【工具箱に一本!】人気のモンキーレンチのおすすめランキング10選
2020/11/20 更新
モンキーレンチの使い方や特徴は?
1891年に調整が可能なレンチがスウェーデンで発明されました。これがモンキーレンチの起源と言われています。
モンキーレンチは、スパナに似た形で、開口部を調整するネジ部分であるウォームギアがあるのが特徴です。ウォームギアを回して締める幅を調整します。
構造上、固定されている上アゴ部分に比べ、下アゴ部分は強度的に弱い特性があります。モンキーレンチは、ウォームギアの方向に回すのが正しい使い方です。間違って上アゴ部分に向かって使用し続けた場合、破損する恐れもありますので、正しい使い方を覚えておくことをおすすめします。
モンキーレンチの選び方
サイズや形状をチェックしてみましょう
使用する目的に合わせてサイズや形状を確認して選ぶことをおすすめします。通常、同じシリーズでもサイズ違いのものなどが多く展開されています。また実際に握ってみて使いやすいサイズや形状のものを選ぶといいでしょう。
ボルトなどの大きさに適応するものを
最初にチェックしておきたいポイントは、使用するボルトなどに合ったサイズであるかということです。 モンキーレンチは、ウォームギアにより開口幅の調整ができるという特徴があります。
しかし、ナットやボルトの全てのサイズに適応できるわけではありません。使用するために必要な最大幅を目安にして一般的に選ばれています。
また同じ最大幅のあるモンキーレンチであっても、種類によってグリップの長さや形状がさまざまです。使用するスペースやどのような目的で使用するのかを確かめて選ぶことをおすすめします。
アゴの部分の形状をチェックしましょう
モンキーレンチは、ボルトなどを挟むアゴの先端部分が尖った形状のものや、先端の厚みがなく薄いものなどさまざまな種類のものがあります。
先端部分が薄いものは、幅が狭いスペースでの作業ができ、先端が尖った形状のものは、細かい作業に適しています。 しかし、細くて薄い分、強い力が加わった場合に破損しやすいので注意が必要です。
先端部分が大きく、分厚いものは強い力を加えても丈夫なため、大きなサイズのボルトなどの作業には適していると言えます。 使用する用途別にどれくらいの力が必要な作業かを確認し、先端部分の形状をチェックしてから選ぶことをおすすめします。
グリップは、握りやすく力をいれやすいものを選びましょう
モンキーレンチでボルトなどを締める作業において、握りやすく持ちやすいという点も大切なチェックポイントと言えます。モンキーレンチは、締める力が大きくなるにしたがってグリップの長さも長くなります。
しかし、力が大きくても使用するスペースによっては長すぎて回すことができないことも考えられます。グリップは適度な長さで、しっかり握りやすいものを選ぶことをおすすめします。
また、握って力を入れやすいという点も大切なポイントです。 グリップの形状はカーブになっているものから直線的なものまでさまざまな種類があります。連続した作業をする場合には、長時間使い続けても手に負担がかりにくく、疲れにくいものを選びましょう。一般的には、グリップ部分は金属製ですが、手への負担が気になる方は、ゴム製のものもありますのでチェックしてみましょう。
大切なポイント!ウォームギアの使いやすさをチェックしよう
ウォームギアは重要なチェックポイントと言えます。ウォームギアは、開口幅を自由に調整する大切な箇所で、モンキーレンチの最大の特徴です。ウォームギアのチェックポイントをご紹介しましょう。
ウォームギアは、回しやすく幅を調整しやすいものを
ボルトなどのサイズに合わせて開口幅を調節する役割のあるウォームギア。一般的にウォームギアは回転式のものが多く、普及しています。
留める金具を挟んだ状態でウォームギアを回転させるので、回しにくいと作業もしにくく、効率も低下します。回す時に指に跡がつくほど強い力が必要な場合には、指先を負傷する恐れもあり、そもそも正しく使用すること自体が難しくなりますので、回転がスムーズにできることは重要なポイントと言えます。
逆にほとんど力を入れていない状態なのにウォームギアが勝手に回転してしまうようなものも見受けられます。この場合もモンキーレンチとしての役割が十分果たせない可能性がありますので避けたほうがいいでしょう。適度な軽い力を入れてウォームギアを回して開口幅を調整できるものを選ぶことをおすすめします。
