【社会の陰を表現】朝井リョウのおすすめ作品人気ランキング10選
2020/11/20 更新
社会や人間の陰を描く作家・朝井リョウ
大学在学中に作家デビューしたことから「大学生作家」として話題となった朝井リョウは、岐阜県垂井町出身であり、2009年に『第22回小説すばる新人賞』を受賞したことでデビューして以来、直木賞・坪田譲治文学賞を受賞するなど、めきめきと頭角を表してきた話題の作家です。
朝井リョウの作品は学生生活・就職活動などにおいて見え隠れする「現代社会の陰」を中心として描かれており、現実で起こるあらゆる課題・問題のなかで揺れ動く登場人物達の心理や強いメッセージ性が特徴的です。
実生活に密着した内容・テーマになっているため、若者・社会人問わず取っつきやすく、普段読書をしない人でも気軽に読めるという点が魅力といえます。
朝井リョウ作品の選び方
朝井リョウは実に様々な作品を展開しており、初めて朝井リョウの作品に触れる人のなかには「どの作品が良いのか分からない」と感じる人も少なくありません。ここでは、自分に合った朝井リョウ作品の選び方とそれぞれの特徴についてまとめていきます。
作品のジャンルで選ぶ
小説を中心に高く評価されている朝井リョウは、様々なジャンルの作品を展開しています。作品のジャンルによって内容の難しさが変化したり、他作品との関連性が感じられるものもあるため、朝井リョウ作品を初めて読む人は特にチェックしておきましょう。
小説
朝井リョウ作品に初めて触れる人におすすめしたいのが「小説」ジャンルです。こちらのジャンルは、現代社会にはびこる様々な問題をテーマとする、朝井リョウならではの作風と独特の世界観が一層感じられるのが魅力的です。
テーマ自体が就職・学校・友人関係などといった、生活に密着しているものになっているうえ、生活のあらゆる場面で登場人物達が抱える不安・疑問・不信感などといった、暗い感情も繊細に描かれているため、よりリアリティのある作風となっているのが特徴といえます。
作品のなかには、各テーマに関する職業に携わっている人・専門家の解説が付いているものもあるため、作品を読みながら、現実で起こっている問題について考える・理解を深めることもできます。「朝井リョウらしさが感じられる本を読みたい」という人にもおすすめです。
エッセイ
「作家・朝井リョウの人物像を知りたい」という人におすすめなのが「エッセイ」です。こちらのジャンルは、デビュー当時「大学生作家」として話題となった朝井リョウ自身による、学生時代・デビュー後の様々な体験談に基づいたエッセイとなっています。
小説が重厚なテーマや内容のものが多いこともあり、一見難しそうに感じるタイトルに反して、内容は至ってライトであり、普段読書をしない人にも手軽に読めるのが特徴です。朝井リョウのユーモア・SNSが発展した現代ならではの笑いのセンスが感じられます。
朝井リョウが手掛けるジャンルのなかでも、スキマ時間などで手軽に読める程度のボリュームとなっているため、これまで朝井リョウ作品をいくつか読んだことがある人はもちろん「手軽に読める面白い本が良い」という人にもおすすめできるジャンルです。
エンタメ
「作品を楽しむだけでなく、現実に起こっている出来事・課題を考えてみたい」という人におすすめなのが「エンタメ」です。こちらのジャンルは、朝井リョウと様々な分野で活躍する専門家・小説家との対談や共著による作品となっています。
小説ジャンルにて朝井リョウが頻繁に取り上げる「就活」や「読書」などといった、身近な議題に基づいた討論・紹介がされており、それぞれの考え方・これまでの体験が読み取れるとともに、多くの人が1度は感じたことがある疑問にも触れられているのが魅力的です。
他の朝井リョウ作品の内容も関わっている作品も多いため、入学・卒業・就職活動などを控えた人や、いくつか朝井リョウ作品を読んだことがある人にもおすすめできるジャンルといえます。
アンソロジー
「一風変わった朝井リョウの作品を読んでみたい」「他の作家の作品と見比べてみたい」という人におすすめなのが「アンソロジー」です。こちらのジャンルは、1つのテーマに基づいて複数の作家が作品を手掛ける作品集となっています。
青春・人間関係など、朝井リョウが得意とするテーマが多く展開されており、様々な小説誌にも掲載されている作品から、アンソロジー本でのみ掲載されているオリジナル書き下ろし作品も多いのが魅力的です。
1冊で複数の作家の作風が楽しめるとともに、1つひとつの作品は短編になっているため、手軽に読める本を探している人にもおすすめです。
作品のテーマで選ぶ
