そもそも麻婆豆腐は簡単に作れる料理…そんなイメージを持っている人も多いかと思います。 でも実際に作ろうとすると使う調味料の種類が多かったり、その分味付けに失敗しやすい料理でもあります。せっかく頑張って調味料も揃えたのに、いざ作ったらシャバシャバで辛いだけの麻婆豆腐になった…。なんて経験、された方も多いのではないでしょうか。

でも麻婆豆腐の素なら、プロの味付けがすでにされているので失敗する心配がありません。基本的な食材を準備してあとは麻婆豆腐の素に委ねるだけで美味しい麻婆豆腐の完成です。

そこで今回は麻婆豆腐の素の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。また、この記事の最後にちょい足しアレンジレシピも紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

ひとくちに麻婆豆腐の素といっても、現在はたくさんの種類が販売されています。各商品ごとに使っている調味料や味付けが大きく異なるため、選ぶのが難しいという方もいるかと思います。ここでは選ぶ際のポイントをいくつか見ていきましょう。

甘口から辛口まで好みの辛さを選ぶのは重要です。ほとんどの商品はパッケージにわかりやすく辛さ表記がされているので、その中から自分に合いそうな商品を選びましょう。迷った時には中辛をおすすめします。もし辛さが足りない場合にはお手持ちの調味料などで調整してもいいでしょう。

普段から辛いものは食べない方、またはお子様と食べる場合などは甘口を選んでおくのが無難でしょう。

甘口はつまり辛さの元である豆板醤や山椒等が少ないという事でもあるので、辛さが足りない方は出来上がった麻婆豆腐を小皿に分け、お好みで豆板醤や山椒を足して辛さを調整するのもいいでしょう。

また、普段辛口を食べている方も、たまに甘口を食べてみると素材本来の味を楽しめたり意外な発見があったりするかもしれないのでおすすめです。

中辛は選ぶ際に一番基本となる辛さとなります。辛いのは好きだけど、辛すぎるのは苦手、そんな方におすすめの辛さです。 香辛料も多すぎることがなく、素材の旨味を感じることができるので辛さと旨さのバランスが取れた、麻婆豆腐を美味しく食べられる辛さと言えるでしょう。

また多少辛口でも平気という方が、辛口を選んで「思ったより辛かった」と後悔することもあるので、まずは冒険せず中辛を選んでおくことをおすすめします。

辛いのが大好きという方は迷わず辛口・激辛を選びましょう。その辛さに刺激されゴハンが進むこと請け合いです。 ただ気をつけたいのは、辛みが豆板醤や山椒等由来となるため、カレーのような辛さをイメージしていると、少し戸惑うこともあるかもしれません。

カレーの激辛は平気だけど、この辛さは苦手かも…となる方もいるかもしれません。 しかしそれでも、「辛さあっての麻婆豆腐」と言う方もいるくらい麻婆豆腐には辛さが合います。一度は辛口・激辛を試してみるのもおすすめです。

香辛料は料理の味に大いに影響を与えます。そのため使われている香辛料をチェックして選ぶのもおすすめです。 辛さを決めた上でどんな香辛料が入っているかを確認し、味の想像を膨らませながら選ぶもの楽しいかもしれません。

山椒、花椒はピリピリとした辛さと柑橘系の爽やかな香りが特徴で、麻婆豆腐に豊かな風味をもたらします。 本格的な麻婆豆腐によく使われており、山椒についてはうなぎ料理でもよく使われるため馴染みがある方も多いかと多います。

やみつきになるような独特の香りと辛さが特徴のため、後付けのスパイスとして小袋に分けて販売されていることも多いです。 より本場に近い味の麻婆豆腐を食べてみたいという方にはこの山椒、花椒が使用された商品がおすすめです。

ひき肉と豆板醤はそれだけでちょっとしたおつまみになりそうなほど相性のいい組み合わせです。 豆板醤はそら豆、唐辛子、ごま油などを使った発酵調味料（味噌）です。塩気と辛さが特徴で、多くの中華料理に利用されている日本でも馴染みの深い調味料でもあります。

多くの麻婆豆腐の素に使われている調味料ですが、だからこそ一手間加えて差別化を図っている商品もあります。 辛さの基本となる豆板醤にも注目してみるとより楽しめるのでおすすめです。

ひき肉入りの麻婆豆腐は何と言っても「楽」です。豆腐を加えたら完成なので、とにかく時短、または楽をしたい方はひき肉入りがおすすめです。

ひき肉が入っていないタイプは自身で用意する必要があり、調理の際もひき肉を炒めたりと多少の工程が加わります。 それでも好みの味や量にしたい方はひき肉が入っていないタイプを選びましょう。

麻婆豆腐の素を選んでいると、容器の種類がいくつかあることに気が付きます。大した違いがなさそうに見えるかもしれませんが、実はそれぞれに合った使い方があります。自身の状況や用途にあったものを選ぶのがおすすめです。

