【振れ取りから手組みまで】人気振れ取り台おすすめランキング10選
2020/11/20 更新
長く愛用のホイールを使うために
ホイールの振れはサイクリストにとって悩みの種。高額なカーボンホイールも安い鉄下駄ホイールでも長年使っていれば、振れが出てきます。軽量ホイールは特に軽量化のために耐久性が低いものも多く、振れやすいと言えるでしょう。長くホイールを使うには振れ取りなどの定期的なメンテナンスが必要です。
自宅で手軽に振れ取りができるようにするためには振れ取り台が必須です。ブレーキシューを基準に簡易的に振れ取りをする方もいらっしゃるようですが、やはり振れ取り台があったほうが安心と言えるでしょう。振れ取りを自転車ショップに頼むと2,000円くらい工賃がかかります。本格的に走る人は自分で振れ取りをできた方が、結果的に安く上がります。
今回はホイールの振れ取り台の選び方と、人気のおすすめ振れ取り台をランキング形式でお伝えします。ロードバイクだけでなく、マウンテンバイクやママチャリなどにも使用可能なものを主にご紹介していきます。定期的なメンテナンスを自宅でやりたいと感じている方や手組みホイールを作りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
振れ取り台の選び方
ここでは、振れ取り台の選び方についてお伝えしていきます。AmazonやWiggleなどのネットショップで様々な振れ取り台が販売されていますが、どれを選べばいいかわからないという方も多いことと思います。機能や価格、メーカーから選ぶ方法を簡単に解説していきますので参考にしてみてはいかがでしょうか。
機能で選ぶ
まずはじめに、振れ取り台を機能で選ぶ方法をお伝えします。高性能なアルミやカーボンの振れ取りをするだけではなく、人気のシマノやgokisoのハブを使った手組みホイールなどを組む際にも有効な選び方です。精度、耐久性、付属品の有無の観点から、それぞれ簡単に解説していきますので参考にしてみてください。
精度
振れ取り台の1番の目的は「ホイールの振れを取る」ことです。精度がしっかりとしていない振れ取り台を買っても無駄になってしまいます。価格が高ければ精度面で心配はありませんが、安く済ませようと思うと、安物買いの銭失いになりかねませんので注意しましょう。
ホイールの「振れ」とは、ホイールを回転させたときにリムがブレることです。つまり、リムの歪みのことを指しますが、振れる方向によって「横振れ」と「縦振れ」の2種類があります。リム前方から見て分かる歪みが横振れで、リムの円の歪みを縦振れと言います。それらの歪みをスポークの張りを調整し、直すことを「振れ取り」と呼びます。
もちろん1万円を切る振れ取り台でも精度がしっかりとしたものもありますので、下記のおすすめ振れ取り台ランキングを参考に選んでみると良いでしょう。
耐久性・重量
次に耐久性と重量の観点から見る振れ取り台の選び方です。精度が良くても耐久性のない振れ取り台では費用対効果は悪いです。しっかりとした作りであるかどうかが選ぶ際のポイントになります。
また重量も重要なポイントです。重すぎるのは難点ですが、軽いものを買ってしまうと作業中に台が動いて、せっかく合わせたホイールがずれてしまったりする可能性があるので、適度な重量があるものや、机などに固定できるタイプのものを購入することをおすすめします。
付属品の有無
続いては振れ取り台と一緒に使用する器具が付属しているかどうかです。すでに振れ取りの経験があり、機材は揃っているという方は問題ありませんが、振れ取り台のみではホイールの振れ取りはできません。合わせて「ニップルレンチ」「センターゲージ」「スポークテンションメーター」などの器具も必要となります。
特にニップルレンチ(ニップル回し)は、振れ取りや手組みホイールを調整する上で必ず必要となるツールです。代わりの工具で調整される方も多いようですが、単体でも購入可能で、価格も安く、あると便利な工具なので持っておいて損はないでしょう。
物によってはセットになっている振れ取り台も販売されているので、これから振れ取り台の購入を検討している方は、セットになっているものを選ぶことをおすすめします。
価格で選ぶ
ここでは振れ取り台を価格で選ぶ方法をお伝えします。振れ取り台には数万円を越える本格的なものもありますが、ライトユーザーには手に余る性能かつ価格が高いので手を出しにくいです。価格帯は、いくらのものを買えばいいのか簡単に解説していきますので参考にしてください。
1万円未満
AmazonやWiggle、楽天やYahoo!ショッピングなどで様々な振れ取り台が販売されていますが、1万円未満の振れ取り台は、最低限の精度はもちろん、特にコスパに優れているので、振れ取り台の入門としてぴったりと言えるでしょう。
ホイールの振れ取りに初めて挑戦するという方や、価格をできるだけ抑えたいというライトユーザーの方におすすめの価格帯です。
1万円以上
1万円を越える振れ取り台だと購入できる振れ取り台の幅が広がります。高性能な振れ取り台が多く揃う価格帯で、プロショップやレースに参加するような方々に人気のある振れ取り台を購入することができます。
