ライカ デジタルカメラ LEICA Q TYP116

最安値:¥336,580
ライカ LEICA Q Typ 116 カメラの商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較、価格などをまとめ、LEICA Q Typ 116 カメラがどんな人におすすめなのかを評価しました。

2022/09/13 更新

写真家、カメラ評論家

田中希美男

ライカ・ズミルックス28mmF1.7レンズを内蔵したフルサイズ判の高級カメラ

約2400万画素のフルサイズ判CMOSイメージセンサーを採用して、ライカ・ズミルックス28mmF1.7の大口径な単焦点レンズを内蔵してます。デジタルズームを利用して画角を切り替える機能を備えています。画像サイズは小さくなりますが35mm相当、50mm相当の画角に切り替えが可能です。動画撮影は60pのフルHDが可能で、連写性能は、Hのとき最高10コマ/秒、Mで5コマ/秒、Lで3コマ/秒3スピードに切り替えられるので撮影シーンに応じて選択できるので合理的です。液晶モニターは固定式ですが電子ビューファインダー(EVF)を備えていますので、もっともライカらしいカメラであるレンジファインダー式のM型ライカのようにファインダーを覗きながら撮影できるが魅力です。通信機能はWi-FiとNFCに対応。

画角

写真に映る範囲を角度に置き換えて表現したもので、一般的に言われる視野と近しい意味。焦点距離と密接な関係を持つ。焦点距離が長いほど画角は狭くなり、望遠レンズなどと呼ばれる。画角が46度前後、フルサイズ版換算で焦点距離50mm前後のレンズを標準レンズの目安にするといい。

電子ビューファインダー(EVF)

ファインダー内に格納された小さなモニターを見ることができる仕組みのこと。よく光学ビューファインダー(OVF)と比較される。撮影時に細かく設定した、明るさや色合いの状態が反映されたものを撮影前に見ることができ、夜間での撮影もしやすい。電源をつけないと使えないこと、多少の遅延が生じることが弱点。

CMOSセンサー

カメラの撮像素子の一種。CCDセンサーと比較し、消費電力が小さく、処理スピードが速いと言う特徴を持つ。技術の進歩により、CCDセンサーとの画質差も解消されているため、現在はほとんどのカメラがCMOSセンサーを搭載している。

NFC

NFCは近距離無線通信規格の一つで、正式名称はNear Field Communication。簡単に言うと、「かざすように近づけるだけ」で、周辺機器とBluetooth接続ができる機能のこと。

センサーサイズ(撮像素子サイズ)

光を受けて画像を作り出すイメージセンサーの大きさのこと。基本的に、イメージセンサーが大きければ大きいほど画質はよくなり、また同時に価格も高くなる。一般に普及していセンサーサイズは大きい順に、フルサイズ(=35mm)、APS-C、マイクロフォーサーズ、1.0型など。コンデジだとさらに小さいサイズもある。◯型センサーと書かれていたら、基本的にセンサーサイズの話をしていると思えば良い。

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LEICA Q TYP116の基本スペック

画素数
2630万画素(総画素)2420万画素(有効画素)
ローパスフィルターレス
-
撮像素子
36mm×24mm(フルサイズ) CMOS
焦点距離
28mm
F値
F1.7
光学ズーム
-
マニュアルフォーカス
ファインダー方式
電子式
タッチパネル
GPS機能
-
USB充電
-
撮影枚数
-
最短撮影距離
30cm(標準)17cm(マクロ)
記録メディア
SDカードSDHCカードSDXCカード
記録フォーマット
JPEG/RAW(DNG)
シャッタースピード
30〜1/16000 秒
液晶モニター
3型(インチ)104万ドット
撮影感度
通常:ISO100〜50000
内蔵メモリ
-
起動時間
-
ファインダー
電子ビューファインダー(368万ドット)
電池タイプ
専用電池
専用電池型番
BP-DC12
連写撮影
10コマ/秒
インターフェース
マイクロUSB2.0、HDMI
4K対応
-
フレームレート
60 fps
動画撮影サイズ
1920x1080(フルHD)
記録方式
MP4
最長撮影時間
-
自分撮り機能
-
チルト液晶
-
バリアングル液晶
-
タイムラプス
顔認識
AF自動追尾機能
手ブレ補正機構
光学式
セルフタイマー
12/2秒
バルブ撮影
-
Wi-Fi
Bluetooth対応(常時接続)
-
Wi-Fi Direct対応
-
PictBridge対応
-
防水性能
-
防塵性能
-
耐衝撃性能
-
耐低温性能
-
耐結露
-
幅x高さx奥行き
130x80x93 mm
重量
本体:590g総重量:640g
カラー
ブラック

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写真家、カメラ評論家

田中希美男

LEICA Qを大幅に改良進化させた上級機種、予算が許すならQ2のほうをおすすめしたい

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ライカ

LEICA Q Typ 116

メーカー
LEICA
商品名
LEICA Q Typ 116
撮像素子
36mm×24mm(フルサイズ) CMOS
F値
F1.7
有効画素数
2420万画素
光学ズーム
ボタン一つで28mm/35mm/50mmの画角が選べるデジタルクロッピング
焦点距離
28mm
撮影感度
通常:ISO100~50000
手ぶれ補正
光学式
AF(オートフォーカス)
1点(位置を変更可能)、多点、顔認識、追尾  タッチフォーカスおよびタッチレリーズも可能
連写速度
10コマ/秒
動画
1920x1080(フルHD)
サイズ
130x80x93mm
重量
本体:590g 総重量:640g
その他機能
Wi-Fi対応、NFC機能付
唯一の不安はセンサーに埃が混入したときの掃除コストが気になるのと、防塵防滴でないことくらい。