箱タイプの特徴はなんといっても使い切りであること。2〜3人前でひとパックになっていることが多いため少人数で食べる際におすすめです。

常温での長期保存が可能なため、多めに購入して保存しておき、メニューに困った時にさっと出せる一品として常備しておくこともできます。また、キャンプなどアウトドアの場面でも手軽に保存、利用ができるので重宝します。

瓶タイプは自身で好みの量に調節できることが利点です。2〜3人前も作る必要がない一人暮らしの方はもちろん、瓶のサイズも様々あるため大量に作りたい方にもピッタリです。

ただ、ひき肉が入っていないものがほとんどのため、自身で用意する必要があり少し手間はかかります。 また分量の調節も自分次第のため、自身に合った量を見つけるのに最初は時間がかかるかもしれません。

そういった手間を差し置いても、大量に作れる、自分で調整できるという点に魅力を感じる人は瓶タイプがおすすめです。

いくつか選び方を上げてきましたが、それでも決めきれない、もうひと押し欲しいという方は人気メーカーや買えるお店で選ぶのもいいでしょう。メーカーやお店によりこだわるポイントや味も違うので、それぞれ試してみるのも楽しくおすすめです。

「マーボといったら丸美屋」でお馴染み、丸美屋の商品は一度は見たことのある方が多いのではないでしょうか。やはりよく見かけるブランドは安心感がありおすすめです。

丸美屋の商品といえばふりかけの「のりたま」や「味道楽」があまりに有名ですが、麻婆豆腐の素をいち早く製品化したメーカーでもあります。今ではレトルト食品から調味料、お茶漬けの素、釜飯の素など様々な商品を開発しています。

中村屋の麻婆豆腐の素は本格四川シリーズと銘打っており、本格的な麻婆豆腐を手軽に楽しみたい方へオススメです。 パッケージには味の想像をしやすい文言が並んでおり、自分好みの味を見つけやすいのも特徴です。

また箱タイプで1人前の商品もラインナップされており、痒いところに手の届くような商品を展開しております。

調味料などでお馴染みの味の素が手がけるCook Do（クックドゥ）シリーズ。 そのCook Do（クックドゥ）シリーズで販売されている麻婆豆腐の素は、厳選された調味料、香辛料を使用し配合されています。

豆腐など身近な素材を揃えるだけで手軽に本格的な中華料理を楽しめる商品も多く、2人前用の麻婆豆腐の素もあるので少量で十分という方にもおすすめです。

KALDI（カルディ）は株式会社キャメル珈琲（キャメルコーヒー）が経営しているコーヒーや輸入食材、酒類を販売する店舗です。 カルディコーヒーファームとして馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

そんなカルディから発売されている麻婆豆腐の素には麻婆豆腐発祥の地である中国四川省成都にある陳麻婆豆腐店製の商品もあり、より本場の味を求める方におすすめです。

麻婆豆腐の素の箱に書いてある通りに作るのもいいですが、ちょい足しでもっと豪華でボリューミーな料理に変身させることもできるんです。 ここではそんな麻婆豆腐の素を使ったちょい足しアレンジレシピを紹介します。ぜひ試してみてください。

野菜を切って麻婆豆腐の素と炒めるだけで簡単に大量の野菜が取れる、ナスと白菜の麻婆炒めを紹介します。

まずは白菜をざく切りにします。白菜は火を通すと量が減ってしまうので、大きめに切るとボリュームが出ます。ナスは乱切りもおすすめですが、5mmほどの輪切りにすると早く火が通ります。

野菜をフライパンで炒め、火が通ったら麻婆豆腐の素と少しの水を加えて、温まったら完成です。他の野菜でもおいしく作れるので試してみてください。

夏にも冬にもおいしく、簡単にボリュームのあるラクチンレシピ、麻婆豆腐鍋はいかがでしょうか。

まず鍋に麻婆豆腐の素と水を入れ煮立たせます。煮立ったら好きな具材を入れて火が通るまで煮込みます。以上で完成です。

忙しい時にも火にかけておくだけで作れますし、冷蔵庫にある野菜やお肉、魚介類など、余りの具材を消費するのにもおすすめのレシピです。

麻婆豆腐の素と玉子だけでできる、簡単な麻婆玉子のレシピをご紹介します。 まずは玉子を溶き、油を熱したフライパンで炒めます。

次に麻婆豆腐の素を先程の玉子に加えて炒めます。これだけで完成の超簡単レシピです。ポイントは玉子をできるだけふんわり仕上げることです。 玉子のおかげで麻婆の辛さがちょうどよくマイルドになり、ごはんが進む味に仕上がっているのでおすすめです。

いかがでしたでしょうか。麻婆豆腐といってもたくさんの種類や辛さがあり、自分の好みの味を選んでいくことがポイントです。この記事を参考に、ぜひ楽しくおいしく麻婆豆腐を選んでみてください。