【優れた拡張性】ミドルタワーPCケースのおすすめ人気ランキング10選
2020/11/20 更新
ミドルタワーPCケースでパソコンが長持ち
パソコンを購入するときはいつも完成品を選ぶという方にはあまり馴染みのない商品ですが、パソコンを自作する方にとってはPCケースは必須のアイテムです。PCケースはデスクトップパソコンの本体にあたる部分で、たくさんのパーツを収納し劣化を防ぐ役割があります。
PCケースには大きさと形状によって、ミドルタワー・ミニタワー・フルタワー・キューブ・ラックマウントの5種類に分類されます。その中でミドルタワーは最も多く使われているタイプです。収納性・拡張性・省スペース性のバランスが良いので初心者にもおすすめです。
ゲーミングPCでも基本の形となっており、人気モデルはミドルタワーがほとんどです。価格はミニタワーより高くなりますが、容量と排熱性に優れるので内部のパーツも長持ちします。また対応しているパーツも多く、古いものを交換しながらパソコンを長く使うことが出来ます。
ミドルタワーPCケースの選び方
ミドルタワーはPCケースの種類の一つですが、オーソドックスなタイプだけあって商品数も多いです。そんなミドルタワーPCケースの選び方の基準となる例を以下に挙げていきましょう。
基本性能で選ぶ
ミドルタワーPCケースは、パソコンを長期間に渡って快適に使っていけるような機能を持ったモデルを選ぶことが大切です。特に重視すべき項目を挙げていきます。
静音性をチェック
パソコンを起動させていて気になるのが本体の動作音ですね。重たい処理を行うときなどは音も大きくなるので耳障りに感じることもあるでしょう。また電源を入れたまま放置・睡眠を取るときもありますので、平常時の運転音もできるだけ静かである方が良いですね。
パソコンの動作音を少しでも軽減するのであれば、PCケースにもこだわりましょう。ミドルタワーモデルの中にはケース内部に遮音材・吸音材が取り付けられているタイプもあります。フタを閉めればかなりの遮音効果を期待できるので静音性を重視する方におすすめです。
さらにノイズを抑えたい方にはケースの素材にメッシュを採用しているものではなく、密閉性の高い設計になっているモデルをおすすめします。空気の流れを遮ることで音漏れを防ぎますので通気性が犠牲になってしまいますが、冷却性能とのバランスをみて決めましょう。
冷却性能をチェック
夏場の高気温時でも安心してパソコンを動かせるように冷却性能もこだわりたいポイントですね。内部にこもった熱を逃がすことが重要ですので、側面などがメッシュ加工された通気性のよいPCケースがおすすめです。ただしその分遮音性は下がりますので注意しましょう。
また空気の流れを作り出すにはファンの設置が必須ですので、ファンをどれだけ搭載できるのかもチェックしなければなりませんね。ただし扇風機のカバーにホコリが溜まるように、メッシュ加工が施されているPCケースの場合はホコリが溜まりやすいので定期的なお手入れが必要です。
ファンを使わず冷却機能を確保したい方はハイエンドPC向けの水冷式を選択するのも一つの手です。水冷式ラジエーターに対応しているPCケースを選ぶ必要がありますが、空冷式ファンより排熱効率が高いのが特徴です。また空冷式ファンと組み合わせて使うのも良いですね。
デザインをチェック
自分の好きなデザインを選べるのも自作パソコンも大きなメリットのひとつでしょう。PCケース自体がオシャレなデザインだったり、冷却パーツが動いていたりLEDライトが光っている様子を外から覗けるような作りだとカッコいいですね。眺めているだけでもワクワクします。
LEDライトは単体で取り付けるのではなく、マザーボードやGPU・冷却装置などの主要パーツに組み込まれているものが多いです。そのようなデコレーション要素のある部品を活かすにはケース内部が見えるアクリル・強化ガラス製のPCケースがおすすめです。
ゲーミングパソコンではLEDライトが搭載されているパーツが多いため上記のPCケースと組み合わせると効果的です。またPCケースが透明だと観賞を楽しめるだけでなく、フタを開けなくても内部の様子を確認できるのでメンテナンスがし易いという利点もあります。
パーツの互換性で選ぶ
パソコンの用途が具体的に決まっている方は、作業に必要なパーツを取り付けられるPCケースを選ぶ必要があります。自作パソコンで特に重要とされるチェック項目を挙げていきます。
GPU規格をチェック
GPUとはGraphics Processing Unitの略で画像処理に特化した半導体チップです。パソコンの頭脳と言えばCPUですが、GPUの方は3Dグラフィックなどの画像描写に必要なもう一つの頭脳といった位置づけです。高度な映像処理となるとCPUがGPUに演算を任せるという訳です。
