コメディ映画を語る上でジャッキー・チェンを避けることはできないでしょう。日本でも爆発的な人気を誇るコメディ俳優にしてカンフーアクションスターです。そんなジャッキー・チェンは体を張ったスタントで笑いをとることで有名です。

そんなジャッキー・チェンの名を一躍知らしめたのが『酔拳』です。今では定番のジャンルとなったカンフーコメディ映画ですが、この作品ではじめてカンフーとコメディの融合が行われました。まさに映画史に残る作品です。

コメディ映画のシチュエーションとして定番なのが警察と学園でしょう。『21ジャンプストリート』は、その両方の性質を持ち合わせた最強のコメディ映画です。なんと、童顔の警官が学園に生徒として潜入捜査するのです。

そのシチュエーションの時点で既に面白いですが、本作はまさにギャグの釣る瓶打ちというレベルでギャグが頻発する抱腹絶倒のコメディ映画です。また、バディものとしても非常に熱いものがあり、おすすめなコメディ映画です。

世界で一番人気な俳優。それはドウェイン・ジョンソンであることに誰も異論はないでしょう。Instagramのフォロワー数が日本の人口を越えてることからもそれは明らかです。そんな男の最強コメディ映画が海難救助隊の活躍を描いた『ベイウォッチ』です。

『ベイウォッチ』は最低映画に送るラジー賞で「酷すぎて逆に好きで賞」を受賞するほどの抱腹絶倒っぷり。まちがいなく見たあとアメリカの真夏のビーチにいるような気分になれる、汗と筋肉弾けるコメディ映画です。

映画『デッドプール』は映画界に衝撃を与えました。それはアメコミ映画としては異例のコメディ映画として大ヒットを記録したからです。元は製作の許可すら下りなかった本作。映像の流出など紆余曲折を経てついに映画化され大ヒットとなったのです。

そんなデッドプールは不死身の肉体を持つ元傭兵のダークヒーロー。とにかく何でもありで時に観客に話しかけるなど、X-MENの世界観を踏襲しながらやりたい放題のスーパーヒーローです。

壮大なアクションと軽快なジョークを同時に楽しめる最強のアクションコメディが『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』です。主演はなんとドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムです。

アクション映画の二大スターがタッグを組んだ本作はまさに豪快な筋肉アクションとウェットに富んだコメディが常に飛び交っています。どちらも全力で楽しむことができる理想のアクションコメディ映画です。

『ホリデイ』はそれぞれ恋愛に問題を抱えるイギリスとアメリカに住む女性二人が家を交換し、そこで魅力的な男性と運命的な出会いをするラブコメディです。海外へ暮らすという非日常が恋を燃え上がらせます。

監督は恋愛映画の名手ナンシー・マイヤーズ。時に落ち込み時に激しく歓び時に激怒する。そんなそれぞれのキャラクターの感情の変化をコミカルかつ表現豊かに演出しています。イケメン男性役のジュード・ロウもセクシーで魅力的です。

恋愛ラブコメディ映画の名作と言えばやはり『ラブ・アクチュアリー』でしょう。空港を発端としたそれぞれの19人の男女の恋愛模様を群像劇で描いた胸キュンラブストーリーです。『ホリデイ』同様クリスマスが舞台のラブコメディ映画です。

多種多様な愛の形を群像劇という形でありながら筋の通った物語として美しく調和しています。まさにラブストーリーとしても群像劇としても超一流。名作中の名作と言える恋愛ラブコメディ映画です。

『クレイジー・リッチ!』はハリウッド映画において主要キャストをアジア人に限定した作品の中で、異例の大ヒットを遂げた作品です。付き合っていた彼氏が大富豪の息子だったことが発覚したことから始まるまさにお金持ちの世界の描いた恋愛ラブコメディ映画です。

なんともぶっ飛んだお金持ちの世界に振り回される主人公の奮闘を見ることができます。また、彼氏役であるヘンリー・ゴールディングはまさにキラキラ笑顔が眩しい王子様然としており、胸キュン必至のイケメンです。

シュールながら確かに面白い映画を撮ることで知られる、奇才ウェス・タンダーソン監督による映画『ムーンライズ・キングダム』は少年少女による駆け落ちを描いたラブコメディ映画です。

