【小麦粉より栄養価が高くておすすめ!】全粒粉の人気ランキング10選
2020/11/20 更新
全粒粉とは?
全粒粉(ぜんりゅうこ、ぜんりゅうふん)とは、小麦粉の表皮、胚芽、胚乳をすべて粉にしたものです。分かりやすく例えるなら、精白されていないお米のことを玄米と言いますよね。それと同じで、全粒粉は精白されていない小麦のことです。
胚乳だけを用いる小麦粉と比べると、全粒粉は食物繊維、鉄分、ミネラルなど栄養価が総じて高いのが特徴的です。カロリーや糖質量はそれほど差がないのですが、全粒粉は低GI値ということもあり、健康を気にする方の味方と言えるでしょう。
全粒粉の色はやや茶褐色で、独特の風味と食感があります。パンやお菓子に取り入れる際は、全粒粉のみでは生地がまとまらず膨らみにくいので、小麦粉と合わせて使うと良いでしょう。全粒粉を生地に入れ込むことで、独特の味わい深い生地になりますよ。
全粒粉の選び方
全粒粉として販売されているものには色々な種類があり、その食感や特性はさまざまです。生産地や製法も違いますので、使いたい料理に合わせて全粒粉を選んでみてくださいね。それでは、具体的な全粒粉の選び方をご説明します。
小麦の種類で選ぼう
小麦粉には、「強力粉」「中力粉」「薄力粉」と3種類ありますよね。含まれるたんぱく質の量によって、グルテンの発生率や膨らみに差が出るのですが、全粒粉にも同様の違いがあります。ご自身が全粒粉を使いたい料理は何なのか、それによって選ぶ全粒粉も異なります。
パンを作るなら、強力粉タイプ
通常のパンを作るとき、薄力粉ではなく強力粉を使いますよね。全粒粉の場合も同じく、パンを作るなら強力粉と書かれたものを選びましょう。全粒粉の強力粉には、最も多いたんぱく質を含む硬質小麦という種類から作られているため、水分を含むとかなり粘り気が出ます。
全粒粉100%でパンを作ると、吸水が低くなり、生地がべたつき、膨らみの悪い硬めのパンが出来ます。好みによりますが、通常は強力粉7に対して全粒粉3の割合で作ることをおすすめします。この割合なら、強力粉のみの場合とほぼ同じように作ることができますよ。
半々の割合で作る場合は、型焼きではなく直焼きをおすすめします。生地ダレが起きた場合は、全粒粉を同量の沸騰水で煮たあと、固い団子状にしたものを小さくちぎってから生地を捏ねるときに混ぜます。そうすることで生地ダレは防げますよ。
うどんやパスタなら、万能な中力粉タイプ
中力粉タイプは、7.5~10.5%のたんぱく質を含む中間質小麦という種類から作られた小麦粉です。粘り気が薄力粉と強力粉の間くらいの強さになるため、中力粉は何でもオールマイティにこなす万能型と言えるでしょう。
全粒粉は普通の小麦粉に混ぜて使うことが多いので、お菓子もパンも両方作る機会の多い人におすすめします。クッキーなら硬めにザックリと仕上がります。パンを作るなら、塩パンやフランスパンはパリッとした食感になります。また、ゆでうどんやパスタなど麺類にも向いています。
お菓子作りには、薄力粉タイプ
お菓子作りに全粒粉を使うなら、薄力粉タイプを選びましょう。ケーキやマフィンなどは、特に細かく挽いた全粒粉がおすすめです。
薄力粉タイプは含まれるたんぱく質が6.5~9%と最も少なく、柔らかい軟質小麦という種類から作られた小麦粉です。水分を含んでも粘り気が強くならないため、サクサクとしたクッキーなど焼き菓子を作るのに向いています。
ただし胚芽油などの影響でグルテン形成は良くありません。膨らみや見た目の綺麗さを重視するスポンジケーキなどは不向きと言えるでしょう。天ぷらやから揚げといった普段の料理には使うことができます。普通の薄力粉を使うよりも香ばしさがプラスされておすすめです。
小麦の産地にも注目してみよう
全粒粉の産地は、国内産においても北海道から九州まで、海外においてもアメリカから中国産まで、非常に多くの産地があります。小麦であればすべて同じというわけではなく、産地によってある程度違いがあります。
輸入品といえば、ほとんどがアメリカ産やカナダ産です。主要な産地以外はできるだけ避け、きちんと生産地が明記されているものを選びましょう。
また、流通量の少ない日本産の全粒粉の中でも、こだわりをもって育てられた全粒粉があります。より質のいい全粒粉を求められる方は、生産地をチェックすることも忘れないでくださいね。
