【一体型も】高級コンポのおすすめ人気ランキング10選【ONKYOも紹介】
2022/02/04 更新
音質重視なら高級コンポがおすすめ
いろいろな見方はあるでしょうが、音響機器の分野においては2極化が進む可能性が指摘されています。つまり、スマホと音楽配信サービスなどの組み合わせで、便利でそこそこ良い音を楽しみたい人と、良い音を追求するピュアオーディオ派といった具合に。
しかし、もちろん音にこだわりはあるものの、省スペースや利便性とのバランスを取りたい人もいます。そんな人たちにおすすめなのが高級コンポ(ハイエンドコンポ)といわれるジャンルです。
現在、ハイレゾの普及とともに、かつてのオーディオマニアたちが「現場復帰」しているといいます。ということは、そんな人たちに向けて良質な音をつくる技術者・メーカーも活発になっている、というわけです。この記事ではそんな高級コンポのおすすめを紹介します。
高級コンポの選び方
高級コンポ(ハイエンドコンポ)にこれといった定義はありません。基本的にはミニコンポと呼ばれるジャンルで価格が高いものと考えてもよいでしょう。あるいは、ハイレゾに対応しているなども特徴です。
いずれにしても、高級コンポのジャンルにおいては、多機能であることはあまり求められません。音の良さを追求しているのが高級コンポであるといえるのです。そのため、選び方でポイントとなるのも音質に関係した項目となります。
タイプで選ぶ
高級コンポのタイプにはセパレート型と、一体型の2つがあります。これらの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
セパレート型
高級コンポのなかでセパレート型と呼ばれるものは、スピーカーとアンプ、プレーヤーなどが分かれているコンポのことです。
一概にはいえませんが、このようなタイプはスピーカーやアンプなどのサイズに比較的余裕があるため、音質を追求しやすい面があります。つまり、音質を重視するなら、まずはセパレート型から探したほうがよいといえるのです。
また、もしスピーカーが気に入った場合では、その後、グレードアップしたアンプやプレーヤーに乗り換える、といったことも可能です。一方、ミニコンポと呼ばれるものではそれほどではありませんが、多少場所を取ること、価格が高いなどがデメリットといえます。
一体型
一体型の高級コンポはスピーカーとアンプ、プレーヤーが一体になったものです。昔はラジカセ(ラジオとカセット)などとも呼ばれましたが、カセットはなくなり、ラジオは残しつつもスマホと連携できるなど進化を遂げています。
ただし、高級コンポのジャンルでは、やはり音質が最重要の項目。「このサイズでこの音を出すのか」という驚きと満足度を追求している製品が多いのが特徴です。
サイズが小さいのはデメリットですが、ちいさな筐体内に独自の機構を設けることで、小さなボディからは想像できない重低音を奏でるおすすめの高級コンポもあります。部屋のスペースが限られている人におすすめなのが、一体型の高級コンポといえます。
スピーカーで選ぶ
音質が良いかどうかを判断するのに、スピーカーのスペックをチェックするのは良い方法です。最終的にはやはり自分の耳で確かめたいところですが、スペック表などを見ると、どの程度の音の水準を狙っているのか、判断することもできるのです。
周波数特性
どのくらいの帯域の音を出せるかを表すのが、周波数特性です。スピーカーはアンプと違って周波数特性がフラットになりにくいので、厳密に表すのはむずかしいとされていますが、それでも目安にはなります。
周波数特性の幅が広ければワイドレンジ、周波数特性の幅が狭ければナローレンジといいます。たとえば「100Hz~16Khz」のように仕様書には書いてあるはずです。
ざっくりといえば、音質を重視するなら下は40Hz以下、上は30KHzより上がおすすめです。先ほどの100Hz~16Khzでは、たとえばベースやバストラムは100Hz以下のことも多いので、こうした楽器の音を正確に聞きたい人にとっては不向きといえます。
ハイレゾ対応か
ハイレゾ対応かどうかは、先ほどの周波数特性に大きく関係しています。CDのサンプリング周波数は44.1kHzですが、ハイレゾ音源では48~97KHzまで記録できます。しかし、上の帯域が20KHzまでであれば、せっかく記録された音も出力されることはありません。
要するに、ハイレゾ音源を購入しても宝の持ち腐れ。ハイレゾ音源を手に入れて再生するつもりなら、スピーカーもハイレゾ対応にしているのがおすすめなのです。