ただし精度が高いものの、初心者にとっては、ここまでの性能は必要ないかもしれません。高額な振れ取り台が増えてくるので、年一回の振れ取りなどであれば費用対効果としては微妙です。
初心者ではなく手組みホイールやカーボンホイールを所有する上級者やレースに参戦するような方向けの振れ取り台と言えるでしょう。
中古
振れ取り台を中古で購入するという手段もあります。新品で買うよりも当然安く手に入るケースが多いので、場合によっては高性能な振れ取り台を購入するチャンスがあります。
注意すべき点としては、中古という性質上、前オーナーの扱いによって精度や耐久性などが落ちている可能性が考えられます。出来るだけ粗悪品を掴まないためにも、メルカリなどのフリマアプリや、ヤフオクなどのオークションサイトよりも、自転車用品専門の中古業者から購入することをおすすめします。
振れ取り台は欲しいが、できるだけ安く済ませたいという方は、中古で購入するということも検討してみてはいかがでしょうか。
メーカーで選ぶ
ここでは振れ取り台をメーカーで選ぶ方法をお伝えします。振れ取り台もさまざまなメーカーから販売されており、それぞれ特徴があります。ここでは各メーカーそれぞれ簡単に解説していきますので参考にしてみてください。
他にもロックブロスなどのメーカーもありますが、ここでは代表的な人気メーカーを中心にご紹介していきます。
ミノウラ
ミノウラは世界初の自転車トレーナーメーカーとして進化し続ける、自転車の室内トレーニング機材・保管用機材・アクセサリーの総合メーカーです。ミノウラといえば、スマートトレーナーや三本ローラーなどのトレーニング用品や、大人気の自転車スタンドなどが有名ですが、振れ取り台も販売されています。
ミノウラの振れ取り台の特徴は、精度はもちろんのこと、初めて振れ取りに挑戦する方にとってお得なセットも販売されている点です。振れ取りに必要なニップル回しや、センターゲージなどがセットになった振れ取り台が初心者を中心に人気を博しています。
ParkTool
世界中の自転車ショップ、レースメカニック、ホームメカニックの間で最も使用されている自転車整備用工具ブランドの「PARKTOOL」。 独自にPARKTOOL SCHOOLというメカニックの講習会を開き、アメリカをはじめ、世界24カ国で開講されています。
高品質な振れ取り台は、本格的な自転車ショップや、レースメカニックから絶大な支持を得ており、講習を受けた方がそのままPARKTOOLの工具を使い続けているケースが多いです。日本でもPARKTOOL SCHOOLは開催されているので、本格的に自転車メカニックの講習を受けたいという方は参加してみてはいかがでしょうか。
GORIX
ごっつプライスが立ち上げたブランドである「GORIX』。工具などのメンテナンス用品だけではなく、ありとあらゆる自転車パーツ・アクセサリーを販売するブランドです。手頃な価格で購入できるものが多く、初心者を中心に人気を集めるブランドです。
まずは手軽にメンテナンスができるようになりたいと考えている方におすすめのブランドで、工具類だけでなく、アクセサリーやパーツ類も揃えてみてはいかがでしょうか。
PWT
PWTは日本メーカーですが、メイドイン台湾の自転車などの工具ブランドになります。工具類の特許は台湾にあることが多く、国内外の有名メーカーであっても台湾製の工具であるケースが多いです。
PWTは有名メーカーと変わらない品質のが特徴で、一流のサプライヤーと提携し、現地の工場を実際に訪問することで良い製品を製造しています。 またPWTは、業界屈指のリーズナブルさを謳っており、国内外の有名メーカーと変わらない品質をリーズナブルに手にすることができるのも特徴と言えるでしょう。
人気のおすすめ振れ取り台ランキング
ParkTool
TS-2.2
世界中のメカニックに愛用されている振れ取り台のスタンダード
29インチのホイールもタイヤを装着したまま使用可能、ファットバイクなどに用いられる、極太のタイヤにも4インチまで対応する、ParkToolの「TS-2.2」。
自転車整備学校などでも取り入れられている振れ取り台とだけあって、細かい部分までこだわりのある振れ取り台です。ホイール側面を傷つけないように樹脂製のチップを測定子の先端に施してあります。使用上の注意点としては、床置き前提の振れ取り台ではないため、クランプなどで机に固定しないと使えないので注意しましょう。
重量 | 約7kg | サイズ | 50×30×20cm |
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カラー | シルバー | 付属品 | - |
ミノウラ
FT-1 COMBO
多くのファンを持つベストセラーの振れ取り台
リム振れ取り台「FT-1」に、ホイールセンターゲージ「FCG-310」とニップルレンチ「NW-300」をセットした、ホイールの新規組み立てや調整に最適のミノウラのコンプリートセット。これさえ買えば、基本的な作業は追加で工具を買う必要はありません。
