ギターはしばらく使わないと、湿気や気温などによって弦が緩んだりして音がくるうことがあります。音感が良い人は、ピアノなどの音に合わせてチューニングをすることもできるでしょう。しかし、ピアノなどの別の楽器を持っていない場合や楽器初心者にはチューニングをするのは難しいこともあります。

そんな時にギターチューナーを1つ持っていると、いつでもどこでもすぐに正しい音程にチューニングすることができて便利です。ギターチューナーをいろいろ見てみると、さまざまな種類があることがわかります。

いざギターチューナーを購入しようと探し始めると、たくさんある製品の中からどれを選んだら良いのかわからない方も多いでしょう。そこで、今回はアマゾンの売れ筋ランキングからギターチューナーのタイプやブランド、特徴などを基にランキングにまとめました。

ギターチューナーは、タイプや特徴、ブランドなどから選ぶことができます。

ギターチューナーにはギターに直接取り付けたり、演奏中でもチューニングできるよう足元に置けたりする製品などがあります。

ギターチューナーのクリップ式は、最近では主流のタイプのチューナーです。価格帯も500円くらいから2,000円台くらいと手頃で、持ち運びにも便利なサイズが多いのが特徴です。ディスプレイ部分の角度を変えられ、ギターに取り付けるだけですぐにチューニングができる製品もあります。

クリップ式の短所には、チューニング精度や反応があげられます。特に価格が安いものは反応や精度が良くない製品もあります。チューナーによってはディスプレイが小さかったり、画面角度をあまり変えられなかったりと楽器との相性も関係してきます。

NEUMAのクリップ式チューナーはギターやベース、ウクレレにも対応してします。音程が合うと表示がオンレジから緑に変わって確認しやすく、ディスプレイ部分は左右に360°、前後に135°角度を変えられるためプレーヤーにとってベストな位置にセットできます。

ギターチューナーのペダル式はペダルエフェクターと同じように、エフェクターボードに組み込んで使うのが一般的です。サイズもよりコンパクトなミニサイズや、±0.1セントの高精度のチューニングができる製品、トゥルーバイパスができる機種までさまざまあります。

ペダルチューナーの長所は視認性が高く、野外ステージなど昼間の明るい状態やライブハウスなどで急に暗転しても表示が確認しやすい安心感があります。短所はクリップ式と比べると持ち運びに向いていないのと、ペダルチューナーを通すと音質に影響が出やすい場合があります。

KORGの小型ペダル式チューナー ピッチブラックミニは、ボードに簡単に組み込めるミニサイズで、音質に一切影響を与えないトゥルーバイパスの製品です。チューニング精度も±0.1と超高精度で、電池でも駆動します。

ギターチューナーには、いろいろと便利な機能が搭載された製品もあります。

ギターチューナーのオートチューニングタイプは楽器のペグに装着し、弦を弾くだけで自動的にチューニングをしてくれる画期的な製品です。ペグに装着するだけで、弦を回して調整する操作が不要なため、価格も手ごろなクリップ式の製品と比べると高価になります。

JOWOOMのギター＆ウクレレ専用 電動チューナーは、シンプルでコンパクトなサイズを実現した製品です。ペグに装着するだけで、自動的に楽器の音程を検知し調整できるため、素早く正確にチューニングができます。

ギターチューナーのメトロノーム機能付きは、楽器のチューナーだけでなくメトロノームとしての機能も搭載された製品です。ギター演奏やほかの楽器演奏でも、リズムを取りながら演奏するのは基本的なことです。メトロノーム機能を使うと、音楽の基礎となるトレーニングもできます。

YAMAHAのチューナーメトロノームは、バックライト付きの大きな液晶でディスプレイに音名とリズムを表示します。キャプレーションも410～480Hzと幅広く、メトロノームも1ステップと49ステップの2種類のテンポ設定が可能です。

