【電子工作に!】おすすめのオシロスコープの人気ランキング10選

電気の流れを可視化することができる計測器具のオシロスコープは、近年では比較的手頃な値段で購入できるようになっていることで人気が高まっています。そこで今回は人気が高くておすすめのオシロスコープをランキング形式でまとめましたので、電子工作をするなら要チェックです!

オシロスコープとは

オシロスコープは目では見ることができない電気の流れを波形として表示することができる計測器のことです。電子回路の組み立てや商品を開発するプロフェッショナルだけが取り扱うものと思われることも多いですが、近年は性能が高くてリーズナブルなオシロスコープが増えています。

 

ある1点の導通チェックしか行うことがテスターとは異なり、オシロスコープは様々な情報を回路全体を通すことで計測を行うことができますし、波形を観察することにより回路の異常を検出することもできる便利なアイテムです。

 

今回は様々な用途で活用することができるオシロスコープの選び方や、おすすめのオシロスコープをご紹介していきますので、便利なオシロスコープを選ぶときの参考にしてみてください。

オシロスコープの選び方

周波数帯域で選ぶ

オシロスコープが計測することができる電気信号には上限があります。1/4程度の信号しか正確に観測することができなくなっているので、オシロスコープを選ぶときには周波数帯域を忘れずに確認しておくことが重要です。まずはどのくらいの周波数帯域が必要なのかをご紹介していきます。

簡単な電子回路だけ作るなら周波数帯域は気にしなくても問題ない

数値が大きければ大きいほど高いレベルの電子回路を作ることができるのですが、価格も高くなってしまうので、簡単な電子回路しか作られないのであれば、それほど気にする必要がない数値になっています。

電子工作を本格的に行うなら50MHzを目安に選ぶのがおすすめ

リモコンの信号を確認したり、ノイズをチェックしたいだけなら20MHz以下のオシロスコープでも問題ありません。デスクタイプのオシロスコープを使って電子工作を本格的に行いたいのであれば、使い方にもよっても変わってきますが、50MHzを目安に選ぶと余裕があるので、基本的には問題ないのでおすすめです。

オシロスコープのタイプでの選び方

現在主流となっているオシロスコープには、大きく分けてデスクタイプとハンディタイプの2つタイプになっています。使用する目的や利用するシーンに合わせてオシロスコープを選ぶようにしましょう。

デスクタイプは本格的な電子回路を作りたい方におすすめ

デスクタイプのオシロスコープはコンセントから電源を取り、机の上に置いて使うタイプになっています。画面が大きくなっていて多機能なオシロスコープが多くなっているのが、デスクタイプの特徴です。

 

しかしデスクタイプのオシロスコープは多機能で高性能であることで商品の価格が高く、操作も難しくなっているので、初心者には扱いにくいという欠点もあります。電子工学の基礎的な知識も必要になるので、オシロスコープの扱いに慣れている方や本格的な電子回路作りたいと考えている方におすすめです。

簡易的な計測ならハンディタイプでも問題なく行える

ハンディタイプは屋外で作業を行いたいときや、簡単な信号を確認をするためにオシロスコープを使いたいと考えている方におすすめです。ハンディタイプであれば片手で持つことができるほどコンパクトになっています。

 

デスクタイプと比較をすると機能は制限されてしまいますが、比較的リーズナブルな価格で購入することができますし、簡単な操作で扱うことができるので、専門的な知識がなくても扱うことができます。

 

なので電子工作を初めてしたい思っている方にもハンディタイプは向いています。選ぶときはコードレスになっているので、乾電池やUSB充電なのかなどの使いやすい電源に注目をして選ぶようにするのがおすすめです。

スペックでのオシロスコープの選び方

オシロスコープを選ぶときにはスペックも重要です。使用する用途にスペックが足りていないと、行いたいことができなくなってしまうこともありますし、オシロスコープが故障してしまうこともあるので、使用する用途に十分なスペックがあるオシロスコープを選ぶことが重要です。

最大入力電圧での選び方

オシロスコープはサイン波の周波数が高くなると、表示される振り幅が徐々に減少していきます。なのでオシロスコープに示されている周波数の帯域は、正確に全ては示されません。

