ゼインアーツ テント ゼクーM

最近アウトドアのイベントとしてキャンプを楽しむ人が増えていますよね。お気に入りのテントを持って出かける人が多いです。中でもゼインアーツの「ゼクーＭ」はファミリーキャンプを楽しむ人の中で人気のテントです。

個性的なデザインと簡単に組み立てができるよう細かな工夫がされているにもかかわらず、広々とした室内が魅力のゼインアーツ「ゼクーM」ですが、その機能性や魅力、使用時に気をつける点をまとめました。

中には「狭い」、「結露する」といった声が見られます。今回は実際に使用している方の良い口コミ・悪い口コミ・評判も集めました。製品のメリット・デメリットを理解した上でゼインアーツ「ゼクーM」の購入を検討してみてくださいね。

ゼインアーツ「ZANE ARTS」とは「機能美」といった機能性と造形の美しさの2つにこだわり、芸術性を高次元で考えた手法をとるアウトドアブランドです。長野県松本市にて2018年末に生まれたできたばかりの新しいブランドです。

ゼインアーツの特徴として、手を出しやすい価格帯にもかかわらず高い機能性、デザイン性を兼ね備えている点です。テントやタープに使用している生地にはシリコンやポリウレタン加工を施したものが多く採用されているので、軽量かつ強度が高くなっています。

ゼインアーツ「ゼクーM」は個性的なワンポールテントです。使いやすいベージュカラーの本体に、統一されたブラックのポールのデザインが人気です。個性的にもかかわらず無駄な装飾やパーツは無く、基本的なデザインはシンプルです。

宝石のようにカットされた形状は他のテントにはない特別感を醸しだし、また男性的な雰囲気をまとっているので武骨デザインや男前デザインとの組み合わせもおすすめです。「かっこいい」テントが好みの方から特に人気のデザインです。

ゼインアーツ「ゼクーＭ」はワンポールタイプのテントですが、エクステンションフレームの採用によってワンポールテントのデメリットである空間の狭さを解決しました。床面積はミドルサイズですが、ラージ並みの居住空間を作り出します。

テント内にテーブルや椅子を配置しても4人が快適に過ごせる程のスペースがあります。テントに持ち込む道具やレイアウト次第になりますが、最大で6人収容可能なのでファミリーキャンプにもおすすめのテントです。

6角形のテントの設営は複雑で難しいと感じる方も多いですよね。ゼインアーツ「ゼクーＭ」は黒いセッティングテープの4カ所をペグダウンし、最後にテントの中央にポールを立てるだけで自然に6角形へと自立していきます。

正面の位置をつかむのだけ少しコツが必要ですが、それ以外は特に迷うことなくスムーズに設営が可能です。一人でも充分設営ができるので、ソロキャンパーの方からキャンプ初心者にも幅広い層におすすめのテントです。

ゼインアーツ「ゼクーＭ」には5角形のリビングシートが付いています。ワンポールテントは基本的に地面が露出するスタイルなので、就寝時にはフロアマット・グラウンドシートを別で用意する人が多いです。別途購入の場合ジャストサイズのリビングシートを見つけるのは大変です。

「ゼクーＭ」ならテントの6角形にぴったりサイズのリビングシートが最初から使用できます。就寝時に役立つのはもちろん、お座敷スタイルも楽しめます。土間もできるので靴置きなどにも利用できます。とても便利ですよ。

ファブリックにポリエステルリップストップを採用し、表面にはシリコーン加工を施しているので引裂強度を格段に高めています。通常のテントやタープに使用される素材よりも軽く薄い素材を使用しているので軽量で高強度のテントを実現しています。

テントの裏面に塗布されたポリウレタンにより、縦と横の糸の隙間が埋まるので日差しの透過を抑えられます。夏の暑さを和らげ、体感温度を下げてくれます。また高い防水性能を備えているので雨の日でもキャンプを楽しめます。

ワンポールテントのデメリットのひとつとして、構造的に閉鎖空間になってしまい夏場が暑いという点があります。ゼインアーツ「ゼクーＭ」は6面パネルのうち1面を大胆にフルオープンが可能です。風通しがよく熱がこもらないので夏場の暑さを軽減します。

サブエントランスのパネル部分はメッシュやフルパネルに切り替えられるので、状況によって使い分けができます。さらにベンチレーターも設置されているので、テント内のプライバシーを守りつつ換気が可能です。

デザイン性にも優れ、機能性も兼ね備えたゼインアーツ「ゼクーＭ」ですが、快適なキャンプを楽しむためにも使用する際は以下の点に気をつけてくださいね。

※クリックすると見出しにジャンプします

冬のキャンプの定番のお悩みといえば「結露」ですよね。ゼインアーツ「ゼクーＭ」はポリコットン製生地のテントと比べると結露がしやすいといった特徴があります。使用する際には結露を軽減するため以下の対策をとりましょう。

1. こまめな換気
2. 除湿シートを設置
3. リビングシートの上に断熱性のあるアルミシートなどを置く
4. インナーテントを設置

ゼインアーツ「ゼクーＭ」は安定した気温の中での使用を想定している製品です。製品取扱説明書の中で「3シーズン用なので低温・降雪時には使用しないで」といった記載があります。結露の問題もあるので冬場の使用は控えましょう。

寒い時期には絶対に使用できないわけではありません。別売りでの製品「ゼクーＭインナーテント」をフルクローズで使用すれば保温効果が高くなるため、秋冬キャンプでも使用できる場合があります。ただし零下時や降雪時には使用を控えてくださいね。