朝井リョウは、日常生活における身近なテーマを多く取り上げており、テーマによって学生・就活生・社会人などの境遇・立場の違う人物の視点で展開されています。自分が置かれている環境に合ったテーマの作品を選ぶことで、朝井リョウならではのリアリティをより楽しめます。
青春
朝井リョウのデビュージャンルであり、初めて朝井リョウ作品を読む人にもおすすめなのが「青春」をテーマとした作品です。こちらのジャンルでは、高校生の友人関係・スクールカーストなどの「学校生活」を中心とした内容となっています。
多くの若者が持つ漠然とした不安・複雑な感情を繊細に描いており、甘酸っぱい一面のなかにもリアリティを含んでいるため、読者自身の学生時代と照らし合わせて楽しんだり、登場人物の感情・視点を追体験して楽しんだりなど、読者によって異なる楽しみ方ができるのが魅力です。
就職・労働
朝井リョウ作品のなかでも屈指の人気を誇るテーマの1つであるのが「就職・労働」です。こちらのテーマでは、学生生活を終えた人の多くが経験する「就職活動」を中心に描かれています。
就職活動の厳しさ・現実に基づいて、若者が抱える自分らしさ・社会が求める人間性とのジレンマや「自分らしさとは何か」という大きな疑問について展開されており、実際に就職活動をしている学生・社会人の心情を代弁するようなリアリティとメッセージ性のある内容が特徴です。
また、SNSを中心としたインターネットメディアを用いて、より登場人物達の本音・心境の変化などにも注目されているため、重厚なストーリーを楽しみたいという人にもおすすめです。
人間関係
様々な境遇における登場人物達の関係性・心の揺れ動きを楽しみたい人には「人間関係」をテーマとした作品がおすすめです。
こちらのテーマは、学生だけでなく社会人・幼馴染みなどといった様々な関係にある人物達に注目している分「青春」をテーマとした作品とは違った、多様な関係性の行く末を楽しむことができるのが魅力といえます。
どの作品においても、個性が強く、ゆるぎない価値観を持つキャラクターがたくさん登場するため、どの登場人物の考え方・視点で物語を読み進めるかによって、見え方が違ってくる作品が多いのも特徴といえます。「何度読んでも面白い作品が良い」という人におすすめです。
メディアミックスされた作品から選ぶ
朝井リョウが手掛ける作品のなかには、話題性の高さから映画・テレビなどといった様々なメディアで展開されているものも多く存在しています。メディアミックスされた作品から触れ始めることで、普段読書をしない人でも気軽に作品を楽しむことができます。
映画化
初めて朝井リョウ作品に触れる人に特におすすめなのが「映画化」された作品です。
重厚なテーマとストーリーが特徴的な朝井リョウ作品のなかには映画化されているものも多く、小説を読むだけでなく、映画と合わせて楽しむことで、小説だけでは理解しきれない部分も補うことができるうえ、原作との表現の違いを楽しむことができます。
漫画化
活字が苦手な人や、より手軽に読める作品を探している人におすすめなのが「漫画化」された作品です。
朝井リョウ作品を楽しむうえで重要な「登場人物達の心情の変化」は、普段読書をしない人にとっては時に難しく感じることも少なくありません。
漫画版では登場人物達の表情1つひとつが分かりやすく鮮明に描かれているため、ボリューミーな小説を読み慣れていない人にも取っつきやすいのが魅力といえます。
朝井リョウのおすすめ作品人気ランキング10選
新潮社
この部屋で君と
ひとつ屋根の下で繰り広げられる短編ストーリー
誰かと一緒に暮らすのはきっとすごく楽しくて、すごく面倒だ。ある人は愛しい人との同居を願い、ある人はいつか来る楽しい二人暮らしの終わりを嘆く。ひとつ屋根の下で同じ鍵を持つ2人は何を想うのか。
こちらの本は、小説誌『yomuyomu』に掲載された作品をまとめた1冊であり「同居」をテーマに、腐れ縁の恋人・趣味の合う少女達・妖怪と僕・先輩と後輩などといった様々な境遇の人物達を描いたアンソロジー本となっています。
朝井リョウ・坂木司をはじめとした気鋭の作家8名が手掛けており、同居人達の心の擦れ違い・気持ちの変化などが細かく表現されており、口コミでも「個性があって面白い」と人気の1冊です。
出版年月日 | 2014年8月28日 | ジャンル | アンソロジー |
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ページ数 | 315ページ |
集英社
世界地図の下書き
過酷な現実を生きる子ども達による「小さな奇跡」の物語
両親を事故で亡くした小学生・太輔は『青葉おひさまの家』での暮らしや、仲間達との関わりのなかで次第に心を開いていく。ある日、施設を卒業することになった高校生のお姉さん・佐緒里のために、太輔達は「ある計画」を立てる。