ユニット数(2Way・3Wayなど)
ユニット数の特徴を理解してスピーカーを選ぶのは重要です。1way(フルレンジスピーカー)は、1つのユニットですべての帯域の音を鳴らすスピーカーです。ややぼやけて聴こえると感じる場合もありますが、自然な音に聴こえるため、1wayを好む人もいます。
2wayは低音と高音の2つにわけて再生するスピーカーです。一般的には高音のトゥイーターと中低音のミッドバスの2wayにします。1wayに比べて音がくっきりするのが一般的なメリットといえます。
3wayは低音、中音、高音それぞれにユニットを分解したスピーカーです。低音用のウーファーと中音用のスコーカー、高音用のトゥイーターという構成が一般的です。音質は上がりますが、制御構造が複雑になるため価格が上がるのがデメリットです。
最大出力
最大出力(W数)は、非常に広い部屋でないかぎりは、30Wもあれば十分です。10~20Wあれば過程で一般的な音量で楽しむ分では問題ありません。
音源との接続方法で選ぶ
高級ミニコンボに音源を入力する際にすでに音質が劣化していたら、いくらアンプやプレーヤー、スピーカーがよくてもしかたがありませんよね。
ただし、レコードやCDのみの時代と異なり、多様な音源が共存しているのが今のオーディオを取り巻く状況です。ここでは音質の特徴を紹介しますが、使い分けをするのも音楽の楽しみ方のひとつといえます。
USB接続
スマホや音楽プレーヤー、USBメモリなどの接続ではUSB接続が一般的です。有線接続なので遅延や劣化が生じにくいことがメリットです。
ワイヤレス接続
ワイヤレス接続の場合はBluetoothが一般的です。Bluetoothの場合、遅延が発生しないように圧縮音源でやりとりをするため、音質は低下します。しかし、配線がいらず、手軽に外部機器と連携させられるのはメリットです。
メーカーで選ぶ
高級コンポを選ぶ際によくいわれることは「最終的には自分の耳で」ということです。たとえば洋服などはブランドごとにテイストや方向性があるのと同じように、高級コンポから出る音にも聴く人の好みがあるからです。そこで、ブランドごとの特徴を紹介します。
ONKYO
ONKYOはハイレゾ対応に非常に積極的です。ハイレゾ音源の配信サービスも手掛けており、コンポとの連携もスムーズです。高級コンポでハイレゾを聴きたい人におすすめのメーカーです。
SONY
SONYの特徴は新技術を惜しみなく投入しているところです。最大出力メーカーの原点である技術第一主義への回帰ともいえるでしょうか。価格は押さえつつ、良い音作りへの本気度が感じられるという口コミもたくさんあります。
ケンウッド
ケンウッドの高級コンポの特徴は、なんといっても、ウッドコーンスピーカー。木製のウッドコーンは長年実現不可能といわれていましたが、ケンウッドは2003年についに製品化しました。1way(フルレンジ)のナチュラルな音を求める人におすすめのメーカーです。
BOSE
BOSEの一体型高級コンポは、数々の映画やドラマに登場するような有名な製品です。BOSE独自の「ウェーブガイド・スピーカー・テクノロジー」はオルガンと似た原理を使い、コンパクトでありながら非常に迫力があります。
Tivoli Audio
オーディオ業界ではレジェンドとして知られるヘンリー・クロスの設計を受け継いでいるのがTivoli Audio。ヘンリー・クロスのデザインを活かしつつ最新のテクンロジーを融合した次世代Hi-Fiオーディオと呼ばれています。どこかアンティークな外観も魅力です。
高級コンポのおすすめランキング10選
宗七音響
model 216
長いリスニングにも疲れない音
宗七音響は音にたいするこだわりとともに、インテリアにも意識が高いメーカー。「人生とともに響く音」がコンセプトです。無垢の天然木を使用した外観は、リビングボードの上や本棚など、どこにでもよく映える、といえるでしょう。
ただ、宗七音響のmodel 216に対して述べているように「いい音でなければ本末転倒」です。天然木で出来たエンクロージャとの相性が良いデンマークのスキャンスピーク社のスピーカーユニットを使用し、ミニアムにして極上の音に仕上げています。
長いリスニングにも疲れない音が特徴なので、休日にゆっくりとお気に入りの音楽に耳を傾けてはどうでしょうか。
タイプ | セパレート型 | ハイレゾ対応 | ☓ |
---|---|---|---|
接続 | USB | スピーカー | フルレンジ |
