4人用テント人気おすすめ17選｜初心者向けのワンタッチテントも

家族でキャンプに行きたいけど、どんなテントを買ったらいいのか分からない方は多いと思います。キャンプにおいてテントは、もっとも重要なアイテムです。せっかくならコスパがよくおしゃれな最強のテントが欲しいですよね。

テントにはさまざまな形状があり、定番のドーム型はもちろん、4人用としては2部屋作れる2ルームテントやトンネルテントが人気です。設営簡単なワンタッチテントやワンポールテントもあります。しかし種類が多すぎて迷いますよね。

そこで今回は、ファミリー・グループキャンプに使える4人用テントの選び方とおすすめ商品をご紹介します。コールマンやスノーピークなど人気のメーカーについても解説するので、ぜひ購入時の参考にしてみてください。

「4人で使うなら4人用テントがいいのでは？」と思いますよね。実はメーカー記載の使用人数ぴったりで使うと狭い思いをすることが多いんです。荷物を置くスペースを考えると、1人分大きいサイズを目安にするといいでしょう。

4人なら荷物も4人分ありますので、5〜6人用テントがおすすめです。また車の積載スペースに余裕があるなら7〜8人用など多少大きすぎても困ることはありません。広いほうが快適に過ごせます。

テントはモデルによって天井高がかなり異なり、150cm〜200cm程度までさまざまです。低いほど風に強いですが、中でかがまなければならないので腰に負担がかかってしまう場合も。腰痛持ちの方や長身の方は、天井高180cm以上のテントがおすすめです。

またテント収納時のサイズも一緒に確認しましょう。長辺が60〜70cm程度ならコンパクトです。逆に大きいものは長辺100cm以上あります。車に積載することを想定しておきましょう。

「リビング（食事スペース）と寝室と分けたい！」という方には2ルームテントもしくはトンネルテントがおすすめです。部屋が多いと家族で過ごすのも快適です。2ルームテントはドーム型テントにスクリーンタープが付いた形状で、別途タープを用意する必要がありません。ただ組み立ての工程が多く複雑なので上級者向けです。

一方トンネルテントは、ドーム型テントの前室がそのまま伸びたような形状で、横に長いドームのシルエットが特徴です。カマボコテントとも呼ばれており、中には3部屋作れるモデルもあります。設営は2ルームより簡単ですが、大きいので2人以上で行いましょう。

「とにかく広い空間で快適に過ごしたい！」という方はロッジ型テントがおすすめ。ロッジ型テントは背が高い台形の形状で壁面も垂直なため、空間が広く居住性が高いのが特徴です。レトロな見た目がおしゃれですが、大型なので組み立てはやや大変です。

ポップアップテントはキャンプ用というよりも公園ピクニックやビーチなどでの使用に適した簡易テントです。収納袋から出すだけで自動的に広がり自立するので設営は非常に簡単。UVカット加工されているモデルが多く、紫外線を防いで快適にアウトドアが楽しめます。

キャンプ初心者にとってテント設営の難易度は大変重要です。設営に時間がかかりすぎると、せっかくのキャンプを楽しむ時間が減ってしまいます。4人用テントはサイズも大きめでより時間がかかってしまうので、自力で立てられるか必ず確認しましょう。

最も簡単なのはワンタッチテントです。収納袋から出して広げるだけで自立するので、迷うことはありません。次に簡単なのはワンポールテントです。何よりも簡単さを重視するなら、この2つのどちらかを選んでください。ただし機能性なども加味してバランスを重視したいなら、やはりドーム型がおすすめです。

テントの素材には主に、ポリエステル・ナイロン・コットン・ポリコットンがあります。このうち初心者向けなのは軽量で価格も比較的安いポリエステル製テントです。耐水性も高くお手入れも簡単。ただ他の素材にもそれぞれ良し悪しがありますので、以下の表を参考に検討してみてください。

テントの重さもチェックしましょう。特に駐車場からサイトまで運ぶ必要があるなら、あまり重いものだと大変です。4人用テントとしては、5kg以下なら軽量なほうといえます。ただし形状が2ルームの場合はパーツが多いので10〜20kgになることを把握しておいてください。

キャンプサイトや山の天候は変わりやすいので、雨への備えは常に必要です。また雨が降らなくてもテントは夜露などで必ず濡れるものですので、防水性を必ずチェックしましょう。耐水圧が1,500mm以上あれば、多少の大雨でも安心です。

耐水圧とは、生地に染み込もうとする水の力を抑える性能を表す数値です。中には3,000mm以上とかなり高いものもありますが、耐水圧が高いほど通気性が落ちることも覚えておきましょう。ファーストテントには1,500〜2,000mmがおすすめです。

通気性を必ずチェックしましょう。通気性が悪いと夏は熱がこもり、冬は結露しやすくなりますので、快適度合いを大きく左右します。

テントの通気性はベンチレーション(換気口)の有無や大きさで確認してください。ベンチレーションが2カ所以上あれば風通しが良くなり快適に過ごせます。またメッシュ窓付きのベンチレーションなら、虫の侵入も防げるので安心です。