様々な事情を抱える子ども達が、過酷な経験と運命のなかで互いに協力し合い前進していく姿が描かれており、時に優しく、またある時には差別・いじめなどのリアリティな一面を覗かせる展開が魅力的です。
子ども達が厳しい現実のなかでも力強く生きていく姿は口コミでも高く評価されており「涙無しでは読めない」「読んだ後は温かい気持ちになった」という感想も多く寄せられるほどの人気作です。
出版年月日 | 2016年6月23日 | ジャンル | 小説 |
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ページ数 | 368ページ |
文藝春秋
ままならないから私とあなた
人間性と価値観の在り方を描いた人気作
天才少女と呼ばれ、成長に従い無駄なことを切り捨てていく少女・薫と、無駄なものにこそ人の温かみが宿ると考える少女・雪子。幼い頃から仲が良かった2人は、価値観の違いから距離が生まれ、ついには対立する瞬間が訪れるのだった。
効率性・人間性という2つの異なる価値観を持つ少女達の友情の行く末を描いた表題作『ままならないから私とあなた』と、新しい人間関係の在り方を描いた『レンタル世界』の2作品を収録した短編集となっています。
人間によって異なる価値観・考え方の対立や理解のなかで「人間らしさ」が色濃く表現されているのが口コミでも大人気です。スキマ時間などで手軽に読める作品が良いという人におすすめの1冊です。
出版年月日 | 2019年4月10日 | ジャンル | 小説 |
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ページ数 | 294ページ |
中央公論新社
死にがいを求めて生きているの
今を生きることの息苦しさを描く重厚なストーリー
植物状態のまま病院で眠る智也と、彼を献身的に見守る雄介。一見ごく普通の仲が良い友達に見える2人の間には「歪な真実」が横たわっていた。
こちらの作品は、毎日同じことの繰り返しに倦んだ看護師・クラスで浮かないように自身を取り繕う転校生・注目を浴びようともがく大学生など「平成」を生きる若者達の視点から描かれているのが特徴です。
一見関係がなさそうなストーリーが、現代にはびこる「生き辛さ・息苦しさ」という大きなメッセージ性を創り出しているのが魅力的です。『螺旋プロジェクト』に掲載された作品の1つであり、現代日本の暗い一面がリアルに表現されていると口コミでも人気です。
出版年月日 | 2019年3月7日 | ジャンル | 小説 |
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ページ数 | 473ページ |
文藝春秋
学生時代にやらなくてもいい20のこと
話題の大学生作家による爆笑必至の日常エッセイ
『桐島、部活やめるってよ』で話題となった朝井リョウの「大学生作家」という華々しい看板の陰で繰り広げられる、ごく普通の大学生としての無為で阿呆な爆笑必至の日常をまとめたエッセイ集となっています。
タイトルからは一見難しい自己啓発本のようですが、ページをめくると「125kmを徒歩で移動した時の話」や「スマホの契約に悪戦苦闘した話」など、小説からは読み取れない朝井リョウならではの笑いのセンスと無鉄砲な行動力が感じられるのが魅力的です。
ユーモアたっぷりで思わず笑ってしまう内容が幅広い年代に人気が高く、初めて朝井リョウ作品を読む人はもちろん、いくつか作品を読んだことがある人にもおすすめできる1冊です。
出版年月日 | 2012年6月26日 | ジャンル | エッセイ |
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ページ数 | 223ページ |
文藝春秋
武道館
「アイドルとは何か」を考えさせる話題作
結成当時から「武道館ライブ」を合言葉に活動してきたアイドルグループ『NEXTYOU』は、独自のスタイルの握手会や販売戦略などといった様々な手法で知名度を上げていく。しかし、注目が集まるなかで起こった出来事が、グループの存続をも危うくさせるのだった。
日本が抱える問題や注目話題などをテーマに、現代社会のあらゆる一面を描いてきた朝井リョウが「アイドル」を題材に描いたこちらの作品は、恋愛禁止・炎上・無料文化などの言葉や文化のなかで強く生きぬく少女達の心を描いた作品です。
複雑な想いを抱えるメンバーそれぞれにスポットが当てられるなかで「アイドルとは何か」という大きなメッセージを表現しているのが魅力です。口コミでも「筆者のアイドル愛が感じられる」と高く評価されています。アイドル好きの人にはぜひおすすめしたい1冊です。