ひたすらシュールでポップでキュートな物語。二人の少年少女のピュアな恋愛模様は見る者をたまらなく悶絶させる魔力があります。アカデミー脚本賞にもノミネートされたことからもその面白さは証明されています。見たあと心がほっこりするおすすめの映画です。

『ジョジョ・ラビット』は2019年アカデミー賞で作品賞含む六部門にノミネートされ、うち脚色賞を受賞した大傑作コメディ映画です。監督は『マイティ・ソー バトルロイヤル』で知られるタイカ・ワイティが務めました。

物語はナチス政権下のドイツ。そこに暮らすナチズ信望者の少年とユダヤ人の少女の出会いを描いた作品で、戦争をテーマにしながらポップでコミカルに少年の成長を描き、少女との関係性を色濃く描いている秀逸な映画です。見終わった後は誰もが涙を流す感動作です。

SFコメディの不朽の名作と言えばやはり『ゴーストバスターズ』でしょう。幽霊を科学的に解明した科学者が、ニューヨークを舞台にゴーストハントを行う夢のような大傑作コメディ映画です。

幽霊とは誰にとっても恐ろしいものです。しかし、ゴーストバスターズならば、ゴーストをバスターしてくれるのです。まさに誰もが憧れるヒーローのような存在。眠れない夜も、ゴーストバスターズがいれば大丈夫。恐怖を勇気に変える最高のコメディ映画です。

アメリカにはある都市伝説が存在します。それはUFOを目撃した人や宇宙人を研究する科学者の前に黒服の男があらわれ、脅しなどで圧力をかけるという逸話です……。それを元にしたのが映画『メン・イン・ブラック』です。

『メン・イン・ブラック』では、実は地球には宇宙人が数多く来訪しているという世界を描いています。そんな宇宙人を管理する組織メン・イン・ブラックは日々宇宙人の存在がばれないよう活動するというドタバタSFコメディ映画です。

フランス出身の巨匠であるリュック・ベッソン。代表作である『レオン』は映画史に残る名作として知られています。しかし、実は『レオン』はとある映画を製作する資金を稼ぐために撮影した映画だったのです。

リュック・ベッソンがそうしてまで作りたかった映画。それが『フィフス・エレメント』です。どこまでも壮大なスペースオペラとコミカルで魅力的なキャラクター。何をとっても至高のSFコメディ映画です。

『E.T』を知らない人はいないでしょう。スティーブン・スピルバーグによる不朽の名作で、少年と宇宙人の異種間交流を描いたSFコメディ映画です。ファミリー映画でもあるので、家族で楽しむことができます。

この映画の見所と言えば、やはりすべてとしか言いようがありません。スティーブン・スピルバーグによる圧倒的手腕によって笑って泣けて心がホッコリする強烈に面白い映画となっています。不朽の名作とはこういうものだと教えてくれる映画です。

もし一つ、この世で完璧な映画を一つ選ぶのだとしたら、多くの人が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を選ぶのではないでしょうか。それほど完全無欠に面白い映画がタイムトラベルSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』です。

これほど面白い映画が存在するでしょうか。タイムトラベルものならではの秀逸な伏線に見る者を魅了するSFガジェット。そしてとにかくコミカルで可笑しい物語。どこまでもワクワクする時間を巡る冒険。映画史に残る唯一無二の名作です。

『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』はスプラッタ映画をパロディしたホラーコメディ映画です。スプラッタ映画と言えば殺人鬼が人を残酷に殺しまくる。そんな映画を想像するのではないでしょうか。

本作はタッカーとデイルという、心は優しいが殺人鬼にしか見えない二人組がキャンプに来た大学生に殺人鬼だと間違われて命を狙われる映画です。本作の白眉は、その大学生が次々何故か勝手に死んでいくことです。とにかく次々と死んでいく大学生が笑いを誘います。

これほど奇妙なコメディ映画はないでしょう。『ケーブルガイ』は笑えるんだけど不気味で、されど時々切なくなる。まさに他には味わえない感情が交差するスリラー×コメディ映画です。

一人の平凡な男につきまとうケーブルガイ（配線工）の狂気の妄執とストーキング行為を描いた一本。ケーブルガイを演じたコメディ俳優ジム・キャリーの壮絶な熱演は見る者を笑わせ、時にドン引きさせます。ブラックコメディとしておすすめできる一本です。

