【キレイでなめらかな映像】グラボのおすすめ人気ランキング10選
2020/11/20 更新
グラボ交換で高画質映像もラクラク処理
パソコンに詳しくない方にすれば「グラボ」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、グラボというのはグラフィックボードを省略した言い方でパソコンのディスプレイに映像データを反映させる非常に重要なパーツです。ビデオカードとも呼ばれます。
グラボは通常パソコンの内部で独立して組み込まれており、一般的に販売されているグラボと交換または増設することによって映像処理能力を上げることができます。また独立したグラボとは別に、CPUやマザーボードにもグラボが搭載されています。
これを「オンボードグラフィック」と言い、「オンボ」といった俗称で呼ばれています。このオンボがあるためグラボが無くてもディスプレイに映像を映すことは可能ですが、性能はグラボの方が高いです。繊細で高画質映像を楽しむのであればグラボを交換しましょう。
グラボの選び方
パソコンにあまり詳しくない方にとって、自分にぴったりのグラボを選ぶのは中々大変な作業ですね。選び方の基準となる例を以下にいくつか挙げていきましょう。
GPUメーカーで選ぶ
グラボの性能は心臓部であるGPUでほとんど決まるといっても過言では無いでしょう。GPUは大手二社から選ぶことになりますので、それぞれのメーカーの特徴をまとめていきます。
NVIDIA(エヌビディア)
NVIDIA Corporation(エヌビディアコーポレーション)は米国カリフォルニア州サンタクララに本拠を構える半導体メーカーです。コンピュータの映像処理・演算処理の高速化に必要なGPUの開発販売で世界的に有名な大企業です。日本法人は東京都港区に所在しています。
NVIDIAのGPUを搭載したグラボ「Geforce」シリーズは品質が良く、日本国内でも定番商品として人気があります。特に3Dゲームの処理能力が高いことで知られており、ハイスペックなゲーミングパソコンの殆どにNVIDIA製GPUのグラボが搭載されています。
Geforceシリーズはゲーム開発者向けのサポートを行っており、有名タイトルのテスト段階から開発に関わっていることが多いです。つまりグラボ・ゲーム間で双方向に3D表示の最適化がなされているので、PCゲームとの相性が良いのが特徴です。
AMD(エーエムディー)
Advanced Micro Devices(AMD/アドバンストマイクロデバイセズ)は米国カリフォルニア州サンタクララに本社を置く半導体メーカーです。NVIDIAと並んでGPUの2強と呼ばれ、CPUではIntelと良く比較されます。日本法人は東京都千代田区に所在しています。
AMDのGPUは動画再生や画像処理に適しており、グラフィック関連の作業ではNVIDIAよりおすすめです。ブランドとしてのスペックの高さはNVIDIAに劣りますが、同程度の性能をもったGPUならNVIDIA製より安価ですのでコスト面で勝ります。
PS4にも搭載されていますが、ローエンドのパソコンに多く用いられています。ゲーミングは不向きですが純粋な計算速度が求められるマイニングなどは得意です。国内のグラボ市場においてはNVIDIAがやはりメジャーであるため、AMDはやや玄人向けといった位置づけにあります。
PCケースのサイズから選ぶ
グラボを選ぶ際にはスペックに目が行きがちですが、そもそもPCケースにそのグラボが入るのかという物理的な問題もクリアしなければなりません。ケースに対応したサイズを選びましょう。
コンパクト・スリムケース向き
最近のパソコンはスタイリッシュなものが多くデスクトップであっても本体が小型のものが少なくありません。また自作パソコンであっても小さめのパソコンケースを使っている方も多いでしょう。そのような方がグラボを選ぶ際には、グラボのサイズに注意する必要があります。
内容量が比較的少ないスリム・キューブ型のパソコンケースを使っている方は、ロープロファイル対応グラボがおすすめです。ロープロファイル対応のグラボは、通常サイズのグラボでは入らないようなコンパクトケースに搭載できるようになっているのでおすすめです。
ただし小型化のために冷却装置や基盤などが省かれているモデルが多いです。大きさと性能がほぼ比例するグラボにおいて、ロープロファイル対応型はハイエンドモデルに比べてどうしてもスペックで劣ってしまいます。映像処理力を少し上げたい方に推奨できます。
ミドル・フルタワーケース向き
グラボに限らずパソコンパーツは基本的に大きなものほど性能が高いです。内部の電子機器のみならずパソコンケースにおいても同じことが言えます。パソコンのスペックにこだわる方なら機能拡張性の高いミドル・フルサイズのPCケースを使用している方も多いでしょう。
グラボは元々ミドルタワーなど容量の大きいケースを想定して作られているので、グラボのタイプもハイエンドモデルを含めたくさんの種類から選ぶことが出来ます。ただし収納力に余裕があっても他のパーツに緩衝するものは搭載できないので、グラボのサイズは注意しましょう。
サイズが大きすぎるとCPUクーラーやメモリーなどのパーツに接触して取り付けられない可能性もあります。パソコンを一から自作する場合はグラボ中心に全体の構成を考えれば良いですが、後付けでグラボのみを交換する際は大きさを詳しく確認する必要があります。
グラボの基本性能で選ぶ
