まだT字剃刀を使ってらっしゃる世の殿方に、進化を遂げ続ける電気シェーバーを是非使って頂きたいです。T字剃刀を使っていて、朝の髭剃りで肌を傷つけて滲んだ血がYシャツに･･･といった経験は誰もが経験したことがあるはずです。

人それぞれ髭の濃さ、硬さ等の質の違いと肌質の違いがあります。最新の電気シェーバーは各メーカー毎の売りと特徴が明確になってきていますので、自分に合った電気シェーバーが見つけやすくなっているのも事実です。

中でもシェーバーの三大メーカーと呼ばれているブラウン、フィリップス、パナソニックは日本の電気シェーバー市場のおよそ９割を占めています。今回はこの三大ブランドを中心に電気シェーバーに迫っていきたいと思います。

ではここからは電気シェーバーの選び方について迫っていきたいと思います。まずは前述したとおり、三大メーカーについて触れその歴史やこだわりに触れて行きたいと思います。メーカーの特徴を知り、自分に合った商品を探していきましょう。

日本の電気シェーバー市場の９割を占めると言われているのが、ブラウン、フィリップス、パナソニックです。それぞれのメーカーの特徴を知り、自分好みのシェーバーを探していきましょう。

ブラウンと言えばモーニングリポート。通勤途中のサラリーマンを捕まえて、今朝髭を剃ったのに、もう一度ブラウンで剃ったら剃り残しがしっかり剃れたというCMで知名度を上げました。

BRUNはドイツのブランドです。1950年に初の電気シェーバーを発売します。品質もさることながら革新的で機能的なプロダクトデザインを生み続けています。デザインが良い事はその製品の価値を上げるという一貫した考えがあるようです。

99.9％除菌できるアルコール洗浄が出来るのはシェーバー市場でブラウンだけが唯一採用しています。常に清潔な状態を保つために、使い終わったシェーバーをセットしボタンを押すだけで洗浄・潤滑化・乾燥・充電をすべて自動的に完了してくれます。

フィリップスは1981年に設立されたオランダのメーカーです。医療機器分野でも高い技術を持っており、世界のヘルスケア分野で大きく活躍しています。防水仕様モデルが多く、泡フォームやジェルをつけて肌に優しいシェーブも可能です。

フィリップスのシェーバーのほとんどはヘッドの丸洗いが可能です。皮脂汚れや髭クズをサッと手軽に洗い流すことができます。さらに、回転するたびに内刃が外刃に当たって磨かれ、内刃が一定の角度を保つ自動研磨システムを持つため、オイル差しが不要です。

フィリップスの洗浄充電器はシェーバー本体をセットしボタンを押すだけで、充電、洗浄、乾燥、潤滑化までを自動完了してくれます。洗浄液成分は敏感肌の人にも嬉しいアルコールフリーとなっています。

言わずと知れた安心の日本メーカーです。創業者は松下幸之助氏。1918年に創業された日本の家電メーカーです。1955年に初めてシェーバーを世に送り出し、1981年には防水仕様のシェーバーを発売。チタンコーティング刃や二枚刃シェーバー等のを開発販売してきました。

フラッグシップモデルのラムダッシュに搭載されているのは独自に開発した高速リニアモーターです。一般的なモーターの回転数：10000ストロークに対し、リニアモーターの回転数は14000ストロークという驚異的な速さで刃を往復させるためパワーロスが少ないのです。

自動洗浄機は洗浄液コストも安く非常に経済的です。キレイに洗浄・99％除菌・加熱乾燥・フル充電まで行う便利な自動充電洗浄機が付いています。剃り終えたらセットしておくだけで手軽にシェーバーを清潔な状態に保つことができます。

電気シェーバーの駆動方式は一つではありません。各社それぞれに違いがあります。ヘッドの形が異なっている事にお気づきとは思いますが、その形状の違いでメリット・デメリットが大きく変わってきます。

ブラウンとパナソニックのシェーバーは往復式と呼ばれるヘッドを採用しています。内刃が往復する往復式シェーバーは最も普及しており、1枚刃から5枚刃までのものが販売されています。