パナソニック
SC-PMX150-S
ハイレゾデビューにぴったり
パナソニックのSC-PMX150-SはDSD再生に対応対応するとともに、USB-DAC機能も搭載。いろいろな方法でハイレゾデビューをするのにおすすめの高級コンポです。
CDの3~6.5倍ほどの情報量のあるハイレゾ音源はマスター音源のポテンシャルを十分に引き出してくれます。SC-PMX150-Sは100kHzの広帯域を再生する「スーパーソニックツイーター」の搭載により、きらめくようにクリアで美しい高音を実現しました。
また、ユニークなのが竹製のウーハー。軽量で高剛性の竹は音の伝わりが早いとともに、振動の収まりも速く、余韻が残らないのです。ハイスピードなレスポンスと切れ味のある低音を求める人におすすめの高級コンポといえます。
タイプ | セパレート型 | ハイレゾ対応 | 〇 |
---|---|---|---|
接続 | Wi-Fi・USB | スピーカー | 3Way |
ソニー(SONY)
CAS-1
映像も楽しみたい人におすすめの高級コンポ
音の楽しみ方は人それぞれです。たとえば、大好きなアーティストのライブ映像をよい音で聴きたい、迫力あるスポーツ観戦を楽しみたい、上質な音でゲームを楽しみたい、といった場合に人気があるのがソニーのCAS-1です。
見ての通り、CDプレーヤーなどはついておらず、極めて省スペースな高級コンポです。そのため、テレビの横やパソコンの横などに置きやすいのが特徴です。
高音質コーデック「LDAC(TM)」に対応しているので、Bluetoothでも上質な音を楽しめます。デスクで聴く際はニアフィールドリスリングとなり、とくにボーカルの存在が際立ちます
タイプ | セパレート型 | ハイレゾ対応 | 〇 |
---|---|---|---|
接続 | Bluetooth・USB | スピーカー | 2Way |
パイオニア
Stellanova APS-S301JGLBK/XV15
iPhone・iPadでハイレゾ
パイオニアのStellanova APS-S301JGLBK/XV15は、近未来的なデザインがガジェット好きの人たちから絶賛を浴びている高級コンポです。その特徴は、なんといっても、世界初となるiPhone・iPadからワイヤレスでハイレゾを再生できるようにしたことです。
iPhone、iPadや外付けHDD内にあるハイレゾ音源を、iPhoneやiPadのアプリと連携することで、このハイレゾ再生を実現しています。
MacやWindowsのパソコンからは「Pioneer Wireless Connect」や「Pioneer Stellanova Player」を利用すればハイレゾ音源が再生可能。スタイリッシュに高音質を楽しみましょう。
タイプ | セパレート型 | ハイレゾ対応 | 〇 |
---|---|---|---|
接続 | Bluetooth・USB | スピーカー | 2Way |
TivoliAudio
TivoliAudio Music System BT
オールインワン高級コンポ
コンパクトなボディにCDプレーヤー、FM AMラジオ、Bluetooth、アラームを搭載しているのが、TivoliAudioのTivoliAudio Music System BTです。
アンティークな外観からは想像できないほど多機能で、スマホやタブレット経由で音楽をワイヤレスでストリーム再生できたり、周波数ホッピング方式(FHSS)と呼ばれる音質が劣化しにくい転送方式を採用していたりします。
インテリアとしても人気の高級コンポですが、伝説の音響技師と呼ばれたヘンリー・クロスの設計を今に受け継ぐ名機でもあるのです。
タイプ | 一体型 | ハイレゾ対応 | ☓ |
---|---|---|---|
接続 | Bluetooth | スピーカー | フルレンジ |
BOSE
Bose Wave SoundTouch music system IV
BOSE独自のウェーブガイドスピーカーテクノロジー
BOSE独自のウェーブガイドスピーカーテクノロジーを搭載したBose Wave SoundTouch music system IVは、コンパクトなサイズであるにもかかわらず、大型高級コンポに負けない音を奏でます。
広いリビングや、寝室のベッドサイド、キッチンなど、置く場所を選ばず、いつでも良質な音が楽しめます。操作が非常にシンプルなので、たとえばクラシック音楽などが好きな親へのプレゼントなどにも最適。DプレーヤーとAM/FMラジオチューナーも使えます。