有機JAS認定マークの有無もチェックしてみよう
全粒粉の中には、原料が有機栽培で育てられた小麦を使った商品もあります。全粒粉に目を向けられている方々は、健康志向の人が多いはずなので、原料にこだわって選ぶのも一つの考えだと思います。有機栽培で、厳密に管理して生産された商品の方が安心ですよね。
オーガニックの全粒粉を手に入れたいなら、栽培から加工まで安全性が認められた、有機JAS認定マークが付いているものを選びましょう。有機JAS認定とは、農林水産大臣が定めた品質基準や表示基準に合格した農林物資の製品につけられる認定のことです。
ただ、多少割高になるのでそこまで気にならない人は、豊かな香りを楽しめる北海道産小麦100%もおすすめです。
製法にもこだわって選ぼう
全粒粉にも製法の違いがあるんですよ。石臼挽き方式とは、その名の通り石臼でひく製法です。中には、ふすま(小麦を製粉する際にとれる、外皮と胚芽の混合物)の部分も残して取り入れ、栄養素の高い全粒粉もあります。石臼挽特有の味わい深さや風味が感じられます。
麦の風方式とは、風味やミネラル分が損なわれにくい低温製粉のことです。マクロビオティックの考え方を基本に、加工適性を低下させ、風味を損なう硬い外皮だけを取り除いています。食物繊維が多いふすまや栄養豊富な胚芽が含まれるため、小麦本来の風味豊かな全粒粉が味わえます。
使用頻度を考えて容量を選ぼう
全粒粉は、通常の小麦粉よりは脂肪分が多いため、そのぶん保存性が悪くなります。 一般的な薄力粉と中力粉は約1年、強力粉は約6カ月が目安となりますので、全粒粉の場合はそれよりも早く使い切った方が良いでしょう。
賞味期限内はおいしくご使用いただけますが、上手に保存することが大切です。ご自分の料理頻度と全粒粉の使用頻度を加味した上で、無理のない範囲の容量を選ぶのが大切です。また、ニオイを吸着しやすい性質をもっているので、ニオイの強いものの近くで保存しないようにしましょう。
また、全粒粉も含まれる粉類は湿気に敏感です。保存するときは、涼しい、乾燥した場所を選びましょう。冷蔵庫での保管おすすめしません。穀物を好む虫が外部から侵入する可能性もありますので、きちんと密封して保存しましょう。
全粒粉のおすすめ人気ランキング10選
それでは、Amazonなど通販でも購入できる全粒粉のおすすめをランキング形式でご紹介いたします。作る料理によって全粒粉を選ぶ基準が異なりますので、自分にピッタリのものを探してみてくださいね。
10位 アリサン 『全粒薄力粉 680g』
お菓子まで身体が喜ぶオーガニックを
オーガニック・ベジタリアン食材の取り扱いで有名なアリサンのオーガニック全粒粉です。アリサンは世界中のオーガニックフーズやナチュラルフーズを輸入している日本の会社で、こちらの商品は有機栽培で作られ、有機JAS認証も受けています。
全粒粉でもこちらは薄力粉タイプ。粘りが少ないので、クッキーやケーキ、天ぷらの使用に適しています。パンを作るにはタンパク質が少なすぎるので、違う強力粉に2~3割混ぜるような使い方がおすすめです。
パッケージがオシャレなのも嬉しいですよね。少し背伸びをしているような、オーガニックを口にして美意識を高めているような、そんな自己満足の世界にも浸ってしまいます。普段からオーガニックのものを食べたい方、おすすめですよ。
産地 アメリカ | 内容量 680g |
種類 薄力粉 | オーガニック 〇 |
9位 富澤商店 『北海道産全粒粉 キタノカオリ 500g』
パンを愛する人のために北海道が捧ぐ、キタノカオリ
こちらは流通量の少ない国産小麦の中でも、北海道産の「キタノカオリ」というブランド小麦を使用した全粒粉です。キタノカオリとは、秋から作られ始めるパン用小麦の品種で、パンを手作りされる方は誰もが知っているブランドですよね。
丁寧に石臼で挽いていますので、小麦の甘味を引き出した風味豊かなパンが焼きあがります。もちもちでふわふわのパンに仕上がるので、その風味と香ばしさに魅了されている人も多数見受けられます。ホームベーカリーでも手ごねでも、甘みのあるシンプルなパンが作れます。
口コミでも高評価!「トーストするとカリッと仕上がる」「同じ全粒粉でも出来上がった時の香りが全然違う」とリピート続出です。