 

その周波数の帯域を決めるのが、最大入力電圧になっています。最大入力電圧以上の電圧をオシロスコープに測定させてしまうと壊れてしまうので、測定をする電圧に合わせて選ぶようにすることが重要です。

 

しかし最大入力電圧は実際に入力をすることができる電圧よりも高めに設定がされています。特に周波数が高くなるほど最大入力電圧と比べると、実際に入力をすることができる電圧が小さくなってしまうので注意をする必要があります。

最高感度での選び方

オシロスコープで測る波形の大きさが小さくなるほど、高感度のオシロスコープが必要になります。どのくらいの小ささの波形を測定することができるのかは垂直軸感度によって変わってきます。

 

なので細かい波形を測定したいと考えているのであれば、垂直軸感度が高いオシロスコープを選ぶようにして、ノイズを低下させることが機能があるのを選ぶようにするのがおすすめです。

測定チャンネル数での選び方

オシロスコープの測定チャンネル数は、波形をどれだけ観測することができる違いになっています。ほぼ全てのオシロスコープは2つか4つの波形を測定することができます。しかし波形が0か1のデジタル値を取るロジック信号を測定するのであれば、さらに16個の波形を追加で観測できるオシロスコープもあります。

 

家庭用として使うのであれば2つの波形を測定することができれば基本的には問題ありません。チャンネル数は後で増やすことはできなくなっていますが、チャンネル数が多いオシロスコープは価格が高くなってしまうことが多く、扱い方も難しくなってしまうので単純な電子工作をするのには向いていません。

 

オシロスコープを使って多チャンネル波形観測をするのであれば、測定チャンネルが多いのを選ぶようにするのがおすすめです。

操作が簡単で使いやすいのを選ぶと便利

オシロスコープは計測機能や波形機能が優れているのを選ぶと便利です。しかしそれらの機能を十分に活用することができるように操作性が優れているのを選ぶことも重要です。家庭での使用がしやすいのかどうかもチェックするようにしましょう。

オートセットボタン付き

家庭用としてオシロスコープを使うのであれば、ボタン一つで自動計測を行うことができる、オートセットボタンが付いているのを選ぶようにするのがおすすめです。様々な電子情報を得ることができるのがオシロスコープの魅力です。

 

なので計測パラメーターが多いほうが優れているオシロスコープではあるのですが、専門的な知識や技術がなければ、波形から計算をしたり感度調整を行うのは難しくなっています。自分の知識などを考慮して扱いこなせるオシロスコープを選ぶようにするのがおすすめです。

画面が見やすいと波形解析をしやすい

オシロスコープのディスプレイ上に表示することができる波形が多彩になっていると、信号の比較を行うことができます。波形数やトリガー機能は多いほうが便利ではありますが、小さな画面を長時間見るのは大変で目も疲れてしまいます。

 

なので波形解析をするのであれば、バックライトが付いているのや、カラーディスプレイや画面が見やすいのかを重視して選ぶようにするのがおすすめです。

パソコンでもデータを保存・共有できると便利

オシロスコープは計測をしたデータや設定などを保存することができる機能が付いていると安心して使うことができます。データを本体以外にUSBなどの媒体に記録をすることができると便利です。

 

さらにパソコンを使ったの検証や、プリンターで波形の印字がしやすいと用途を広げることができます。パソコンを使う場合はデータの転送をサポートするためのソフトウェアが付いているパッケージ商品を選ぶようにするのがおすすめです。

オシロスコープのアナログとデジタルの違い

オシロスコープにはデジタルのアナログの2種類が存在しますので、アナログとデジタルの違いをご紹介します。

アナログの特徴

アナログのオシロスコープはプローブで拾った信号をモニターに直接、垂直軸に入力をして信号そのものを観察する仕組みになっています。最初にアナログのオシロスコープを使用して操作経験を積んでおけば、デジタルオシロスコープの扱いも簡単に扱うことができます。

 

なので環境面での問題がないのであれば、アナログのオシロスコープの扱いに慣れてから、デジタルのオシロスコープを扱うようにするのがおすすめです。

デジタルの特徴

デジタルのオシロスコープは、一度アナログで拾った信号をアナログ・デジタル変換器を通すことで、デジタルデータに変換をして波形メモリーに蓄積する仕組みになっています。その上で補完などの処理を通すことによりディスプレイに表示をしています。