Amazon Echo DoなどののAlexa対応機器との接続も可能です。
タイプ | 一体型 | ハイレゾ対応 | ☓ |
---|---|---|---|
接続 | Bluetooth | スピーカー | フルレンジ |
高級コンポのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | タイプ | ハイレゾ対応 | 接続 | スピーカー | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1
|
Bose Wave SoundTouch music system IV |
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BOSE独自のウェーブガイドスピーカーテクノロジー |
一体型 | ☓ | Bluetooth | フルレンジ |
2
|
EX-HR10000 |
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プレミアムモデル |
セパレート型 | 〇 | USB・Bluetooth | フルレンジ |
3
|
TivoliAudio Music System BT |
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オールインワン高級コンポ |
一体型 | ☓ | Bluetooth | フルレンジ |
4
|
Stellanova APS-S301JGLBK/XV15 |
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iPhone・iPadでハイレゾ |
セパレート型 | 〇 | Bluetooth・USB | 2Way |
5
|
X-NFR7TX |
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ベストセラーの進化版 |
セパレート型 | 〇 | USB | 2Way |
6
|
CMT-SX7 |
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5GHzのWi-Fi規格に対応 |
セパレート型 | 〇 | Bluetooth・Wi-Fi・USB | 2Way |
7
|
CAS-1 |
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映像も楽しみたい人におすすめの高級コンポ |
セパレート型 | 〇 | Bluetooth・USB | 2Way |
8
|
SC-PMX150-S |
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ハイレゾデビューにぴったり |
セパレート型 | 〇 | Wi-Fi・USB | 3Way |
9
|
model 216 |
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長いリスニングにも疲れない音 |
セパレート型 | ☓ | USB | フルレンジ |
10
|
EX-HR55 |
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天然木ならではの響き |
セパレート型 | 〇 | Bluetooth・USB | フルレンジ |
まとめ
音楽配信やハイレゾなど多様な音楽の楽しみ方の誕生により、高級コンポも年々進化を遂げています。自分のライフスタイルにぴったりの高級コンポを選ぶのがポイントといえるでしょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年02月04日)やレビューをもとに作成しております。
JVCケンウッドのEX-HR55はウッドコーン誕生15周年に満を持してリリースされた自信作。ファン待望の高級コンポとして各メディアで大いに話題になりました。
もともと、紙のスピーカーコーンを天然木でつくろうというのがコンセプトだったこのシリーズですが、いまでは音を振動させる部品全体に天然木をつかっているのが特徴です。
たとえば、磁気回路背面のウッドブロック、キャビネット内の響棒などは、自然な音像定位に欠かせません。