機能性も十分で、精度面で優れていることはもちろん、持ち運びや収納に便利な折りたたみ式の振れ取り台で、横振れ・縦振れを測定できるツールです。
ベストセラーの商品だけあり、特にこれから振れ取りや手組みホイールの組み立てを考えている方におすすめの商品と言えるでしょう。
重量 | 2.6kg | サイズ | L470xW220xH90mm(折り畳み時) |
---|---|---|---|
カラー | シルバー | 付属品 | センターゲージ、ニップルレンチ |
振れ取り台のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | 重量 | サイズ | カラー | 付属品 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1
|
FT-1 COMBO |
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多くのファンを持つベストセラーの振れ取り台 |
2.6kg | L470xW220xH90mm(折り畳み時) | シルバー | センターゲージ、ニップルレンチ |
2
|
振れ取り台 + リムセンターゲージ コンポセット |
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組立やメンテナンスに便利な作業ツールセット |
- | 高さ52 長さ28.5 幅11.5 cm | ブラック | センターゲージ |
3
|
Exact Truing Stand T3175 |
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クランプ一体型振れ取り台 |
- | - | ブラック | - |
4
|
TS-8 |
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手の届きやすいParkToolの廉価版 |
- | - | ブルー | - |
5
|
GX-312A |
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折り畳み可能の振れ取り入門機 |
- | - | シルバー | - |
6
|
TS-4 |
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スルーアクスル対応のプロフェッショナル用振れ取り台 |
- | - | ブルー | - |
7
|
TS-2.2 |
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世界中のメカニックに愛用されている振れ取り台のスタンダード |
約7kg | 50×30×20cm | シルバー | - |
8
|
メンテナンス ホイールクランプ |
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低価格の折りたたみ式振れ取り台 |
1.6kg | 36×28×48cm | グレー、ブラック | - |
9
|
C-300 |
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幅広いホイールに対応する振取台 |
9.6kg | 460(W)×550(H)×440(D)mm | ホワイト | - |
10
|
FT-500 PRO |
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ファットバイク用ホイールも振れ取り可能な超高性能振れ取り台 |
6.4kg | (W)280×(D)225×(H)435mm | ブラック | ハブ用アダプタ、ダイヤルゲージ、ツールボックス |
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は振れ取り台の選び方と、おすすめの人気振れ取り台10選を紹介させていただきました。気になった振れ取り台はあったでしょうか。ロードバイクなどのホイールの振れ取りはもちろん、手組みのホイールの組み立てにも有効な振れ取り台をご紹介させていただきました。この記事が振れ取り台を選ぶのに参考になれば幸いです。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2020年11月20日)やレビューをもとに作成しております。
重量がある底板設計で、ホイールセット時の安定性を高レベルにキープできる、ミノウラの「FT-500 PRO」。ホイールの抜き差しが簡単で、抜群の作業性を実現している、プロショップ御用達の振れ取り台です。
29インチ・ファットバイク用のホイールまで対応。また、本体に一体化する4段式ツールボックスを付属しており、収納・持ち運び時には、ゲージ類、工具や小物部品などの保管が可能で、破損や紛失を防いでくれるのも嬉しいポイントです。