往復式の特徴は、深剃りが得意、回転式に比べると肌への負担は大きい、素早く剃れる、モミアゲやアゴ髭等の剃りたくない部分との境目を認識しやすい、駆動音が大きい、オイル差しによる刃のメンテナンスが必要といった特徴があります。

忙しい朝にスピーディーに処理できて剃刀より刃低刺激というのも魅力です。また各メーカーの特徴から、クセ髭が多く髭が濃い方はブラウンがおすすめです。また、深剃りと早剃りがしたいという方はパナソニックがおすすめです。

駆動音が静かで肌に優しい回転式を採用しているのがフィリップスです。回転式シェーバーは内刃が回転しながら髭を剃るタイプ。往復式に比べて肌に与えるダメージは少なく、肌の弱い人にもおすすめです。

駆動音も静かでオイルを差すメンテナンスのひつようもほとんどありません。ただし、モミアゲやあアゴ髭など剃りたくない部分との剃り分けが難しく、剃るスピードも遅め。深剃りをするのも向いてないので、髭が濃くない方向けのシェーバーと言えます。

往復式は、深剃りは苦手、往復式に比べ肌に優しい、早剃りには向かない、ヘッドが丸いので剃りたくない部分との境目が分かりづらい、駆動音が静か、自動研磨機能により刃の剃り味が落ちにくくオイル差しも不要です。

日立だけが採用するロータリー方式と呼ばれる駆動方式もあります。1990年に世界初のロータリーシェーバーを発売しました。薄い外刃がキャッチした髭を、回転する円筒状の内刃が挟みこむようにカットする仕組みは深剃り性能にも優れています。

左右方向に18000往復/分の音波振動を採用し、髭切断時の抵抗を低減。さらにヘッド部にサイクロイドエンジンと呼ばれる駆動ユニットを搭載するなど、トルク性能の飛躍的な向上がみられます。

水洗い時に汚れを落としやすくする光コート内刃、刃の嫌な臭いを軽減する内蔵LED、温熱乾燥と光照射を行うLED光乾燥器など積極的にLED・光触媒の技術を取り入れている点も日立のシェーバー独自の特徴となっています。

髭が濃くて朝剃っても夕方には髭が生えてきてしまう方や、髭にクセがある人は往復式のシェーバーがおすすめです。深剃りしやすく毛が濃くても短時間でシェービングできます。人工知能がついた5枚刃であれば、輪郭を検知しながらしっかり深剃りしてくれます。

また、切れ味のよいロータリー式も深剃りの方におすすめです。カミソリのような剃り心地で綺麗に剃ることができます。

肌が乾燥しがちで、シェービング後にカミソリ負けでヒリヒリしてしまう方は敏感肌ですので、肌への負担が少ない回転式の電気シェーバーを選ぶ事をおすすめします。

また、敏感肌の人は肌を保護してくれるジェルを使用することを強くおすすめします。肌との摩擦を軽減して肌への負担も減るので、敏感肌ですぐに肌荒れしてしまう方はジェルを使ってみると効果があるでしょう。

また、電気シェーバーが汚れていたり刃の切れ味が悪いと肌への負担となりますので、丸洗いできるものやお手入れが簡単な洗浄機付きがおすすめです。

「充電交換式」「充電式」「電池式」の3つの電源方法があります。購入するときは見落としてしまいがちなポイントですが、意外とこの電源方法が使いやすさの肝になるので、必ずチェックしましょう。

「充電交換式」はコンセントに充電コードを指して充電しながら使用できるタイプです。充電切れの心配なく使用することができますが、お風呂場で使用できないタイプがあるので注意です。「充電式」はその名の通り使用する前に充電しておくタイプで、コンセントが無くても場所を選ばずに使用できるメリットがあります。

「電池式」は乾電池を使用するタイプで、出先や旅行などでの使用に向いています。乾電池を採用しているモデルは比較的低価格な商品が多く、コスパに優れたコンパクトなものが多いです。