グラフィック関連の作業や3Dパソコンゲームを快適に行うため、高性能なGPUを搭載したい方はGPUカードサイズを基準にPCケースを選ぶと良いでしょう。ミドルタワー型なら大抵のモデルは310mm以上に対応していますが、大型のGPUを既に所有している方は注意しましょう。
パーツ同士が干渉してしまうと劣化を早める原因になりパソコン自体のパフォーマンスも落ちてしまいますので、GPU周辺に十分なスペースを確保できるPCケースを選びましょう。HDDストレージを外すことによりGPUスペースを拡張できるタイプもおすすめです。
ベイ規格をチェック
ベイとはパーツを取り付けるためのPCケース内の「設置場所」「空間」のことです。HDD/SSDのストレージ、DVD/ブルーレイの光学ドライブを設置するために専用のベイが必要になります。ベイは5.25・3.5・2.5インチの3種類があり、ベイが多いほどPCケースは大型になります。
ストレージに用いる3.5・2.5インチのベイはミドルタワー型であればどのモデルでも対応しています。デスクトップパソコン用HDDには3.5インチ、SSDやノートパソコン用HDDには2.5インチのベイが必要です。2.5インチのベイを上位サイズに変換するパーツも販売されています。
光学ドライブの設置には5.25インチのベイが必要ですが、ミドルタワー型では搭載されていない製品もあります。DVD・CD・Blue-rayを利用する可能性のある方は必ずチェックしましょう。今後の拡張も考えてベイの規格には余裕を持たせることが大事です。
マザーボード規格をチェック
パソコンに詳しくない方でも名前くらいは聞いたことがあるかも知れませんが、マザーボードとはパソコンのパーツを取り付けるための大きな基盤です。文字通りパソコン部品の母艦のような位置づけでメインボードとも呼ばれています。パーツ間の情報伝達の橋渡しのような役割です。
単独のパーツをマザーボードに取り付け、接続することで初めてパソコンとして機能します。現在マザーボードの主流となっているのはATX・Micro-ATX・Mini-ITXの3種類で、PCケースの中でも比較的大きいミドルタワー型であれば基本的にどの種類でも設置可能です。
PCケースをミドルタワーと決めているのであればATXのマザーボードをおすすめします。3種類の内で基盤面積が最も広いため、コネクタ・スロット数が多く拡張性が高いのが特徴です。取り付けたいATXのマザーボードにPCケースが対応しているかは念のため確認しましょう。
メーカーで選ぶ
ミドルタワーPCケースは多くのメーカーから販売されていますので、好きなブランドで購入するのも良いですね。人気がありアイテム数が多い有名なメーカーを3つ紹介します。
ANTEC(アンテック)
アンテックはアメリカ・カリフォルニア州フレモントに本社を置くPCケース・アクセサリーのメーカーです。1986年に創業し、現在では世界30か国以上のユーザーにクォリティの高いPCケースを提供しています。日本ではリンクスインターナショナル社が販売代理を行っています。
どの製品を選べば良いか分からない初心者の方にも推奨できるPCケースの定番メーカーです。高い密閉性で静音性能を向上させている「Pシリーズ」が人気で、冷却性能や拡張性にも優れています。実用性が高くデザインもシンプルなのでユーザーを選ばないメーカーと言えるでしょう。
アンテックのミドルタワーPCケースは黒がメインでカラーバリエーションは多くありませんが、素材はプラスチックからアルミ・スチールなどの金属のモデルまで揃っています。シリーズを限定しなければメッシュ構造やクリアサイドパネルといった様々なタイプから選べます。
Cooler Master(クーラーマスター)
クーラーマスターは台湾に本拠を構える自作PC業界の老舗メーカーです。台北のアパートに住む技術者のRoger氏によって1992年に設立されました。クーラーマスターの製品には、PCの自作を通してイメージが具現化する喜びを実感して欲しいという思いが込められています。
クーラーマスターはその名の通り冷却性に優れた製品を多く取り扱っています。有名ブランドだけあってラインナップが豊富でクリアパネル・メッシュタイプ・密閉タイプなど様々なPCケースが販売されています。個性的なフォルムからシンプルなデザインまで揃っています。
デスクトップPCとして最高クラスのパーツ構成を想定した「COSMOS」、ハイスペック用の「HAF」、内外装を自由にカスタマイズできる「MasterCase」、冷却効果の高い「Centurion」シリーズが人気です。PCケースだけでなく排熱機能に優れたパーツも購入できます。
Corsair(コルセア)
コルセアはアメリカ・カリフォルニア州フリーモントに本社を置くPC周辺機器メーカーです。1994年の設立当初はキャッシュメモリの製造販売を主軸としており、2002年からコンピュータ関連機器を幅広く手掛けています。製品には船の帆をモチーフにしたマークが記されています。