ギターチューナーのコンタクトマイク付きは、楽器を持った状態で卓上の見やすい場所に置いて使える製品です。コンタクトマイク付きの製品は、クリップ式と比べると表示画面も大きくて音程が見やすいです。サイズもコンパクトで、ポケットなどに入れて持ち運ぶこともできます。

NEUMAのクリップ式チューナー コンタクトマイク付きは、チューナー機能とメトロノーム機能を搭載した便利な製品です。これ1台で音とリズムのトレーニングができ、メトロノームの音量調整が可能なため、小さな部屋での個人レッスンからスタジオ練習まで幅広く活躍します。

ギターチューナーのビュレット型は、クリップ式で世界最小クラスのチューナーです。ギターチューナーの中でもコンパクトな表示画面にはコードが大きく表示され、極限まで無駄を省いたデザインが特徴です。

FenderのBullet Tunerはチューニング精度が±1セントで、チューニングレンジがA～Cの製品です。超コンパクト画面には音程がLEDでカラー表示され、無駄を省いたデザインの中にバイブレーションセンサーを搭載されています。スムーズで素早いクロマチックチューニングが可能で、ライブパフォーマンスに最適です。

ギターチューナーは、いろいろなメーカーから販売されている製品があります。そのメーカーの中から、いくつか紹介しましょう。

株式会社KORGは東京都稲城市に本社を置く、音楽を演奏や作曲するためのシンセサイザーやデジタルピアノからエフェクターやチューナーまで、さまざまな電子機器を製造、販売しているメーカーです。アンプメーカーで有名なVOXをはじめ、海外の楽器、音響機器メーカー数社の日本正規輸入代理店でもあります。

KORGのクリップ式ギターチューナーは、とても見やすい鮮やかなフルカラーLCDを採用しています。ギターとベース専用モードが搭載し、フラットやカポの設置もできます。±0.1背セントまで調整できる超高精度のチューニングもでき、軽量・コンパクトサイズで持ち歩きにも便利です。

BOSS株式会社はローランドのグループ会社で、エレクトリック・ギターとベース用のエフェクターを主に開発していました。2018年に親会社のローランド株式会社と合併・解散後は、ローランドにおけるエフェクターなどギター関連製品ブランドとなっています。

BOSSのギター・ベース用チューナーは、優れた操作性で信頼の高いチューニングができます。23.9mmのスリムな本体は、薄型で持ち運びにも便利で仲間とのセッション時にも便利です。BOSSのギターチューナーは、アキュピッチやオート・パワー・オフなどの便利な機能が搭載されています。

ヤマハ株式会社は楽器や半導体、スポーツ用品などの開発、販売をてがける日本メーカーです。1969年にピアノの生産台数で世界一になり、販売額ベースで現在も世界首位を誇っています。

YAMAHAのギタークリップチューナーは、小型で使いやすい液晶式クリップオンチューナーです。ギターはもちろん、ベースやウクレレ、クロマチックにも対応しています。暗いステージでも確認しやすいLED式オートチューナーは、ニードルタイプの液晶表示の製品です。

S.Yairi（キョーリツコーポレーション）はすべてのモデルでトップ材に単板を使用するなど、素材から製法までの随所にこだわったアコースティックギターを製造、販売しています。矢入貞男氏が1938年に完全手工で生産をはじめ、2000年には矢入寛氏の監修のもと、最先端の製造技術との融合で復活しています。

S.Yairiのクリップチューナーはギターやベース、ヴァイオリン、ウクレレなどの幅広い楽器に対応するクロマチックチューナーです。音の振動を感知するピエゾタイプのチューナーは、スタジオやライブハウスなど他の音がある環境でも正確にチューニングができます。

ギターチューナーには、いろいろなタイプやメーカー、機能などがあることがわかりました。これからギターを始める人も、すでにプロ並みに弾ける人も、綺麗な音色でギターを楽しむために、紹介した選び方とランキングを参考にお気に入りの製品を探してみてください。