パナソニック ビデオカメラ HC-X1000

4K60pでのビデオ撮影にはこれぐらいの処理能力がおすすめです。比較的リーズナブルですし、相性が悪い等の問題も報告されていません。

こちらのケースは、脱着しやすいマジックテープ式の仕切り付きです。これを利用することで、ビデオカメラ本体以外のバッテリーなどの付属品の収納がしやすくなります。また、二重底となっており、バッグの下段にはコード類やアダプターが収納可能です。

パナソニック純正のショルダーストラップです。長さは最大140cm、幅は3.8cmで、素材はアクリルとナイロンとなっています。丈夫なストラップでHC-X1000を軽快に持ち運ぶのに便利です。

パナソニックの純正三脚です。頑丈なのにとても軽く、スムーズに動きます。持ち運びに便利で、おまけに設置も簡単なので、運動会などのイベントにも大活躍してくれるでしょう。

パナソニック HC-X1000は、撮像素子は1/2.3型MOS固体撮像素子で、総画素数は1891万、有効画素数は動画で885万というスペックです。大判センサーではありませんが、4K60p撮影を実現するなど多彩な記録モードを備えています。スピードのある被写体もなめらかな高精細撮影が可能です。また、本体にはマニュアル操作用のボタンが充実しており、マニア心をくすぐります。

さまざまな用途に適した方法で撮影できるように、パナソニック HC-X1000はビットレート記録モードの種類が充実しています。24pのシネマ4Kモード記録を始め、200Mbpsオールイントラのハイビットレート記録、AVCHD記録などが可能です。

また、Wi-Fiが内蔵されているため、リモートでもさまざまな撮影が可能です。NFCに対応したAndroidスマートフォンならワンタッチで接続できます。

パナソニック HC-X1000にはSDカードスロットが2つ搭載されています。これを使うと、1枚のカードには通常録画、もう1枚のカードにはバックアップ用の常時録画が可能です。メインの方の録画を停止している間も常時バックアップ用に記録されているため、決定的な瞬間を撮り逃すことがありません。

パナソニック HC-X1000は、1/2.3型のイメージセンサーを備えています。これはデジタルビデオカメラとしてはかなり小さい部類です。カラー情報を完全に捉えることができず、細かい部分でボケて見える可能性があります。通常の用途ではそこまで不満を感じることはないですが、カラー情報を重視する場合は注意する必要があるでしょう。

パナソニック HC-X1000は、有効画素数が動画885万、静止画829万となっています。動画はともかく静止画の画素数には不満を覚える人もいるようです。日常の動画撮影で画質が気になることはないレベルですが、トリミングなど画像編集する用途では気をつけてください。

パナソニック HC-X1000は、家庭用デジタルビデオカメラとしては、業務機並みと言ってよいほど非常に高いスペックを備えていますが、そのためか、本体のサイズがやや大きめです。

幅16cm、高さ17cm、奥行き31.5cmが本体サイズで、本格的な撮影には良いものの、ふらっと持って出かけるには若干大きすぎると感じられます。

パナソニック HC-X1000のボディには数多くの操作ボタンが配置されています。ショートカットキーとなるこれらボタンによって各機能に直接アクセス可能です。ただ、使い慣れるほどに利便性は高いと感じられるかもしれませんが、慣れないうちはどのボタンが何の機能に割り当てられているのか混乱しやすい恐れがあります。

パナソニック HC-X1000は、幅16cm、高さ17cm、奥行き31.5cmのボディに対して、重量はわずか1,550gです。バッテリーを含めても2kg以内に収まる重量ですので、長時間の撮影でも疲労が感じられにくくなっています。

この軽さで4K60pの撮影に対応していることを考えると、非常に高く評価できる点でしょう。

パナソニック HC-X1000について画質を批判する声も見られます。しかし、この値段で4K60p撮影を実現していますし、実際に4Kテレビで見た時の画質には多くの人が納得するはずです。画角いっぱいに繊細で鮮明な画質を実現することができるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