ミドルタワーPCケースの製品数が多くデザイン性に優れているのが特徴です。強化ガラスを採用したタイプではサイドやフロントから内部を鑑賞できる仕様になっています。カラーはブラック・ホワイト基調がメインで、明るい色のLEDがアクセントに入っているモデルもあります。
PCケース以外にもゲーミングマウス・メカニカルキーボード・ワイヤレスヘッドセットなど品質の高い関連機器も取り扱っていますので、パソコン周りのパーツ一式をコルセアで揃えることも可能です。革新的なフォルムと実用性を兼ね備えたおすすめのブランドです。
ミドルタワーPCケースの人気ランキング10選
サイズ
Scythe「旋風」SCY-CFS3-BK
パワフル冷却のミドルタワー
旋風の名前の通り冷却性能に重きを置いた空冷式ミドルタワーPCケースで、排熱効率の高いシャーシ設計が特徴です。組み立てやすさ・拡張性も兼ね備えたベーシックなミドルタワー型で、標準で120mmファンを3つ搭載しているのも嬉しいですね。
ほぼ全てのパーツがネジ止め不要で取り付けられる「オールツールフリー仕様」になっているので組立・分解がし易いのもメリットです。コストパフォーマンスに優れたシンプルなPCケースです。
サイズ | 19*44*50cm | 拡張カード | 292mm |
---|---|---|---|
ラジエーター | 155mm | 対応MB | ATX/M-ATX/ITX |
Sharkoon
PCケース SHA-DG7000-GR
スペックの高いゲーミングPC向け
パソコンの本体には見えないデザインが特徴的なこちらは要求スペックの高いゲーミングパソコンに適したミドルタワーPCケースです。ユニークな外見とは裏腹に内部レイアウトは整然としており、コンポーネントの取り付けと裏配線をキレイに組むことが出来ます。
140mmファンを標準で3基搭載しており、エアフローをさらに強化したい場合は最大2基のファンを増設できます。大きなクーラーやGPUも余裕を持って内蔵できるとレビューでも好評です。
サイズ | 47*21*47cm | 拡張カード | 380mm |
---|---|---|---|
ラジエーター | 280mm | 対応MB | ATX/M-ATX/ITX |
Coolermaster
MasterBox MS600 MCB-MS600-SGNN-S00
スタイリッシュなシームレスパネル
シンプルかつメタリックな雰囲気のこちらはサイドパネルに強化スモークガラスを用いたミドルタワーPCケースです。裏配線を組みやすい構造になっておりケーブルマネジメントに優れるのが特徴です。価格の割に作りがしっかりしているとレビューでも好評です。
ケースの上部には隙間があり上昇する性質のある熱気が自然に排出される仕組みになっています。ハイエンドの空冷ファンは取り付けられない可能性があるので注意しましょう。
サイズ | 47*23*49cm | 拡張カード | 400mm |
---|---|---|---|
ラジエーター | 240mm | 対応MB | ATX/M-ATX/ITX |
Corsair
SPEC-DELTA RGB CC-9011166-WW
空気の流れを作り出す内部設計
フロントパネルのデザインが印象的なこちらは、ケーブルマネジメントに優れたミドルタワーPCケースです。フロントにはRGBファンを3基搭載しており、エアフローを考慮した構造になっているためデフォルトでも高い冷却性能を誇っています。
トップ・ボトム・フロントにはダストフィルターが搭載されているため、パーツの劣化やトラブルを防ぐことが出来ます。価格も安く、少し変わったデザインのPCケースをお求めの方におすすめです。
サイズ | 50*48*27cm | 拡張カード | - |
---|---|---|---|
ラジエーター | 360mm | 対応MB | ATX/M-ATX/ITX |
Antec
ミドルタワー One
優れた拡張性とメンテナンス性
シンプルなデザインのこちらは、人気メーカーである「アンテック」のミドルタワーモデルです。ケーストップとリアに標準搭載された120mmファンが強力なエアフローを作り出し、ケース内部に熱気を滞留させない構造になっています。
ホコリの侵入を防ぐダストフィルターも取り付けられているので、外部からホコリが入りづらくなっているのも嬉しいですね。少し高価なPCケースですがそれでもコストパフォーマンスに優れていると言われるほど高品質の商品です。
サイズ | 49*21*44cm | 拡張カード | - |
---|---|---|---|
ラジエーター | - | 対応MB | ATX/M-ATX/ITX |
ミドルタワーPCケースのおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | サイズ | 拡張カード | ラジエーター | 対応MB | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1
![]() |
ミドルタワー One |
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優れた拡張性とメンテナンス性 |
49*21*44cm | - | - | ATX/M-ATX/ITX |
2
![]() |
Crystal570X RGB CC-9011098-WW |
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4面に強化ガラス採用 |
48*51*24cm | - | 360mm | ATX/M-ATX/ITX |
3
![]() |
VIEW 37 RGB Plus CA-1J7-00M1WN-01 |
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より高級なアクリルパネルを採用 |
54*25*53cm | 410mm | 420mm | E-ATX/ATX/M-ATX/ITX |
4
![]() |
SPEC-OMEGA CC-9011119-WW |
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印象的なアシンメトリーフォルム |
52*50*23cm | 370mm | 360mm | ATX/M-ATX/ITX |
5
![]() |
SPEC-DELTA RGB CC-9011166-WW |
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空気の流れを作り出す内部設計 |
50*48*27cm | - | 360mm | ATX/M-ATX/ITX |
6
![]() |
MasterBox MS600 MCB-MS600-SGNN-S00 |
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スタイリッシュなシームレスパネル |
47*23*49cm | 400mm | 240mm | ATX/M-ATX/ITX |
7
![]() |
PCケース SHA-DG7000-GR |
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スペックの高いゲーミングPC向け |
47*21*47cm | 380mm | 280mm | ATX/M-ATX/ITX |
8
![]() |
Scythe「旋風」SCY-CFS3-BK |
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パワフル冷却のミドルタワー |
19*44*50cm | 292mm | 155mm | ATX/M-ATX/ITX |
9
![]() |
PCケース P110 silent |
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圧倒的な拡張性と遮音性 |
49*52*23cm | 390mm | 360mm | ATX/M-ATX/ITX |
10
![]() |
アルミニウムPCケース U4S |
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低価格ながら美しい質感 |
50*44*30cm | - | 170mm | ATX/M-ATX/ITX |
まとめ
従来のミドルタワーPCケースはパーツが上手く収まらなかったりネジが多かったりとあまり使いやすいものではありませんでした。しかし最近のミドルタワーPCケースはシンプルな構造で扱いやすくデザインも優れています。お気に入りのモデルでかっこいいパソコンを作りましょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2020年11月20日)やレビューをもとに作成しております。
スタイリッシュなデザインのこちらは左側面全体に強化ガラスを用いた視認性の高いミドルタワーPCケースです。ケース素材にはアルミニウムを採用しており、低価格ながら耐久性と高級感を兼ね備えたモデルです。ケース側面には12cmのファンを標準装備しています。
アルミの質感が良く、ガラスもスモーク仕様になっておりとても1万円未満のPCケースには見えないとレビューでも好評です。ミドルタワーとしてはややコンパクトなので拡張性を重視する方は注意しましょう。