これほど痛快なゾンビ映画はないでしょう。ゾンビによって文明が崩壊した世界。そこを生き抜く四人組を描いた、傑作ゾンビコメディ映画『ゾンビランド』です。「ゾンビの世界で生き抜く32のルール」を駆使して、力強く生き抜く姿を描いています。

「ゾンビの世界で生き抜く32のルール」はまさに、ゾンビ映画に見られるお約束展開を踏襲した内容となっており、ゾンビ映画なのに全く危機に陥らない姿がひたすら痛快で笑える、最高のコメディ映画です。

『カルト』はTVの心霊番組を模したモキュメンタリー映画で、心霊現象が多発する一家に取材する三人のタレントの恐怖を描いたホラー映画です。前半はホラーを徹底的に描写し、背筋が寒くなる映画です。

しかし、後半。霊能力者NEOの登場によって雰囲気は全て一変します。三浦涼介演じるNEOのあまりの無双ぶりに、ジャンルがホラー映画からバトル映画に完全に変化。そのギャップが強烈な笑いを生み出します。一度は見て欲しい、おすすめのホラー映画です。

誕生日を迎えた性格最悪の主人公ツリーはその日の夜、仮面をかぶった何者かに殺されてしまいます。しかし、目を覚ますと、なんと再び同じ日を迎えます。そんな恐怖の殺人ループを描いたホラーコメディ映画が『ハッピー・デス・デイ』です。

『ハッピー・デス・デイ』はその秀逸な設定でSNSで話題となったことからも非常に有名です。スプラッタ映画でありながら、非常に軽快なテンポとツリーの性悪なキャラクター性からとても軽く見れるホラーコメディとなっています。

埼玉を中心に、全国でスマッシュヒットを飛ばしたこの作品を覚えているでしょうか。『翔んで埼玉』は、埼玉のご当地ネタを中心に自虐ギャグを散りばめた新感覚シュールコメディ映画です。

物語の舞台は埼玉が差別され、東京へ入るには通行手形は必要とされる世界。とにかく埼玉愛と埼玉自虐ネタが盛大に炸裂するシュールコメディのオンパレードです。埼玉県民以外にももちろんおすすめできるご当地ネタ映画です。

『翔んで埼玉』の監督による傑作シュールコメディはなんと『翔んで埼玉』だけではないのです。この『テルマエ・ロマエ』もまた大ヒットとなりました。ローマと温泉を行き来する衝撃のタイムスリップコメディです。

ローマの温泉職人を、なんと顔が濃いことで有名な阿部寛が演じており、なんと本場イタリアでも上映。結果大絶賛されるというまさかの展開。阿部寛もローマの人にしか見えないという絶賛ぷり。温泉とローマという奇抜さがシュールで面白いコメディ映画です。

『アタック・オブ・ザ・キラートマト』はB級映画史に渾然と輝く傑作シュールホラーコメディ映画です。その内容は、殺人トマトがやって来るというもの。圧倒的て低予算で描かれるチープな映像と殺人トマトが人を襲うという絵面はとてつもなくシュールです。

キラートマトの襲撃に備えてください。果たしてこれはホラーなのか、コメディなのか。確かなのは、キラートマトが人を襲うということ。サイズは大小様々。キラートマトを研究し立ち向かう人間の様を描いています。とにかく見る価値があることは間違いないです。

近年バトルアクション俳優として完全覚醒した、名優リーアム・ニーソン。そんな彼の特性を完全に逆手にとったのが映画『スノー・ロワイヤル』です。息子を殺された模範市民賞受賞の除雪作業員の父親が、マフィアに対して復讐を開始します。

一見王道のアクション映画のあらすじ。しかし蓋を開けてみればボタンの食い違いがさらなるボタンの食い違いを呼び、リーアム・ニーソンの関係ないところで勝手にどんどん人が死に始めるまさにシュールコメディ映画です。

まず最初に悲しいお知らせをしなければなりません。『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』は実話です。ジムのトレーナーである三人組が起こした誘拐殺人事件を元にした実話シュールコメディ映画です。

そのジムのトレーナーなのですが、恐ろしいほどに脳筋。全くもって計画性というものが皆無。頼むからフィクションであってくれと思う瞬間に挟まれる「これでもまだ実話」という文字。笑いを通り越して恐ろしくなる実話映画の傑作です。