グラボのスペックをチェックする際にはGPUはもちろん大事ですが、その他のステータスも実用性に大きく関わってきます。確認すべき項目は多いですが、重要度の高いものを2つ紹介します。
バージョン&ビデオメモリをチェック
増設・交換するグラボの性能ですが、長く使用するためにも推奨スペックよりも少し高いものを選ぶ事をおすすめします。要求されるスペックをギリギリ満たすものだと、基準が上がった際にすぐに使えなくなってしまいます。性能には余裕を持ったモデルを選びましょう。
グラボの推奨スペックはシリーズ名・バージョン名で表記されています。「NBIDIA Geforce ○○」「AMD RADEON ○○」といったように、基本的に後半の数字が大きいほどハイスペックな製品になります。シリーズとバージョンを見ればグラボの性能を相対的に判断できます。
同じシリーズで同じバージョンのグラボを比較検討する場合は、ビデオメモリをチェックしましょう。GBで表記されているものが殆どですが、こちらも数字が大きいほど性能が高いことを示しています。上記のバージョン名と合わせてビデオメモリも確認しておきましょう。
冷却性能をチェック
パソコン周辺機器は稼働させている間に意外と熱を発生させているものです。特に真夏のパソコン本体から生ずる高熱は中々侮れません。内部の温度があまりに高くなってしまうと故障の原因にもなりますので、冷却性能がどのくらいのレベルなのかは確認しておきたいところです。
数あるパーツの中でもグラボは電力消費が大きいため発熱しやすく、しっかりと熱を逃がさなければGPUをはじめとする関連機器にも悪影響を及ぼします。いくら映像関連のスペックが高くても、クールダウンが出来ていないと本来のパフォーマンスを発揮できません。
冷却方式は主に空冷と水冷の二種類が存在しますが、おすすめは性能の高い水冷です。空冷ではスペックの高いモデルであっても最大80度近くまで上がります。水冷のみの環境を構築するのが難しいのであれば、空冷と水冷のハイブリッドでも高い効果を期待できます。
インターフェースで選ぶ
グラボの内部スペック以外にもハード的な仕様も確認しておきましょう。グラボとモニターを接続出来るか、そしてグラボを搭載した場合に全体の電力が足りているかも重要なポイントです。
モニター接続端子をチェック
グラボは映像データをモニターに映し出すためのパーツですので、モニターに接続できるタイプを選ばなくてはなりません。せっかく高いグラボを購入したのにモニターに接続できなかったという事のないように、グラボとモニター両方の接続端子は必ず確認しましょう。
接続端子の種類ですがHD画質のモニターなら「DVI」「HDMI」、4K対応モニターなら「Displayport」が挙げられます。画質としてはDisplayportが最も高く、ハイエンドモデルのグラボもDisplayportの端子を多めに搭載しています。
実際のユーザーの割合で言えばHDMIとDVIがそれぞれ4割近くで、Displayportはそれほど普及していません。知名度と対応機器の数がまだ少ないことが理由と考えられます。ですがスペックの高いDisplayportのニーズは今後高まっていき、対応デバイスも増えていくことでしょう。
出力端子の搭載数をチェック
映像の画質を上げるためではなく、映し出すモニター数を増やすためにグラボを交換・増設する方もいらっしゃるでしょう。通常のパソコンではデフォルトで2画面までの環境しか作れないものが多いですが、グラボを交換することでマルチディスプレイを実現することが出来ます。
マルチディスプレイ環境を構築するのであれば、グラボの接続端子の搭載数をチェックしましょう。「HDMI」「DVI」「Displayport」の端子が一つずつなら、対応するモニターがあれば理論上3つの画面を使うことが出来ます。複数画面出力対応と明記されているものなら安心ですね。
中には「VGA」端子が付いているものもありますが、画質があまり良くないので補助画面として使うことをおすすめします。それぞれが高解像度のマルチモニターにするにはそれなりのスペックを持ったグラボが必要でコストも掛かりますので注意しましょう。
補助電源コネクタ搭載数をチェック
グラボの電源の供給ルートは、メインであるパソコンからのPCIexpress(75W)に加えて補助として6ピン電源(75W)と8ピン電源(150W)があります。しかしグラボによって補助電源がついていないものがあり、PCIeの75Wで収まるものは機能もそれなりに抑えられています。
グラボを選ぶ際には補助電源コネクタが搭載されているものをなるべく選び、ピンの種類も必ず確認しましょう。グラボは消費電力が大きいので、スペックの向上を実感できる性能を持ったモデルは補助電源ありきの消費電力になっていることが多いです。
購入したものの電力が足りなければグラボの持ち味を活かすことが出来ませんし、グラボに電力を取られてパソコン本体が起動しなくなることもあり得ます。電力は後から調整できるので、なるべく補助電源コネクタが多い大容量グラボを選ぶと良いでしょう。
グラボの人気ランキング10選
MSI COMPUTER
VD6851
AMD Radeon搭載のグラボ
AMD製GPU「Radeon RX570」を搭載したグラボで、同程度のスペックを持ったNVIDIA製モデルより価格が安いのが特徴です。またAMDが優れているのは価格面だけでなく、フレーム補完技術「fluid Motion」を搭載していることも人気の要因となっています。