産地 北海道 | 内容量 500g |
種類 強力粉 | オーガニック × |
8位 木下製粉 『小麦 全粒粉 ブラウワー 6kg (250g × 24袋) パン用』
全粒粉100%の食パンも綺麗に膨らむ優れもの
パン・ピザに使用できる、独自開発の全粒粉小麦です。ブラウワーライト(全粒粉30%配合)とブラウワー(全粒粉50%配合)には粗挽きふすま、そしてブラウワーファイン(全粒粉50%配合)とブラウワー全粒粉には微粉砕ふすまが使用されています。
通常の強力粉の3.5倍の食物繊維、その量は100g当り9.9gを含んでいます。腸内フローラにやさしく、毎日のお通じ改善にも役立ちそうですね。
ブラウワー全粒粉100%でも、もっちりとしたきめ細かい食感が特徴の、ふっくらとしたパンが焼けます。従来の小麦粉にはない小麦風味豊かな味わいに感動すること間違いなし!お試しセットや、違う粉との組み合わせ販売も取り揃えているため、ぜひ色んなパンを焼いてみてくださいね。
産地 香川県 | 内容量 6㎏(250g×24袋) |
種類 強力粉 | オーガニック × |
7位 ムソー 『国内産有機小麦粉・全粒粉500g』
オールマイティにこなす有機JAS認定の中力粉
創業昭和44年で、大阪のマクロビオティック専門メーカーであるムソーのオリジナル商品です。生産者を厳選した国内産有機小麦を丁寧に製粉しています。国内産有機小麦を、ふすまや胚芽を残して粉にしました、 有機JAS認定の全粒粉です。
タンパク質(グルテン)は8.1%前後。製粉は普通の粗さで、お菓子、うどん、パンのどれにも適した粉になります。オールマイティにこなす中力粉は、何の料理にでも使いやすいスタンダードな全粒粉と言えるでしょう。
国産のオーガニック全粒粉としては価格も手ごろです。最近体型が気になる方、体調がよくない方は、オーガニック製品かつ栄養価の高い全粒粉を毎日の料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。比較的手に入りやすく、品質の割にコストパフォーマンスにも優れている商品です。
産地 青森県 | 内容量 500g |
種類 中力粉 | オーガニック 〇 |
6位 江別製粉 『全粒粉 (薄力粉) 2.5kg』
シフォンケーキもパンケーキもふわふわに仕上がる
きたほなみ小麦は、従来の北海道産小麦の主力品種「ホクシン小麦」に変わる新品種として開発されました。こちらの製品は、きたほなみを50%以上使用していますので、耐病性に優れ、小麦粉の色や性質、食感なども優れていてオーストラリアの小麦品種「AWS」に負けない品質です。
この全粒粉は細かいふすま(表皮の部分)を使用し、扱いやすく仕上げてあります。強力粉バージョンも販売されているのですが、薄力粉の方が人気が高くおすすめです。お試しサイズの250gから大容量の10㎏まで、内容量が幅広いのも消費者にとっては嬉しい利点ですよね。
こちらの全粒粉を100%した結果、難しいとされているシフォンケーキもふわふわな仕上がりになったとか。そのほか、カロリーが高いとされているパウンドケーキやパンケーキに愛用している人多数!安心安全の国産全粒粉なので、口コミで愛用者の輪が広がっています。
産地 北海道 | 内容量 2.5㎏ |
種類 薄力粉 | オーガニック × |
5位 オーサワジャパン 『北米産 有機全粒粉(強力粉)』
有機JAS認証のオーガニック全粒粉
マクロビの世界で最も有名と言っても過言ではない、オーサワジャパンが販売している小麦を丸ごと使った有機の全粒粉です。北米産有機小麦を100%使用し、小麦の栄養をまるごと摂取することが出来ます。品種はハードレッドスプリング小麦です。
有機JAS認証のオーガニック商品というのが、健康志向の方に絶大な支持を得ています。価格も品質のわりには比較的安く、初めてパン作りをするという人にも使い切りやすい容量でおすすめです。
噛めば噛むほどに深い滋味のある味わいが楽しめます。パン以外にもうどん作りにも向いています。少し香ばしく仕上がったうどんは、コシのあるモッチリとした麺でのど越しも格別ですよ。
産地 カナダ・アメリカ | 内容量 500g |
