高いのでコストパフォーマンスという点では、加湿器と空気清浄機の二つ使いをする方が優れているかもしれません。

部屋が狭い場合や、たばこを吸う人の場合、壁掛け機能が重宝しているようです。重量も大きくなってきていることもあり、今ではほとんどの製品が壁掛け機能には対応していないので、この機能を目当てに購入する方もいるようです。

さすがにターボ運転時はそれなりに音がしますが、それでも最大50㏈程度に抑えられています。50㏈というのは、静かな事務所程度の音です。標準でも33㏈ということで、囁き声程度の大きさになります。

しずかモードでは、空気清浄能力・脱臭能力は落ちますが、呼吸音から木の葉のこすれる音くらいの音量で作動します。

MC80UとMC55Uの大きな違いは、本体の大きさです。

具体的な大きさをMC80Uと比べると

MC55U    H500×W270×D270

MC80U    H576×W395×D230

となっており、MC80Uと比べて一回り以上、小さくなっているのがわかります。

このMC55Uでは電気集塵方式は採用されておらず、フィルター方式が採用されています。そのため、MC80Uでは採用されていないHEPAフィルターが採用されているのも大きなポイントです。HEPAフィルターは0.3μｍの粒子を99.7パーセント除去できるフィルターです。

PM2.5は99パーセント除去できるので、PM2.5に関してはMC80Uと変わりないようです。

ダイキンの大きなセールスポイントとなっている、ストリーマ機能も搭載されていますので、HEPAフィルターとストリーマ機能の併用で脱臭効果も期待できます。

しかしながら、コンパクト設計での弊害もあります。MC80Uよりも馬力、適用床面積ともに下がります。

適用床面積は、MC80Uが29畳なのに対し、MC55Uは25畳となっています。

運転音はMC80Uよりも大きくなりますが、口コミ上では許容範囲内との声もあります。

ちなみにMC80UとMC55Uの共通点は、加湿機能が付いていないことです。加湿機能が付いていないものを探していて、特に集塵方法ににこだわりがなければ、MC55Uでも十分満足できる仕様となっています。

しかし、リビングでの使用は馬力という面で不安が残るのでMC80Uの方が適任でしょう。

適用床面積が近いものでMC80Uの上位モデルはダイキンの最上位モデルとなります。

MCK70Vはカラー展開があり、ホワイトとビターブラウンがあります。自分のインテリアに合わせて空気清浄機の色を選べるのは大きなポイントです。

大きさは少しだけ最上位モデルの方が大きいようです。

幅は変わらないですが、高さもあるので大きくなる印象です。

MCK70Vは最上位モデルであるためMC80Uにはない機能が多くあります。

ストリーマ機能はMC80Uでは1つだったのが、MCK70Vでは2つとなっておりフィルターの照射も効率が上がっています。臭いの分解効率もあがっていて、かなりの効果が期待できる機種となっています。

またフィルターはMC80Uでは使用されていない、TAFUフィルターを採用しており、0.3μｍの粒子を99.9パーセント除去してくれます。HEPAフィルターよりも性能が高いフィルターを採用しています。

しかし、MCK70Vは加湿機能付きモデルなので、加湿機能無しで適用床面積が大きい機種を選ぶのであればMC80Uがベストといえます。

MC80U-Wについて商品概要から口コミレビュー、他製品との比較まで様々な方面からまとめました。

MC80U-Wは他の製品とは違い、空気清浄機能に特化した製品となっています。そのため既に加湿器がある家庭や、廉価でしっかり仕事をする空気清浄機が欲しい人向けの製品と言えるでしょう。

ストリーマー機能がついているので、悪臭や花粉も分解してくれます。アレルギー持ちの人からたばこを吸う人まで、またペットがいるご家庭にもおすすめできる空気清浄機となっています。

ＰＭ2.5にも対応しているので、この空気清浄機一台で部屋の空気はかなり綺麗になるでしょう。また壁掛け機能がある数少ない空気清浄機となります。

しかしながら、高性能ゆえに繊細な部品のお手入れは面倒に感じている人もいます。購入する際には、自分はどの程度メンテナンスできるのかを考えてから購入する必要があります。