電気シェーバー事態の特徴は水が無くてもサッと剃り上げができること。ですが、先述したように敏感肌の人はジェルやローションを使用することをおすすめします。また、敏感肌ではなくともジェルを使用したほうが仕上がりが早く、きれいに仕上がります。

そんなときに付いていてよかったと思うのが「防水機能」。防水機能がついていれば水気のある状態でもシェービングができます。なので、特に敏感肌の方は防水機能の有無もチェックしておきましょう。

また、防水機能がついていると丸洗いもできて清潔に保つことができるもの人気のポイントです。

ほとんどのモデルでは当たり前になっていますが、本体に充電コードを差して直接充電出来るものが主流になっています。中には持ち運びに便利な携帯タイプは乾電池式を採用している物もあります。

それ以外にも、各商品の付属品を見て行くと、専用ケースや専用オイル、掃除用ブラシなど付属になっています。上位機種になると専用のホルダー式洗浄機がついていたりメンテナンスが容易にできるような付属品もあるようです。

他にも各社で様々なオプション品が販売されていて、回転刃に取り付けて使用するブラシ等も販売されています。メーカーによってはアタッチメントを付け替えてバリカンとしても使える商品もあるようです。

T字剃刀を使うとひりついたり肌荒れしたり、出血したりする。肌が弱いと、どれだけ気を付けてもカミソリ負けしてしまう。電気シェーバーは、そんなカミソリ負けしてしまうという人にこそおすすめなんです。

カミソリ負けの原因は、肌の乾燥状態や、力を入れすぎてしまうことです。電気シェーバーはT字よりも肌への負担が少ないため、肌の上をスムーズに滑らせることができます。そして、自動で毛をそってくれるので、力みすぎて皮膚を傷つける、なんてことも減らせます。

また、電気シェーバーは衛生的に管理しやすいので、清潔な状態を維持したまま使えます。自分に合った電気シェーバーを使えば、これまでの肌トラブルに悩まされず、お手入れしやすくなります。

最近では女性向けの電気シェーバーも各メーカーから発売されています。女性用の電気シェーバーは部位ごとにいろんな商品が売っていて、フェイス用、ボディ用、デリケートゾーン用などに分かれています。

とくに女性は顔だけでなく体まで毎日剃る方が多いので、電気シェーバーはコスパ面でもおすすめです。以下のリンクでは女性におすすめの電気シェーバーを紹介しています。

これは電気シェーバーに限った話ではないのですが、髭剃りは起床後15分～30分後に行いましょう。というのも、起きてすぐは顔がむくんでいるため、ひげも毛穴に埋もれがちで、しっかり剃ることができません。肌を傷つけないためにも、起きてすぐではなく、顔のむくみが取れてから行いましょう。

まずは、洗顔でヒゲに付着した汚れをしっかり落としましょう。ヒゲ水分を含ませることで、電気シェーバーが滑りやすくなります。時間がなければ、ぬるま湯だけでも大丈夫です。

そして、剃りたい部分にプレシェービングローションを塗ります。プレシェービングローションを使うと、肌との摩擦を軽減し、滑りが良くなるので、早くきれいに剃ることができます。直でも使える電気シェーバーですが、プレシェービングローションの使用をおすすめします。

電気シェーバーの動かし方は、基本的に逆剃りです。毛の生えている流れと反対に沿って、ゆっくりとシェーバーを動かします。この時、反対の手で肌を引っ張ると、毛が立つので剃りやすくなります。

剃るときは、すべての刃を使うように、肌と電気シェーバーを90度の直角に当てると、早くきれいに剃ることができます。すべてのヒゲをそり終えたら、常温で洗顔して洗い流します。このとき、タオルで強くこすると、肌が傷つくので、優しくポンポンと水をふき取りましょう。

シェービング後は、化粧水や乳液、アフターシェ―ビングローションなどでしっかり肌のケアをします。剃ったまま放置していると、肌荒れやガサガサ肌に繋がります。

いかがでしたでしょうか。人工知能やリニア駆動など今までのシェーバーでは考えられなった性能が装備された事で様々な進化を遂げています。各社の特色と性能、強みを知る事で自分に合った電気シェーバーが見つけられそうですね。