 

なので信号波形が残りますし、取り込みをしたデータの解析も簡単に行うことができて、インターネットを使って様々なやり取りをすることもできるのが特徴です。

オシロスコープのおすすめランキング10選

10位 JYE Tech『ハンドヘルド・ポケット・オシロスコープ DSO112A』

タッチパネル式で超小型

超小型のオシロスコープですが、性能が低めになので本格的な電子工作に使うのには物足りなさがありますが、タッチパネル式になっていて簡単な操作になっているので、入門用としておすすめですし、子供でも扱いやすくなっています。

 

残量インジケーターが付いていて、メモリ機能も搭載されているので、電池切れを気にしないで作業を行うことができるハンディタイプのオシロスコープです。

周波数帯域 2MHz サンプルレート 5MS/s
チャンネル数 1ch 計測機能 5種類の自動測定
本体サイズ 幅7.0x奥行18.0x高さ1.8㎝ 重量 86.2g

9位 Hantek 『デジタルオシロスコープ DSO-5072P』

カラーディスプレイがワイドで見やすい

WVGAカラーディスプレイを採用しているので、画面がとても見やすいのが特徴のオシロスコープです。長時間の作業を行っても疲れないで集中して作業をすることができます。FFTアナライザー機能を搭載しているので、波形解析機能も充実しています。

 

専用の分析ソフトも付いているので、パソコンにデータを送るのも簡単に行うことができます。欠点としては海外メーカー製のオシロスコープになっているので、日本語の取扱説明書がありません。なのである程度オシロスコープの操作に慣れている方におすすめの商品です。

周波数帯域 70MHz サンプルレート 1GS/s
チャンネル数 2ch 計測機能 4つの波形解析機能
本体サイズ 幅31.3x奥行10.8x高さ14.2㎝ 重量 2.1kg

8位 Quimat『2.4 TFT デジタル オシロスコープQ15001』

オーディオ類を調整するときに使いやすい

安いハンディ型のコストパフォーマンス抜群のオシロスコープです。計測することができる範囲は狭くなっていますが、一般的な電化製品に使うのには問題ないスペックがあります。データの保存も行えますが、新しいのを保存すると上書きされてしまうことには注意が必要です。

 

ACアダプタが付いているので、すぐに使うことができますし、扱いやすいと評判が良いオシロスコープになっています。スペックはやや低くはありますが、3000円台で購入することができるのでコストパフォーマンス抜群でおすすめのオシロスコープです。

周波数帯域 200KHz サンプルレート 表示なし
チャンネル数 1ch 計測機能 高速調整モード付き
本体サイズ 幅11.5×奥行7.5×高さ2.2㎝ 重量 100g

7位 岩崎通信機『デジタル・オシロスコープ DS-5105B』

家庭でも使える本格派でカラー表示で使いやすい

岩崎通信機は1938年に創業した岩崎通信機株式会社のブランドになっていて、周波数帯域500MHzまでのプロ仕様のオシロスコープも取り扱っている、大手のメーカーなので信頼性は抜群の商品です。

 

コントローラー部分や表示される波形がカラー分けされているので、区別や比較も簡単に行うことができます。画像をカラーのままUSBメモリに保存することもできる便利なオシロスコープです。

周波数帯域 50KHz サンプルレート 1GS/s
チャンネル数 2ch 計測機能 20種類の自動測定
本体サイズ 幅30.3×奥行11.2×高さ14.6㎝ 重量 2.2kg

6位 Instek『デジタルオシロスコープ GDS-1052-U』

USBに波形データを保存できる

この商品は自動測定機能に優れていて、調整をしないで情報を早く数値化することができるので、家庭でも扱いやすいオシロスコープになっています。LEDバックライトが付いているカラー液晶ディスプレイが使われているので、目が疲れにくくなっているのも特徴です。

 

USBの波形データをUSBに保存することができるので、パソコンを使っての解析もしやすい便利なオシロスコープになっています。

周波数帯域 50KHz サンプルレート 250MS/s
チャンネル数 2ch 計測機能 19種類の自動測定
本体サイズ 幅31.0×奥行14.0×高さ14.0㎝ 重量 約2.5kg

