標高2500メートルにある山の診療所で、向井理演じる心臓外科医の速水が過酷な診療を体験していく実話を基にしたストーリーです。実際のモデルとなった診療所もあり、夏の間山を楽しむ人たちのサポートをされています。

主人公の速水は大学病院の最新医療に携わっていたある日、上司からの指示をうけ山の診療所に向かいます。十分な薬も設備もない中で、診断や治療をしていかなければならない現状に速水は医療の原点を体感します。

主人公の心が変化していく様子や、看護師・医学生との関りなどの面白さがありますが、診療所のある山から見える景色もみどころです。山に登ることがなかった人でも山に癒されるドラマです。

「花より男子」の制作陣が中心となったことも関係しているのか、そのドラマでも共演した小栗旬と井上真央が主演キャストです。ペットはビジネスと考える獣医ドリトルが命を救い、飼い主の問題を解決していきます。

主人公の鳥取(通称ドリトル)は、獣医として活躍していますがその性格は無愛想で、冷たい印象を受ける人も少なくありません。でも動物たちへの愛は惜しみなく、命を救うために奮闘します。

ドラマと言えど動物たちが弱っている姿をみると、演技だとわかっていても切なくなります。これから生き物を飼いたいと思っている人、現在も飼っている人に観てもらいたいドラマです。

産婦人科医とピアニスト、という2つの顔を持っている主人公の鴻鳥サクラを演じているのは、ミステリアスな雰囲気をもつ綾野剛です。人気のある若手俳優たちを起用したコウノドリは産婦人科を舞台にし、医療の現状と理想を伝えているドラマです。

今後妊娠を希望している人たちや、現在産まれてくる赤ちゃんを心待ちにしている妊婦さんには涙が止まらなくなるシーンが多くあります。結論を出すまでの過程に葛藤し、そして命の誕生に感動する人間味に溢れています。

妊婦さんだけではなくパートナーや親子間での想いも理解できるので、家族で観てもそれぞれの目線で共感できるドラマになっています。

2019年10月から第6シリーズの放送が決まっている人気の医療ドラマです。病院などに属さないフリーランスの外科医・ドクターXを演じているのは、そのクールなキャラクターにぴったりの米倉涼子。

他の医師の頼みや雑用など、医師免許を持っていなくてもできることは「いたしません」と拒否する一匹狼な人柄です。その反面、とにかく命を救うことだけを考えて行動しているため医師としての腕は評価されています。

子供のようなわがままを言うこともありますが、患者目線でみると裏表のない頼もしさがあり魅力的な主人公だと言えます。女性が他を圧倒させるスカッとした気分を味わいたい人におすすめです。

小さな産婦人科医院で、見習いの看護師として働くアオイのひと夏が描かれています。出産という幸せなイメージの産婦人科で起こる、中絶というデリケートな部分にも焦点をあてながら妊婦さんと共に向き合います。

いのちを生み出すだけでなく見送る場所でもある産婦人科医院ですが、毎回思いテーマでありながら希望を感じさせる内容で、考えさせられるとクチコミでも高く評価されています。

ドラマ初主演となる16歳の清原果耶が、ヒロインの少女時代を演じています。妊娠・出産・子育てなど女性だけに関係することだと思われがちですが、男性や家族にも観て欲しい作品です。

医龍は現在、芸能活動を無期限休止している俳優の坂口憲二が演じる主人公・朝田を中心に病院を改革していくドラマです。権力争いや患者への治療での問題が出てきますが、仲間と共に難題をクリアしていく様は面白く次回に期待してしまう作品です。

大学病院の中でも真剣に命と向き合う姿勢を基本に、コミカルな印象の強い阿部サダヲがシリアスな麻酔科医を演じていたりと興味を惹かれる設定も医龍の魅力となっています。

シリーズは第4期まで続いており、人気の高さが伺えます。第5期となる続編を期待している声は多いですが、主演の活動休止もあり難しいとされています。難病が完治さえすれば復帰もあるようなので、続編は気長に待ちましょう。

タイトルの通り、37歳で医者に医師になった主人公・紺野が大学病院の常識と戦っていく物語です。元サラリーマンとして社会に出ていた紺野だからこそ、病院の常識に異議を唱えられる存在となります。

上司は年下、共に研修医となった同期ともひと回り以上の年の差があり、仕事のやりにくさを感じてしまいます。でも、自らの社会経験を武器にし信念をもって行動する姿は患者にはとても頼りがいがあり、安心できる存在になっています。