ぐらつきがなく、アゴ部分を確実に固定できるものを選ぼう
一般的にウォームギアの回転がしやすいものは、アゴ部分も開きやすい傾向があります。回しやすくかつ、アゴ部分の固定が確実にできるタイプのものを選ぶことをおすすめします。
さまざまな大きさのボルトなどに対応できる便利なモンキーレンチですが、商品によってはボルトなどを確実に挟むことができないものも見られます。例えば、モンキーレンチのアゴとボルトの接地面積が小さいタイプのものや、締めている途中に勝手にアゴ部分が開いてしまうものは外れやすいと言われています。
開口幅を調節したあと、アゴ部分をいかに確実に固定できるかがポイントとなります。締めている途中で開口幅が変化すると、隙間ができてしまうため力が伝わりにくく、効率的な作業ができません。ボルトの角が取れて回せなくなってしまう恐れもありますので注意が必要です。
メーカーやブランド別にチェックしてみる
現在、さまざまなメーカーで展開されているモンキーレンチ。各メーカーによって色やデザインにこだわったもの、メーカー独自に開発された機能を搭載したものなど、メーカーによってそれぞれ特徴が違います。おすすめのメーカー別の特徴などをご紹介します。
安心の国内メーカー 高品質な「高儀」
新潟県三条市は古くから金属の加工で有名な地域として知られています。その三条市にある工具メーカーである「高儀」は、もともと鍛冶屋の会社として設立し、今では質の高い工具メーカーとして全国展開しています。 まさに日本の金属加工のスペシャリストと言える会社です。
そんな「高儀」が展開しているさまざまな製品は、高品質で多くの方から信頼され続けているおすすめのメーカーです。 モンキーレンチも例外ではなく、高い品質を維持しながら、お手頃な価格帯も魅力です。
誰もが知る「TRUSCO」も国内メーカーです
1959年に設立された「TRUSCO」。有名な工具ブランド「PRO TOOL」シリーズでも有名です。わずか数十年のうちに急激に人気が高まった「TRUSCO」は、そのネーミングから海外メーカーと思っている方も多いですが、実は安心の国内工具メーカーです。 現在は、海外に支店がありますが、もちろん国内でも展開されています。
アフターサービスが充実しており、きめ細かなサービスを提供し、多くの方から支持されているおすすめのメーカーです。国内メーカーならではの強度に優れた高品質なモンキーレンチも展開しています。
スウェーデンの工具メーカー「BAHCO(バーコ)」
スウェーデンの有名な工具メーカー「BAHCO(バーコ)」。モンキーレンチが発明された国スウェーデンですが、実は、その発明した人がBAHCO(バーコ)の創業者ですので深い歴史がある会社です。創業以来、長い年月にわたり支持され続けてきた確かな信頼を持つ、おすすめの工具メーカーと言えます。
また、現代に求められる精密な作業に適応するため「エルゴ90シリーズ」という薄型のモンキーレンチも展開されています。サイズも豊富で、工具マニアの中にはこのシリーズの全てを揃えている方もいるほど人気のシリーズです。
日本が誇る工具のトップメーカー「KTC」
モンキーレンチだけでなく、全ての工具において国内のトップメーカーとして人気の「KTC」。海外の有名な工具メーカーと比べても、品質、機能共に劣りません。 工具は全てKTCと決めているというプロの方も多く見られます。
プロ使用にも適応する信頼のおける工具を展開しているおすすめのメーカーです。モンキーレンチも例外なく、使いやすく安全で確実な工具として多くの方から支持されています。
お手頃な価格帯で選ぶなら「TOP」がおすすめ
国内メーカーである「TOP(トップ工業)」は、手頃な価格帯の工具を展開しているのが魅力のおすすめメーカーです。
特に独自に開発した「バックラッシュレスウォーム機能」を搭載したモンキーレンチは、トップ工業のヒット商品となっています。独自の機能の他にも、使う側に立ったさまざな便利なアイディアが盛り込まれているのもおすすめです。
信頼の工具ブランド!「ロブテックス」
1928年に始まり、国内のモンキーレンチのトップシェアを誇る「ロブテックス」。1951年には、モンキーレンチとして国内で第1号のJISの認可を受けました。
国内トップメーカーというだけあって、展開しているモンキーレンチの種類も豊富です。さまざまな作業や細かな機能が充実しており、また使用する側の事を第一に考えて製品を企画し開発している信頼のおすすめメーカーと言えます。
