PETROMAX バーベキューコンロ・焚火台 ファイヤーボウル fs48 12669

「鉄板」兼「焚き火台」として使用できるペトロマックスのファイヤーボウル。男前なデザインと多用途に使えるシンプル構造が人気を呼んでいます。スチール製の鉄板と3本の脚で、余計な装飾がない設計の為手入れや設置が楽なのも魅力です。

そんなファイヤーボウルですが、実は鉄板や焚き火台以外にもテーブルとして利用したり、焚き火下の熱を使用した調理もできます。「fs38」「fs48」「fs56」という3種のサイズ展開で、サイズ違いを重ねてさらなる男前を追求する方も増加中。

今回はそんなファイヤーボウルのリアルな評判や、気になる「錆び」「風防」問題について調べました。購入を検討している方や、焚き火台を探している方はぜひ本記事を読んで参考にしてください。

まずは「焚き火台」として使用する基本の方法。他の焚き火台との違いは、火床部分が浅くフラットな点です。直焚き火のようなオープンな焚き火を楽しめます。どのサイズも高さは26㎝で統一されており、チェアに座ってくつろぎながら薪をくべられるのも魅力です。

鉄板として使用する場合には、ファイヤーボウル下で直焚き火を行うか他の焚き火台をセットします。厚さ3㎜の鉄板は熱伝導率が高く、均等に熱を加えることが可能。肉や野菜の鉄板焼きだけでなく、お好み焼きや焼きそばなどの鉄板メニューも楽しめます。

ファイヤーボウルはそのフラットな特徴から、サイズ違いで重ねて使用することが可能。重ねて使用することでさらに男前なフォルムに。下段で焚き火、上段で調理を同時に楽しむことができるのもメリットです。

三本の脚で鉄板を支えるため、安定感も抜群。ダイナミックなアウトドアクッキングを堪能できます。また他モデルの五徳も使用しやすく、お好きなアイテムと組み合わせて使用することも可能です。どちらもワイルドさが感じられ、男前な焚き火調理を楽しめること間違いなし。

ファイヤーボウルの無骨で男前なフォルムはテーブルとしても重宝します。実際にキャンプコーデを楽しむキャンパーの中には、テーブルとして利用されている方も。ファイヤーボウルがひとつあるだけで、いつもの風景が一気に男前な空間に早変わりします。

また人気の囲炉裏スタイルでも、中央にファイヤーボウルがあれば一気にワイルドなテーブルに。食事が終わった後は、そのままファイヤーボウルの上で焚き火を楽しみながら暖を取ることもできます。

ファイヤーボウルはスチール製の為、お手入れをしなかったり洗いすぎたりすることで錆が発生しやすくなります。錆を防ぐにはシーズニングが必須。ペトロマックスの公式サイトや取扱説明書でも推奨されています。

シーズニングは油と塩さえあればできるので、使用後の手入れとして定期的に行いましょう。脚にも油を塗ることで錆のリスクが軽減します。公式で推奨されている「チェーンメイルクリーナー」を使用するのもおすすめ。鉄板を傷つけず汚れを落とします。

ファイヤーボウルはフラットな形状の為、風の影響を受けやすくなっています。風が強い場合は風防がないと火をつけるのが難しいです。逆に火がつけば空気の通りがよくなりよく燃えます。風があるなかでの使用は灰が飛ぶのを防ぐためにも風防の使用がおすすめです。

コンパクトタイプな風防であれば、ファイヤーボウルの上に設置して使用することも可能です。その上に五徳を設置することで料理を楽しむこともできます。焚き火陣幕を利用してこだわりの空間をデザインするのも素敵です。

ヤグーナにも同名の「ファイヤーボウル」がありますが、価格や用途が大きく違います。ヤグーナのファイアーボウルは基本的に持ち運ばず屋外に置いたままで使用するものです。最小サイズでφ65cmとなり重量は16㎏です。

ペトロマックスのファイヤーボウルのように鉄板代わりに使うことは想定されておらず、別でプレートが付属しています。価格も最小サイズで55,000円とペトロマックスの5倍以上です。

ファイヤーボウルのフラットな形状は風の影響を受けやすく灰が舞いやすいのが難点。小さい火消し壺などに移し替えるのは難しいです。灰捨て場まで運ぶ際も、灰が舞いやすいので注意が必要です。

大きい灰は火ばさみなどで火消し壺に移し替えるのがおすすめです。灰を捨ててしまえば後片付けはとても簡単。フラットで細かいすき間もない為洗いやすさは抜群です。濡らした布などで拭くだけでも簡単にきれいになります。

厚さ3㎜の鉄板を使用しているため重量はそれなりにあります。一番小さいφ38cmサイズで約3㎏、最大サイズののφ56cmになると約6㎏になります。持ち運びには重量感があり、決して持ち運びやすいとは言えないです。

しかし、この重量感もファイヤーボウルの無骨感が上がるポイント。野外道具という言葉にピッタリのフォルムと質感を感じられます。手軽に楽しみたい方には不向きかもしれませんが、本格的に楽しみたい方にはうってつけのギアです。

フラット構造なファイヤーボウルの鉄板は、薪が滑り落ちる可能性があります。燃えている薪が落下すると危険なので、あまり高く積まないように注意しましょう。薪が滑るのを防ぎたい方は、ファイヤーボウルの上に設置できる風防を使用するのもおすすめです。

ファイヤーボウルはガンガン薪をくべるのでなく、そっと丁寧に薪をくべる大人な焚き火にピッタリのギアです。

ファイヤーボウルは3サイズ展開。使用人数や用途に合わせてピッタリのものを選ぶのがおすすめです。fs38・fs48・fs56の数字はそれぞれ直径のサイズを表しています。高さはすべて26㎝で統一されているので、鉄板のサイズで選びましょう。

凡庸性が高いのはソロ～3名程度利用できる「fs48」です。コンパクトさ重視には「fs38」を。多人数で使用する場合には「fs56」がおすすめです。

アシモクラフト(Asimocrafts)製の風防「Asi_circle」はファイヤーボウルの風防としてとても人気があります。2000円台で購入できファイアーボウルにもフィット。さらにペトロマックスの五徳「クッキングスタンド」との相性も良くセットで使用可能です。

クッキングスタンドをAsi_circleの上に設置することで、フライパンやスキレット調理も可能に。コンパクトに収納できるので、ファイアーボウルのケースにも入ります。

ファイヤーボウルには延長脚や専用ケースもあります。延長脚を使用することで好きな高さに調整可能。用途が大幅に広がります。お好みの焚き火台と組み合わせて、鉄板として使用したい場合にもおすすめです。

また専用のキャリングケースも別売りで販売されています。ジャストな設計ですっきり収納できます。内側にはポケットも付いており脚や小物が散らかりません。重ね遣いの場合にも大きいサイズのケースを使用すれば、2つまとめて収納することも可能です。

ファイヤーボウルはシンプルな作りの為、アイデア次第で自作することもできます。鉄製の中華鍋やフラットな鉄板を利用し、足を取り付ければ自作ファイヤーボウルの完成です。中には100均のボウルを利用して自作されている方も。

大きめの鉄製フライパンを使用すれば底がフラットなため重ね使いも可能です。自分にピッタリのオリジナルギアが欲しい方は、自作してみるのもいいです。

ファイヤーボウルには「重い」「灰が舞う」などのデメリットもありますが、それを上回る魅力があるのも確かです。多用途に使え、シンプルながら唯一無二の無骨なフォルムは圧巻。男前キャンプを楽しみたい方は、ぜひ一度その目で見てほしいおすすめギアです。