主演は、僕シリーズが代表作となっている草彅剛。どんな役柄でもこなせる彼が研修医という役柄を演じています。このドラマは、天才的な医師が活躍するのが好きな人よりも、患者に対しての対応や悩みなどに重点をおきたい人に向いています。

主人公の斎藤が研修医として、医療現場の実態や病院の実情など自分の描いていた理想と現実の違いを目の当たりにしていくストーリーです。リアルな現場では、純粋な主人公には重すぎるテーマが多く観ている側にも問題提起をする作品です。

ハッピーな結末をみせるドラマではなく、病状やその過程・心の動きなどが詳細に描かれています。主人公にはドラマ初主演となる妻夫木聡を起用し、暗く思いテーマを彼の纏う柔らかいイメージとうまく融合させています。

人間くさく情に厚い斎藤が苦悩しながら患者と向き合う姿は切なく、涙を誘います。日本の病院や医療、医師の真実を知ることができる数少ないドラマなのでおすすめです。

大学病院で外科医をしていた主人公の五島が離島の診療所で働きながら、診療や島民との交流を描いたドラマです。撮影は与那国島で行われ、診療所は撮影のために建てられドラマ終了後の現在も残されています。

五島役は「北の国から」で名子役といわれた吉岡秀隆。医師という場面では他を驚かすほどの感情や手技をだしつつも、それ以外ではぼんやり気味で憎めないキャラクターをうまく演じています。

島から見える青い海や青い空がとても美しく、五島が自転車で島を走るシーンはとても印象的です。のんびりとした時間と人々の温かさを感じられる作品です。

今までになかった、医師が幕末にタイプスリップするというファンタジー要素のある医療ドラマです。特に主人公を支える橘咲を演じた綾瀬はるかや、坂本龍馬を演じた内野聖陽の存在感は強烈でありドラマが終了した後も高い演技力が評価されています。

低視聴率ばかりの番組が多い中、完結編となる第2シーズンの最終話では視聴率が30％を超え、8年経った今でも続編が期待されている作品です。

今のような医療が構築されていない時代でどんなことができるのか、悩み、試行錯誤して前を向こうとしている主人公に胸を打たれます。タイムスリップという特殊な設定に苦手意識がある人でも、きっと続きがみたくなるようなドラマです。

1996年に日本でも放送された人気の医療ドラマのシカゴ・ホープ。テーマソングも日本のアーティストを起用するなど話題でしたが視聴率の低下で打ち切りとなってしまったドラマです。

日本ではシーズン2までの放映でしたがアメリカでは6シーズンまで放送されました。同時期に放送が始まった、同じシカゴが舞台の「ER緊急救命室」と比較すると臨場感は少ないですが、ストーリーの深みで見ごたえがある作品です。

現在でも活躍している俳優たちの若い姿や演技を観られるので、海外ドラマを観ている人にとっては楽しめる要素が増えるドラマになりそうです。

ERで許容量を超える患者が収容されることをコード・ブラックといいます。常に緊迫している現場に立ち向かっていかなければならない緊張感と、仲間と共に懸命に命を救う感動を感じられるドラマです。

ERを仕切るのが主任医師のリアン・ロリッシュ。家族を事故で亡くした過去があっても冷静的確に治療していく優秀な女性で、病院からも厚い信頼を得ています。リアンを演じるのは、アカデミー賞女優でもあるマーシャ・ゲイ・ハイデンです。

配属されてきた4人の新人研修医たちは、リアンをパパ、男性看護師長をママと呼びながら医療現場を学んでいきます。忙しいながらもどこかアットホームさも感じさせる作品です。

消防で活躍する「シカゴ・ファイア」・警察が舞台の「シカゴP.D」に続いて人気のシカゴシリーズ3部作目となるのが、このシカゴ・メッドです。シカゴ・メッドでは病院の救急現場を描いている作品です。

ドラマの中では消防や警察と連携しているシーンもあるので、シカゴ・ファイアやシカゴP.Dを観ていた人にはそれぞれで活躍しているキャラクターを再び感じることができます。

シカゴシリーズを観ていない人でも楽しめますが、ファイアとP.Dでキャラクターの関係性をより深く知ることができるので3部作すべてをおすすめします。

元軍医などの医師たちが、24時間稼働するERの夜間シフトで奮闘する医療ドラマです。通常の医療ドラマとの違いは、医師には従軍経験者が多いということ。その経験を生かして事故現場や戦地にも直接赴いて治療していきます。