種類 強力粉 | オーガニック 〇 |
4位 富澤商店 『北海道産全粒粉 春よ恋 10kg』
毎日のようにパンを焼かれるヘビーユーザーの方に
北海道産の「春よ恋」は、パン作りされている方は誰でも知っている強力粉の有名ブランドです。国産小麦はるゆたかの改良品種であり、北海道を代表する小麦銘柄のひとつです。収穫後、ゆっくりと乾燥させてから表面をきれいに磨いて調整を行います。
それから、低温でゆっくりと熱をかけないように丁寧に全粒粉を挽き込みます。春よ恋のもつ味や香りが少量入れるだけでしっかりと感じられます。香ばしさと粒の質感がしっかりでてくる、全粒粉らしいパンが焼きあがります。
なんと1㎏当たり460円ほどの驚きの低価格で国内産の強力全粒粉が手に入ります。10㎏と少々量が多いですが、自宅でパンを作る方はすぐに消費してしまう量だと思います。ヘビーユーザーの方に一番お勧めなのがこちらの商品です。
産地 北海道 | 内容量 10㎏ |
種類 強力粉 | オーガニック × |
3位 日清フーズ 『全粒粉パン用 チャック付500g』
全粒粉パンを初めて作る方におすすめ
日清が独自に開発した、小麦粉を丸ごと細かく挽いた独自開発のパン用にご使用いただける小麦全粒粉です。独自製法を用い、さらさらとした非常に目の細かい全粒粉に仕上がりました。細かく挽いてあるため、固く焼き上がるということもありませんよ。
この商品が全粒粉であることや、小麦粉本来の魅力が伝わりやすいパッケージデザインですね。さらに、側面にはレシピも掲載しているので、全粒粉パンを初めて作る方にも安心です。500gと使い切りやすい容量で、保存に便利なチャック付きなのも嬉しい点です。
さまざまなパンやピザ等を作られる際にもおすすめです。生地に混ぜ込んで使うと風味がぐっと豊かになり、食べやすく使い勝手のよい商品です。
産地 アメリカ・日本のブレンド | 内容量 500g |
種類 強力粉 | オーガニック × |
2位 パイオニア企画 『全粒粉 800g』
スーパーでも簡単に手に入る、馴染みのある全粒粉
小麦の外皮以外を丸ごと細かく挽いた粉です。食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富に含まれています。 挽きが細めのライトタイプなので、パン作りに最適です。
強力粉の分量の2~3割混ぜると軽い仕上がりの全粒粉パンが作れますが、強力粉と半々でもモッチリとした全粒粉パンが楽しめます。クッキーやスコーンなど、お菓子作り用の生地に混ぜ込むことで風味豊かな仕上がりになるのでおすすめです。
全粒粉を買ったことない人でも、店頭で見かけたことがあるのではないでしょうか。普通のスーパーで全粒粉が何種類も店頭には並んでないと思います。発展途上の全粒粉ですが、こちらの商品は市場で多く出回っている、一般的に扱いやすいと認知されている商品です。
産地 アメリカ・カナダ | 内容量 800g |
種類 強力粉 | オーガニック × |
1位 アオヤギ製粉 『全粒粉(強力粉) 1kg 国産 無農薬・無化学肥料栽培小麦100%』
無農薬・無化学肥料栽培の国産オーガニック
農薬も化学肥料を一切使わず、自家栽培した小麦(ゆめかおり)をまるごと石臼でじっくり時間をかけて製粉した全粒粉です。熱をかけない製粉方式なので、小麦に含まれる酵素やビタミン類を損なうことなくパッケージしている、高品質の全粒粉です。
ふすまの粒子が細かいので、食べやすく様々な用途に活用できます。強力粉や薄力粉に混ぜることで香ばしさや風味が増し、とても味わい深くなるのでおすすめですよ。現在は1㎏、2㎏、5㎏から購入出来ますので、使いやすいサイズを選んでくださいね。
産地 栃木県 | 内容量 1㎏ |
種類 強力粉 | オーガニック 〇 |
まとめ
おすすめの全粒粉をランキング形式でご紹介しましたが、いかがでしたか?製パン向けや製菓向け、簡単に全粒粉を試せるミックス粉まで販売されているのが分かりました。是非、日々のお料理に活用していただき、全粒粉の独特な風味と食感を楽しんでくださいね。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2020年11月20日)やレビューをもとに作成しております。