キャンプ上級者の方の中には寒さ対策のためテントの中で薪ストーブを使う方も見かけます。しかしゼインアーツ「ゼクーＭ」のテント内での薪ストーブの使用は絶対に禁止です。製品取扱説明書にもしっかりと記載されているため必ず守ってくださいね。

火がテントにあたると化学繊維が溶けてしまうので事故や火事の原因になります。薪ストーブ以外にも火がでるもののテント内使用はやめてくださいね。安全にキャンプを楽しむためにもルールは守りましょう。

大人4人の就寝ができ、暑いときにはメッシュ、寒いときにはフルクローズと何かと便利な使い方が可能なインナーテントですが、一方でインナーテントをつけると前室が狭くなってしまうといったデメリットがあります。

インナーテントの快適さと、2ルームテントのような広く快適な空間の両方を求める方は、より広さを重視したテントを選ぶことをおすすめします。

生地にはポリウレタン加工が施されています。表面についた湿気により分解・剥離し防水性が低くなったり、シームテープが剥がれてしまいます。テントを使用した後はしっかりと乾かしてくださいね。

特にシームテープ部分は化学物質が分解され、表面がべたついてくる加水分解が起こりやすいです。加水分解も使用後に乾かさない、また高温多湿な状況下でのテントの保管が原因となるので、テントはしっかりと乾かした後に風通しの良い場所で保管をしましょう。

デザイナーの小杉氏による個性的なデザインやカラーはキャンプサイトで映えますよね。この方はデザイン性の高さと機能性の高さを評価しています。またグランドシートやジュラペグが標準装備されているのでコストパフォーマンスも高いと評判です。

キャンプ初心者の方1人でも設営、撤収ともに20分以内で可能のようです。初めての設営なので2回目からはさらに短縮が期待できますね。ソロキャンパーにもおすすめです。付属されているペグの強度も高いと評価しています。

ワンポールテントのデメリットである空間の狭さを解決したゼインアーツ「ゼクーＭ」だからこそ広々とした快適な空間を実現しています。ファミリーキャンプやグループキャンプの際もおすすめのテントです。

設営のしやすさが評価されているゼインアーツ「ゼクーＭ」ですが、ペグの本数が21本とワンポールテントにしては多くなっています。効率を重視する人など、人によっては面倒と感じる場合もあります。

やはり結露のしやすさがデメリットとしてあげられます。加水分解を起こす場合があるので、結露してしまった際は普段よりもしっかりとテントを乾かす必要があります。先ほど紹介した結露対策をぜひ取り入れてみてくださいね。

※クリックすると見出しにジャンプします

魅力たっぷりのゼインアーツ「ゼクーＭ」ですが、購入方法は店舗で直接購入・抽選販売・オンラインショップの3つです。ゼインアーツでの製品の直販はおこなっておらず、基本は正規代理店からの購入になります。

「ゼクーＭ」は2022年5月現在、在庫切れの状態です。購入希望の方はメールマガジンで再入荷のお知らせを受け取る、またはこまめに正規代理店の在庫を確認する必要があります。人気の高い製品は再入荷の当日すぐに売り切れとなる場合もあります。

オンラインショップで購入する場合、抽選販売をおこなう店舗も多くあります。しかしライバルが多く、アクセスが集中し数分で売り切れといった場合も。購入のために何よりも重要なのは、事前の入荷情報なのでこまめに確認してみてくださいね。

ゼインアーツ「ゼクーＭ」はワンポールテントなので、テント中央のポールが邪魔に感じてしまう時があります。そんなときは二股のポールが活躍します。純正の二股ポールはありませんが、他社の二股ポールを用意して使用している人もいます。

他社の二股ポールを使用する場合、純正の物ではないので機能性や安全性は保証していません。転倒の可能性もあり、リスクが伴います。二股化したい方は自己責任となるのでお気をつけください。

設営は一人でも簡単に可能と説明しましたが、テントを撤去する際は必ず2人以上でおこなってください。1人で撤去作業をすると転倒などの恐れがあるからです。

設営は6角形のうち2点の黒いビルディングテープを伸ばすように地面に配置します。その後長方形の四隅をペグダウンして中央にポールを立て、エクステンションフレームを設置し高さを出せば設営完了です。

撤収は設営とは逆に手順をおこなっていけば簡単におこなえます。ここでポイントなのが手順を必ず守る、です。手順を間違えて撤収してしまうとフレームは損傷の恐れがあるのでお気をつけください。

使用するペグは鍛造ペグがおすすめです。鍛造ペグは強度が高く重量もあるので固定力が抜群です。地面にもよりますが、鍛造ペグのうち、長さは30㎝～50㎝のを揃えておくと便利に使えますよ。

ゼインアーツ「ゼクーM」はワンポールタイプのテントでありながら、床面積はミドルサイズ、空間はラージサイズ並みの4～6人向けミドルサイズシェルターです。大人4人が快適に、配置や持ち物によっては6人まですごせます。

デュオキャンプならばテーブルやチェアをテント内に持ち込んでも充分な空間を確保できます。デュオキャンパーにもおすすめのテントです。

デザイン性と機能性にこだわった魅力たっぷりのゼインアーツ「ゼクーＭ」の魅力・口コミ・評判などをまとめてきました。ワンポールテントでありながら広い空間を実現した「ゼクーＭ」を使って少人数からファミリーキャンプまでおしゃれで素敵なキャンプを楽しんでくださいね。