戦場でも生かされた経験をERで発揮する敏腕ドクターたちが、急を要し時間と戦いながらも治療していく様は頼もしく感じます。そしてこのドラマでも、やはり病院にありがちな管理をする側の人間とは衝突が絶えません。

とにかく一刻も早く命を救うために、その瞬間の適切な対応ができる軍医のスキルが発揮されます。ERは救急患者を請け負うので目まぐるしいですが、キャラクターも個性的で魅力あるドラマとなっています。

自閉症と驚異的な記憶力・空間認知力をもつサヴァン症候群の主人公・ショーンはドクターとなるためカリフォルニア州の病院で勤務し始めますが、自閉症であることで不安や混乱を引き起こすとスタッフたちは反対します。

しかし、物語が進んでいくうちに難病の患者を次々と救い旋風を起こしていくショーンと他のドクターたちとの間に絆が生まれてくるので、衝撃と感動が共存するドラマです。

韓国版からアメリカ版、そして日本でリメイクされている人気作品です。クチコミでは、アメリカ版を観ている人には日本版は物足りなく感じる人が多いようです。

アメリカで大人気ドラマとなった新しい医療ドラマです。ダークな部分と向き合っていくのは研修医たち。主演は「グッド・ワイフ」でも弁護士役で人気のマット・ズークリーです。

日本とは違う医療問題を抱えている病院で起こる問題を、新人のインターンへ伝えているのがシニアレジデントのコンラッド。型破りな行動がありますが、規則よりも命に重きをおいている優秀なレジデントです。

医療はもちろん、恋愛の見どころもたくさんあるので飽きることなく楽しめます。シーズン3も放送が始まりまったばかりなので、これからの展開にますます期待が高まる作品です。

医療ドラマメインではなく恋愛の要素も取り入れられているのがこのグレイズ・アナトミーです。主人公のメレディスは母親が有名な医者で、自身もインターンとして働くところから物語は始まります。

同じライバルのインターンやそして鬼と言われる指導者との出会いがあり、医療現場のリアルさには欠けますが恋愛要素に重点を置いて観てみると面白いと好評です。

クチコミでは英会話の勉強として観ている人もいるようです。シリアスさの多い医療ドラマよりもライトに観たい人におすすめします。

かつては一流の脳神経外科医だった主人公のミーガンは、交通事故にあい後遺症のため外科医の仕事ができなくなり、検視官へと転職します。被害者の遺体から事件の真実を解き明かしていく医療ドラマです。

検視官という職業に就いているようには見えない、ミーガン役のダナ・デラニーはセクシーで可愛しく魅力的です。注目なのが彼女の足元。彼女の足は常にピンヒールで飾られていて、存在感がもの凄いです。

脇を固めているキャストも愛らしいタイプや個性的な人が揃っています。ただ残念なことに副局長・カーティス役のウィンデル・D・ミドルブルックスが亡くなり、このドラマが彼の遺作となってしまいました。

人間性が悪く傍若無人、検診嫌いの医師が病因の推測をしながら治療していくドラマです。リアルで臨場感のある医療ドラマではなかなかない新鮮なストーリー展開で、日本では「US版ブラック・ジャック」というキャッチコピーがつきました。

従来の医療ドラマの展開に慣れてしまっている人には、いい意味で衝撃的かもしれません。皮肉屋で毒舌な医師なのに、シーズン8まで制作されているのはやはり揺るぎのない人気があるからです。

個性のあるキャラクターなのでドラマを観た人は賛否両論がありますが、クチコミでは概ね高評価されています。好き嫌いがはっきりする作品ですが、いい加減さが許せる人であれば楽しめるドラマです。

医療といえばこのドラマは欠かすことができません。15年間続いた人気は不動のもので、放送終了後10年経った今でも国内・海外ともに支持されています。ジョン・カーターが病院実習としてERに来た日から物語は始まります。

患者に救急処置を施すシーンはとにかくリアルで緊張感が伝わり、本当に本物の医師たちが処置しているように見えます。ER内だけではなく、キャラクターたちの心情や生活なども掘り下げているので飽きることがありません。

ジョンの15年間の成長がとても感慨深いですがドクターや看護師、そして患者たちの引き込まれるストーリーは毎回面白く、ハラハラしたり涙したり夢中になるドラマです。降板していくキャストも多いですが、ラストでは懐かしい顔ぶれも揃い見ごたえは十分です。