5位 SHINA『ポータブル ミニ オシロスコープ ARM DSO211』

屋外での作業に使いやすいオシロスコープ

このオシロスコープにポケットに収めることができるほど小さくなっていて、片手で持っても軽いので、とても扱いやすくなっています。USBでのフル充電で連続2.5時間以上使うことができて、スタンドが付いているので机の上で作業をするときには両手を使っての作業も行えるおすすめのオシロスコープです。

周波数帯域 200KHz サンプルレート 1MS/s
チャンネル数 1ch 計測機能 6種類の自動測定
本体サイズ 幅10.5×奥行5.3×高さ0.8㎝ 重量 65g

4位 TEXIO『デジタルオシロスコープ DCS-4605』

充実した機能がありLEDバックライト付きで見やすい

この商品はコストは抑えられていますが、しっかりとした性能を備えています。データログ機能やGo-NoGo判定機能などが付いているので便利で、幅広い用途に活用することができます。

 

パネルの設定や、波形データの保存や読み出しも簡単に行うことができます。価格は高い商品になっていますが、測定器に欠かすことができない校正や保証がしっかりしているので、おすすめすることができるオシロスコープになっています。

周波数帯域 50KHz サンプルレート 250MS/s
チャンネル数 2ch 計測機能 19種類の自動測定
本体サイズ 幅34.15×奥行15.9×高さ16.23㎝ 重量 約2.5kg

3位 サインスマート『Note II オシロスコープ DSO202』

指だけで操作できて画面も見やすい

操作をするのにツマミを使用しないオシロスコープになっていて、画面横のタッチエリアを使うことで、指だけで操作をすることができるのでスマートに使うことができます。

 

またカラーディスプレイになっているので、波形や計測数値も見やすくなっていますし、小型でありながらも8MBのメモリ機能を備えている、使い勝手に優れているおすすめのオシロスコープです。

 

注意点としては日本語のマニュアルがないことです。中国語のマニュアルはサイトからダウンロードをすることができます。

周波数帯域 2MHz サンプルレート 10MS/s
チャンネル数 2ch 計測機能 3種類の自動測定
本体サイズ 幅10.0×奥行5.6×高さ1.0㎝ 重量 159g

2位 OWON『デジタルオシロスコープ SDS-1022』

ワンタッチで自動設定を行える

デスクタイプのオシロスコープになっていますが、厚さはわずか7cmになっているので、机の上に置いていても邪魔になりにくくなっていて、工具箱に入れて持ち運べることで人気が高いオシロスコープです。

 

FFT機能が付いているので、カラー画面でスペクトラム解析を行うこともできます。自動校正機能が搭載されているので、初心者でも扱いやすくなっています。

周波数帯域 20MHz サンプルレート 100MS/s
チャンネル数 2ch 計測機能 3種類の自動測定
本体サイズ 幅30.1×奥行15.2×高さ7.0㎝ 重量 1.5kg

1位 GOCHANGE『2IN1 ハンドヘルド ストレージ オシロスコープ』

観察機能に優れているハンディタイプ

この商品はハンディタイプのオシロスコープでありながらも、6種類の字形計測や4種類の波形を観察することができるので便利ですし、LEDバックライト付きの高コントラストディスプレイになっているので、波形も見やすくなっています。

 

単3電池4本を使うので、外出先で電池切れになってもコンビニなどで電池を購入することが使えるようになるのも便利です。手に持ちやすい形状になっていて、趣味の工作やDIYなどに使うことができる人気でおすすめのオシロスコープです。

周波数帯域 200KHz サンプルレート 200KS/s
チャンネル数 1ch 計測機能 6種類の自動測定
本体サイズ 幅18.6×奥行10.0×高さ4.5㎝ 重量 370g

まとめ

ここまでオシロスコープの選び方や、おすすめのオシロスコープをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?最近は高性能でリーズナブルなオシロスコープが増えてきていて、使い勝手に優れている商品も多くなっています。電子工作などをしたいときにはオシロスコープの購入も検討してみてください。

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