モンキーレンチの人気ランキング 10選
10位 スナップオン『モンキーレンチ』
人気の「スナップオン」シリーズのモンキーレンチ
スウェーデンのBAHCO社が展開している「スナップオン」シリーズのおすすめモンキーレンチです。
工具の最高峰とも言われるほど有名なスナップオンのシリーズ。 このモンキーレンチには、6~12インチまで4種類のサイズが展開されています。型番の最後に表記された数字は、インチサイズを表しています。サイズを予め確認できるようにミリとインチの目盛が付いているので便利です。
スチールの合金に熱処理が施されているため、強度が極めて高く優れた耐久性があります。また、ニッケルクロームメッキ仕上げが施されているため、長期間使用しても腐食や劣化を防ぐことができます。
全長 | 152mm(約6インチ) |
最大開口幅 | 19mm |
9位 バーコ『大口モンキー』
コンパクトでも大活躍!狭い場所にも最適です
BAHCOのモンキーレンチの材質には、軽くて耐久性に優れたスウェーデン製の鋼が使用されていることが大きな特徴と言えます。全長170mmのこのモンキーレンチは、コンパクトながらも最大開口幅が32mmと大きく、特に狭いスペースでの作業には最適でおすすめです。
また、開口部には目盛が付いているため、予め幅を合わせておくことができるので便利です。グリップ部分が滑りにくい樹脂でコーティングされているので、確実に握れるように工夫が施されています。初めてモンキーレンチを使う方にも、使いやすくおすすめです。
全長 | 170mm |
最大開口幅 | 32mm |
8位 KTC『モンキーレンチ』
自転車やバイクなどのメンテナンスにもおすすめ
確かな品質で人気のKTCのモンキーレンチです。KTCのブランドの中の一つ、「ネプロス」シリーズのモンキーレンチの特徴は、開口部の角度が一般的なスパナなどと同様の15度になっています。
バイクや自動車整備などの作業で最も適した角度であり、使いやすいおすすめのモンキーレンチです。本体部分にはサイズが測りやすい目盛りが両面に付いているので、確認しながら作業ができて便利です。
全長 | 213mm |
最大開口幅 | 30mm |
7位 KENOH『モンキーレンチ』
初めてのモンキーレンチなら、コレ!
初めてモンキーレンチを購入する方や、工具箱に常備しておきたいという方におすすめのモンキーレンチです。 細かく精密な作業には適していませんが、何といってもこの性能で1000円しないという価格が最大の魅力と言えます。 値段の割に耐久性も高く、躊躇なく使えます。 重量が408gと少し重ためですが、一つあれば何かと使える便利です。コストパフォーマンスに優れたおすすめのモンキーレンチです。
全長 | 250mm |
最大開口幅 | 29mm |
6位 TOP『ワイドモンキレンチショート エコワイド』
コンパクトながらも強度は抜群!
TOPが展開している「ショートエコワイドシリーズ」。最も長さが短いモデルであるHY-26S(全長117mm)から最も長いモデルのHY-49S(全長184mm)まで4種類のサイズで展開されています。
ウォームギアの先端部分が特に短く設計され、アゴを最大幅まで開いた際でも、ウォームギアが本体から飛び出すことなく、作業を妨げません。下アゴ部分の強度を高めているため、上下の向きを気にすることなくどちらの方向へも回せるところもおすすめの魅力です。
軽くて手の平に乗るコンパクトサイズですので、手にかかる負担を減らし、長時間の作業にも疲れにくく使いやすいおすすめのモンキーレンチです。
全長 | 142mm |
最大開口幅 | 30mm |
5位 TOP『イグザクトレンチ』
2分割式のウォームギアが使いやすい
先端部分の厚みが4.5㎜と薄いのが特徴のモンキーレンチです。一般的なモンキーレンチでは入らないような狭いスペースでの作業も可能です。
ウォームギアが2分割になっていますので使いやすく便利なおすすめのモンキーレンチです。ガタつきを抑える独自のバックラシュレスウォーム機能を搭載しているため、一度調整を行えばスパナと同じように使用することが可能です。
ストレートタイプで薄型のイグザクトレンチは、このモデルのみの展開になります。1本あると何かと重宝し、使いやすいおすすめのモンキーレンチです。
全長 | 218mm |
最大開口幅 | 24mm |
4位 TOP『ハイパーモンキ ZERO』
多くの機能が搭載されたZEROシリーズに注目!