Radeon向けのパソコンゲームなら快適に動作するとレビューでも好評です。動画も静止画もキレイに映し出してくれるのでおすすめです。
GPU | Radeon RX570 | メモリ | GDDR5 8GB |
---|---|---|---|
出力 | DisplayPort*3/HDMI/DVI-D | 冷却 | 空冷 |
グラボのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | GPU | メモリ | 出力 | 冷却 | |
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1
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GAMING X VD6302 |
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強力な冷却ファン |
GeForce GTX 1080 Ti | GDDR5X 11GB | - | 空冷 |
2
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GV-N1080XTREME W-8GD |
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ゲーマー向けの洗練された映像体験 |
GEFORCE GTX 1080 | GDDR5X 8GB | DisplayPort*3/HDMI/DVI | 水冷 |
3
![]() |
VENTUS VD6826 |
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冷却性能を向上させたファン形状 |
GeForce RTX2070 | GDDR6 8GB | DisplayPort*3/HDMI | 空冷 |
4
![]() |
VENTUS XS VD6915 |
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Geforceのミドルクラス |
GeForce RTX 2060 | GDDR6 6GB | DP*3/HDMI/USB(C) | 空冷 |
5
![]() |
GK-RTX2060-E6GB/MINI |
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デュアルファン搭載のショートタイプ |
GeForce RTX 2060 | GDDR6 6GB | HDMI/DP/DVI | 空冷 |
6
![]() |
Phantom gaming RX590 |
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アルミ合金ヒートシンク採用 |
Radeon RX 590 | GDDR5 8GB | DVI/HDMI*2/DisplayPort*2 | 空冷 |
7
![]() |
PH-GTX1050TI-4G |
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従来比2倍の冷却ファン寿命 |
GeForce GTX1050TI | GDDR5 4GB | DisplayPort/HDMI/DVI | 空冷 |
8
![]() |
VD6851 |
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AMD Radeon搭載のグラボ |
Radeon RX570 | GDDR5 8GB | DisplayPort*3/HDMI/DVI-D | 空冷 |
9
![]() |
GD710-2GERL |
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ロープロ&マルチモニタ対応 |
GeForce GT710 | DDR3 2GB | DVI-D/HDMI/VGA | 空冷 |
10
![]() |
GF-GT710-E1GB/LP |
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ロープロファイル対応の小型モデル |
Geforce GT710 | DDR3 1GB | HDMI/DVI-D/D-Sub | 空冷 |
まとめ
グラボはいくつかのメーカーから様々なタイプが販売されているため、事前のリサーチが重要です。家電量販店やパソコンショップでも購入できますが実物を確認できるようなものでもないため、ラインナップが豊富で手間も掛からないネットショップでの購入をおすすめします。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2020年11月20日)やレビューをもとに作成しております。
コンパクトな設計のこちらは、NVIDIA製GPU「Geforce GT710」搭載のグラボです。ロープロファイル対応型なのでスリム・ミニタイプのパソコンケースでも取り付け可能です。低価格ですが古いパソコンやモニター増設に役立ったとレビューでも好評です。
ハイエンドモデルに比べると性能は劣りますが、高度な処理をするのでなければ十分なスペックです。動画の視聴やウェブページの閲覧程度なら問題なく行えます。