出版年月日 | 2018年3月9日 | ジャンル | 小説 |
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ページ数 | 363ページ |
文藝春秋
風と共にゆとりぬ
人気作家・朝井リョウによる面白エッセイが再び登場
『ダ・ヴィンチブックオブザイヤー2015』にて1位を獲得したこちらの作品は、前作『学生時代にやらなくていい20のこと』に続く、朝井リョウ渾身のエッセイ集第2弾となっています。
レンタル彼氏との騙し合い対決・初めてのホームステイで勃発したマル秘パンデミック、さらには朝井リョウ自身が経験した痔の発症から手術・入院までの全てをまとめた「肛門記」まで、抱腹絶倒するような面白エピソードが収録された1冊となっています。
『別冊文藝春秋』や『日本経済新聞プロムナード』などに掲載されたエッセイに加え、書き下ろし分を加えた計500枚の大ボリュームが魅力的であり、口コミでは「読み終わるのがが勿体ないくらい面白い」と人気です。元気を出したい時におすすめの作品です。
出版年月日 | 2017年6月30日 | ジャンル | エッセイ |
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ページ数 | 315ページ |
集英社
桐島、部活やめるってよ
バレー部キャプテンの退部が若者達の心を揺るがす
田舎の県立高校バレー部の頼れるキャプテン・桐島が、ある日突然理由も告げずに部活をやめた。桐島の退部が、5人の高校生達に様々な形で変化を及ぼすのだった。
『第22回すばる新人賞』を受賞したこちらの作品は、17歳の高校生7人を中心としたモノローグ調で展開されています。高校生の言葉にできない感情が緻密に描かれており、1つひとつの短い物語が重厚なストーリーと独特の世界観を創り出しているのが魅力的です。
若者ならではの一喜一憂の様子に、口コミでは「切なくてキュンとくる」「色々な視点から高校生の心情に迫っていて面白い」と高く表現されています。初めて朝井リョウ作品を読む人にもおすすめしたい1冊です。
出版年月日 | 2012年4月20日 | ジャンル | 小説 |
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ページ数 | 286ページ |
新潮社
何者
就職活動における若者達の姿・本音を描いた話題作
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人である光太郎の引退ライブに足を運んだ際に、光太郎の元彼女・瑞月や留学仲間の理香らが自分と同じアパートに住んでいると分かり、就活対策として集まるようになる。
直木賞を受賞し、映画化されたことでも知られているこちらの作品は「何者かになること」を強いられた就職活動において、SNSや面接で話す言葉の奥に見え隠れする本音・自意識やアイデンティティのゆらぎなどが色濃く描かれているのが魅力的です。
学生達が抱える想いと生き方、就職活動とSNSの裏側をリアリティに描いたシナリオが口コミでも好評であり、朝井リョウ作品を初めて読む人はもちろん、これから就職活動に取り組んでいく学生にもおすすめしたい1冊です。
出版年月日 | 2012年4月20日 | ジャンル | 小説 |
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ページ数 | 256ページ |
朝井リョウ作品のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | 出版年月日 | ジャンル | ページ数 | |
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1
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何者 |
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就職活動における若者達の姿・本音を描いた話題作 |
2012年4月20日 | 小説 | 256ページ |
2
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桐島、部活やめるってよ |
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バレー部キャプテンの退部が若者達の心を揺るがす |