TOPが展開するモンキーレンチには、独自に開発された機能である「バックラシュレス機構」を採用されているのが特徴です。
この機能は、ウォームギアがガタつくのを軽減する効果があります。中でも特にZEROシリーズは、その名の通り、ガタを極限まで制御されるので、調整を行ってしまえば確実に固定することが可能です。
ZEROシリーズは、最も短いモデルのHM-25(全長165㎜)から、最も長いモデルのHM-43(全長317㎜)まで4種類のサイズで展開されています。 グリップの部分の上と下の部分のそれぞれの幅が異なる持ち手になっていますので、グリップにかかる力が高まり、力が入れやすく、使いやすいおすすめのモンキーレンチです。
全長 | 216mm |
最大開口幅 | 32mm |
3位 ロブテックス『ポケットモンキ』
4種類のサイズ展開と高い機能性をチェック!
長さの短いタイプのモンキーレンチです。 このシリーズでは、最も短いモデルのUM24XDS(全長118mm)から、最も長いモデルUM49XDS(全長190mm)までの4種類のサイズが展開されています。
独自に開発されたエックスドライブ機能が採用されているので、狭いスペースでの作業もボルトの角を傷める心配もなく、安心して使用することが可能です。
またモンキーレンチの欠点とも言える縦方向のガタつきを抑える機能、ガタレス機能を採用しているため快適に作業ができます。高機能でおすすめのモンキーレンチです。
全長 | 118mm |
最大開口幅 | 24mm |
2位 ロブテックス『ハイブリッドモンキX』
独自に開発されたR形状のアゴが画期的
鮮やかな赤色が印象的で人気のロブスターのモンキーレンチです。ロブスターの工具は、メーカーのロゴでもあるロブスターをイメージした鮮やかな赤が使われているのが特徴です。 このシリーズは、最も短いタイプUM24XD(全長150mm)から、最も長いタイプUM49XDS(全長300mm)の4種類のサイズが展開されています。
プロでも使用できるほど高機能なのもおすすめのポイントです。独自で開発されたエックスドライブ機構を搭載することで、ボルトなどの角を傷めず確実に締め付けることが可能です。
また、独自のR形の形状をしたアゴ部分は、ボルトなどの角の部分に直接接触せず、確実に面で挟むことができます。グリップ部分には滑りにくいゴム素材でコーティングが施されているので、手に力を加えやすく使いやすいおすすめのモンキーレンチです。
全長 | 250mm |
最大開口幅 | 36mm |
1位 バーコ『モンキーレンチ』
まさに定番中の定番!モンキーレンチの代名詞
バーコといえば、モンキーレンチと言われるくらい定番のモンキーレンチです。バーコはその優れた性能に定評の高い工具メーカーです。
特にモンキーレンチでは、ウォームギアの性能に優れており、一度幅を調節すれば、ガタつかずズレることなく安心して使用することができます。このモンキーレンチ一本で、他のレンチは不要といわれるほど。
また、価格的にも手頃で入手しやすいのもポイントです。便利で使いすいおすすめのモンキーレンチです。
全長 | 155mm |
最大開口幅 | 20mm |
まとめ
あると便利なおすすめのモンキーレンチをご紹介してきました。各工具メーカーでは、さまざまな種類のモンキーレンチが展開されており、それぞれ違った特徴があります。今回ご紹介した選び方やおすすめアイテムを参考にして、自分に合ったモンキーレンチを正しく選んで快適な作業に役立ててみましょう。
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