パナソニック HC-X1000は、ビデオカメラに慣れていない人でもオートフォーカスで鮮明な動画をすぐに撮影できます。また、業務機と同じくフォーカス、ズーム、アイリスという配置の3つのリングで操作するため、プロのカメラマンでも違和感なく操作しやすいのも良いところです。

パナソニック　AG-UX90は、HC-X1000の後継モデルとして2016年に発売されたハイエンドビデオカメラです。「AG」とあるように、HC-X1000などの「HC」シリーズと違って業務用にカテゴライズされるビデオカメラですが、業務機のなかでは入門に分類されています。実際、事実上、HC-X1000の後継モデルとして開発されており、両モデルともよく似た特徴を備えた内容です。

AG-UX90は、マニュアル操作に便利な3つのリング、ボディに配置されたショートカットキーとして使える多数の操作ボタン、2つ搭載したSDカードスロット、Wi-Fi機能など、HC-X1000と共通する多くの特徴を持っています。

ただ、やはりHC-X1000の後継モデル、かつ、ハイエンド機としてさまざまな性能がアップしているのが特徴です。レンズの明るさが、HC-X1000のF1.8～3.6からF2.8-F4.5にアップしており、HC-X1000で見られた画面の暗さを克服しています。

また、AG-UX90は、撮影素子が1型の高感度タイプで、手ブレ補正には、HC-X1000と同じく5軸ハイブリッドの手ブレ補正を採用しました。ただし、4Kでの撮影時にはやはりHC-X1000と同じく光学式になります。また、技術の改良があったことで、オートフォーカスは格段に進化しています。

AG-UX90はHC-X1000よりサイズが大きくなり、幅16.9cm、高さ19.5cm、奥行き34cmとなっています。本体重量もHC-X1000の1,550gから1,900gへとアップしました。家庭用にも使えますが、やはり業務用ということでプロ向けの製品であり、気軽な普段使いにはHC-X1000の方が便利でしょう。

パナソニック HC-W590Mは、同社の5軸ハイブリッド手ブレ補正を採用したデジタルビデオカメラとして2019年に発売された最新モデルです。画質はフルハイビジョンなので、HC-X1000の4Kのような高画質ではありませんが、家庭用として極めてリーズナブルな価格を実現しているほか、本体がコンパクトで子どもの運動会などでは最適な機種となっています。

パナソニック HC-W590Mには、HC-X1000と同じくWi-Fiが搭載されています。「お部屋ジャンプリンク」に対応する液晶テレビと接続すると、ワイヤレスでストリーミング再生ができるようになるのが大きな特徴です。

同じ家庭用にカテゴライズされるといっても、HC-X1000とHC-W590Mではターゲットが大きく違います。リーズナブルで使い勝手の良いHC-W590Mは一般的な家庭にもおすすめですが、それでは満足できない「4K60p撮影は必須！」と考えるセミプロレベルの方にはHC-X1000がやはりおすすめです。

パナソニック HC-X1000について、商品概要、説明書、おすすめポイント、口コミ・レビュー・評価、他製品との比較をまとめました。

HC-X1000は、家庭用に分類されるものの、業務機並みの性能を備えた4K60P撮影が可能なビデオカメラです。オートフォーカスを始め、オート機能が優れており、ビデオカメラに詳しくない人でも簡単に美麗な映像を撮影できるほか、マニュアル操作用のボタンも多数搭載されており、マニアも満足できる使い勝手があります。

HC-X1000は、このレベルのビデオカメラとしては本体がコンパクトで非常に軽量なのが特徴で、持ち運びにとても便利です。レンズの口径が小さいせいか、画面が暗いというレビューもありますが、一般的な使用ではさほど気になるほどではありません。

このコンパクトなボディとリーズナブルな値段で4K60p撮影ができるのが、やはりパナソニック HC-X1000の最大の特徴でしょう。本格的な業務機には手が出ないけれど、一般的な家庭用ビデオカメラでは満足できないというハイアマチュアの方におすすめです。