前室とは、簡単にいうとインナーテントとフライシートの間のスペースのこと。前室があれば荷物を置けるので、室内が広く使えます。汚れた靴も置いておけるので玄関のように使えるのも魅力です。

テントによって、前室があるものとないもの、広いものと狭いものがあります。また一般的にワンポールテントは前室のないモデルが多いので確認してください。

またテントの出入り口部分にキャノピー(ひさし)が付いているテントであれば、スペースをさらに拡張できて便利です。別途タープを用意しなくても日よけが作れて、雨天時も室内への雨が入るのを防いでくれます。キャノピー下にも荷物や靴が置けます。

冬もキャンプしたいなら、スカート付きのテントを選びましょう。スカートとは、地面とテントの隙間を覆うための布のこと。外からの冷気を遮断し底冷えを防いでくれるので、冬でもテント内で暖かく過ごせます。また雨や雪のときもテント内への浸水を防いでくれます。

ずっと屋外にいれば日焼けや紫外線の影響が気になる方も多いでしょう。テントにUVカット機能があれば安心です。最大で99％カットの製品もあります。また製品によって、「UVカット率」で示している場合と「UPF値」で示している場合があります。

UPF値とは繊維製品が紫外線をどの程度遮蔽できるかを数値で表したオーストラリア・ニュージーランド規格です。数字が高いほど紫外線遮断効果が高く、最大値は50＋となっています。UVカット率・UPF値どちらもチェックして、紫外線対策を忘れずに。

キャンプの夜に欠かせないランタン。テーブルの上に置いたりランタンスタンドに掛けたりなどレイアウトは自由ですが、テント室内全体を明るく照らすには天井から吊るすのがベストです。テントの天井にフックが付いていれば、簡単に引っ掛けることができて便利です。

コールマンは100年以上もの長い歴史を持つアメリカの老舗アウトドアメーカーです。コールマンのテントはドーム型・2ルーム・ワンポールなど幅広い製品ラインナップが魅力です。

4人用では居住性に優れた2ルームテントが人気があります。リーズナブルな価格ながら機能性が高く、どのモデルも設営簡単な仕様になっているのが魅力です。デザインも豊富で選択肢が多いので、テント選びで迷ったらコールマンから探すのがいいでしょう。

スノーピークは新潟県三条市に本社を置くアウトドア総合メーカー。業界トップレベルの品質を誇り、圧倒的な信頼度で世界中のキャンパー・登山家から支持されています。

テントも耐水性・耐久性・耐風性に優れたハイスペックな商品が揃います。ソロ～ファミリーキャンプ向け、登山用の軽量なものなどラインナップが豊富です。安心の品質を求める方におすすめのメーカーです。

ロゴスは、もともと船具メーカーだった日本のアウトドア用品メーカーです。高価格だったアウトドア製品に対し、安価で高性能の商品を展開することで人気を獲得しました。デザイン性が高いアイテムが多く、さらにはリーズナブルなアイテムが多いのが特徴です。

4人用のファミリー向けテントでは、主に2ルームテントを豊富にラインナップしています。価格とデザインを重視する方におすすめのメーカーです。

オガワは、キャンパルジャパンが展開する日本のアウトドア用品メーカーです。軍用のリュックやテントなどを取り扱っており、非常に品質が高いのが特徴です。高スペックで品質の高いアイテムが多いので、世界中のキャンパーから長らく厚い支持を受けています。

オガワのテントは、ファミリーキャンプ用の大きなテントが多いのが特徴です。品質にとことんこだわっているため、非常に耐久性が高いのが魅力。キャンプに行く頻度が多い方や、長くしようしたい方におすすめです。

ノースフェイスは、アメリカで1868年に誕生したトレンドに敏感なアウトドアアパレルメーカーです。日本ではアウトドアギアというよりも服のブランドとして浸透しています。近年アウトドアギアにも力を入れており、おしゃれで機能的なアイテムを提供しています。

個性的でおしゃれなテントが欲しい方はノースフェイスがおすすめです。ノースフェイスの4人用テント「ジオドーム」は、今までにない新しいタイプの独特なドーム形状が特徴。トレンドに敏感なおしゃれキャンパーに人気があります。

DODは、大阪に本社を置く「ビーズ株式会社」が手掛ける日本のアウトドアメーカーです。DODのキャンプギアは、遊び心が盛り込まれたトリッキーなものが多くあります。国産で高品質であるのにもかかわらず、お求めやすい価格帯のアイテムが多いのも特徴です。

DODのテントは、個性的でかっこいいものが多いので、見た目のデザインを重視する方におすすめです。また、リーズナブルにもかかわらず、品質がいいため初心者の方にも人気があります。

4人用テントの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。4人用テントといっても外観や機能性はさまざまです。自分にぴったりの4人用テントを見つけて、ファミリーキャンプ・グループキャンプを楽しんでください！