出典: https://koichiiwahashi.com

50万円以上もの高額商品なので、防塵防滴というのは不安が残ります。やはりそれなりに大事に扱いところです。専用のプロテクターが別売されているので、それを取り付けるだけでも安心です。
ただ、1つ言うならば、バッファーが弱い。連写の時の書き込みスピードがマジで遅い。これは、いただけない。これだけが不満。

出典: https://review.kakaku.com

通常バッファは、容量が小さく転送速度が速いのが特徴です。LEICA Q Typ 116 のバッファは、最大記録画素で最高10コマ/秒の連写性能を実現するために転送速度が遅くなっていて一長一短です。
本機はAFモードの切り替えはMENUの中に入っていかないといけないので、やや面倒です。 「タッチAF」モードを選択した場合、背面液晶に映っている任意の場所をタッチするとその場所でAFが作動します。これはとても便利ですが、このモードのときは方向ボタンによるAFポイントの移動もシャッター半押しによるAFもできません。 さらにEVF撮影時には背面液晶のタッチ操作は反応しないため、このモードを選択しているときにEVFを使用すると、AFポイントの移動とAFが全く出来きません。

出典: https://review.kakaku.com

AFモードの切り替えとAFポイントの移動は、メニューから入りAFモードを切り替えてAFポイントの移動を行うことになり、同時に行うことはできません。 タッチAFモードやEVFのモニターを見る際も同様で、いったんメニューに戻りAFモードの切り替えを行ってからAFポイントの移動を行います。
コンデジにしては少々大型なのと重さもミラーレスの本体ぐらいはありますのでそれ程携帯性が良いとは言えません。

出典: https://review.kakaku.com

重量640kgは、コンパクトデジタルカメラとしては、大型の部類に入ります。そのため安定性に欠ける面があり、片手で持ち運ぶには不安があります。フルサイズのカメラとして考えて相応の持ち方が必要です。
ライカQとX-Pro2で運動会を撮影した結果、軍配はライカQにあがりました。(パチパチ拍手!!) ライカQ撮影枚数400枚中398枚良品。ボケ2枚(0.5%) X-Pro2撮影枚数1250枚中1180枚良品ボケ70枚(5.6%) 動体撮影に不向きなライカQが勝つとは思いもしなかったですね。(びっくり)

出典: https://review.kakaku.com

動体撮影に向いているというのは、シャッタースピードの速さです。新しい「LEICA MAESTRO(ライカ・マエストロ)II」をベースにしたイメージプロセッサーにより、撮像素子がとらえた情報を超高速で処理して最大記録画素で最高10コマ/秒の連写性能を実現しています。
f1.7で被写体以外をぼかし、1/16000高速シャッター+フルサイズセンサーで詳細に表現される仕上がりは「癖がスゴイ」ハマる画像で、日本人が発想したコンセプトのカメラにはない味わい深いものです。

出典: https://www.amazon.co.jp

被写体以外をぼかす機能は、実に色っぽい写真が撮れることもあり、その仕上がりには定評があります。LEICA Q Typ 116 の一番のメリットともいえる点です。
自分にとっては究極のデジカメです。時代の変化に流されず、頻繁なモデルチェンジにがっかりしないところが気に入っています。ライカらしいなんとも言えない味わいのある映りとストレスのない操作性が抜群です。非常に高価ですが、使い続ける期間を考えれば決して高価すぎることはないと思います。

出典: https://www.amazon.co.jp

LEICAのLEICAたる所以のひとつ、ブランド性というのは何物にも変え難いといえます。モデルチェンジは行うが、デザイン性など、LEICA としての伝統はしっかりと継承しています。
フルサイズ2,400万画素で画質が悪いわけありません。隅々までシャープでキレキレです。

出典: https://review.kakaku.com

LEICA Q Typ 116 の静止画有効画素数は2420万画素あり、写真のピクセル数を増やせるという点で、標準的なカメラよりも優れています。
LEICA Q2 は、LEICA Q Typ 116 の後継機種として発売されています。LEICA Q の卓越したカメラ性能と時代に流されない洗練されたデザインを受け継ぎながら、更なる進化を遂げています。 LEICA Q2 は、LEICA Q Typ 116 になかった防塵防滴仕様に対応しています。水滴やほこりを防ぐ保護シーリングが施され、悪天候などでも撮影可能となっています。 またLEICA Q2は、レンズも防塵防滴仕様になっており、レンズの鏡筒は 、LEICA Q Typ 116 よりもやや大きくなっています。 LEICA Q Typ 116 は、2420万画素35mmフルサイズセンサー搭載ですが、LEICA Q2 は、新開発された4730万画素センサーになり、高画素による高解像度写真を実現し、ISO 50の低感度にも対応しています。 LEICA Q Typ 116 は、デジタルズーム機能により35mm相当と50mm相当の焦点距離で撮影できましたが、LEICA Q2 は、さらに75mm相当の撮影も可能となっており、液晶モニターにブライトフレームで撮影範囲を表示することができます。 LEICA Q2 は、LEICA Q Typ 116 の後継機なだけに新たな機能が付加されていますが、どちらも基本的な性能に関してはさほど差はありません。カメラの場合は、高額になればなるほど機能が付加されていくのは当然のことです。 それぞれの機能が自分にとって必要な機能なのかどうか、金額との兼ね合いも考慮して検討されることをおすすめします。