2012年4月20日 | 小説 | 286ページ |
3
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風と共にゆとりぬ |
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人気作家・朝井リョウによる面白エッセイが再び登場 |
2017年6月30日 | エッセイ | 315ページ |
4
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武道館 |
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「アイドルとは何か」を考えさせる話題作 |
2018年3月9日 | 小説 | 363ページ |
5
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学生時代にやらなくてもいい20のこと |
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話題の大学生作家による爆笑必至の日常エッセイ |
2012年6月26日 | エッセイ | 223ページ |
6
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死にがいを求めて生きているの |
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今を生きることの息苦しさを描く重厚なストーリー |
2019年3月7日 | 小説 | 473ページ |
7
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ままならないから私とあなた |
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人間性と価値観の在り方を描いた人気作 |
2019年4月10日 | 小説 | 294ページ |
8
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世界地図の下書き |
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過酷な現実を生きる子ども達による「小さな奇跡」の物語 |
2016年6月23日 | 小説 | 368ページ |
9
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この部屋で君と |
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ひとつ屋根の下で繰り広げられる短編ストーリー |
2014年8月28日 | アンソロジー | 315ページ |
10
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少女は卒業しない |
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7人の少女達によるそれぞれの「別れ」の物語 |
2015年2月20日 | 小説 | 288ページ |
まとめ
現代社会の暗い一面を用いて「人間らしさ」を浮き彫りにする朝井リョウの作品は、今回ご紹介したもの以外にも様々なテーマ・作風の本が多く展開されています。ぜひ今回ご紹介した作品を通して、朝井リョウならではの世界観に浸ってみましょう!
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2020年11月20日)やレビューをもとに作成しております。
図書館の優しい先生や退学した幼馴染み、生徒会の先輩、部内公認の彼氏、そして抱えたままの想いに、今日私は「さよなら」をする。取り壊しが決まった地方の高校を舞台に、様々な感情を抱えた少女7人の「別れ」を描いた、切ない青春ストーリーとなっています。
多くの学生にとって、いつもとは違う感情を抱かせる「卒業式の一日」をテーマに、7人の少女それぞれの視点から描いており、抱えた想いに対してそれぞれ異なるアプローチ・決着の付け方がされており、繊細でインパクトのあるエピソードの数々が魅力です。
友達との関係・恋愛感情など、学生達のありとあらゆる一面を多角的に表現しており、口コミでは「こんな青春を体験したい」「自分の高校時代を思い出す」と大人気であり、甘酸っぱい青春ストーリーを楽しみたい人におすすめの1冊です。