「劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険」は、2001年12月15日に公開されたテレビアニメ「とっとこハム太郎」の劇場版第1作です。もともとは1997年に「小学二年生」で連載が開始され、テレビアニメ化、そして映画化された作品です。

ロコちゃんの誕生日の日、ハム太郎はロコちゃんのためにプレゼントを用意したのだが、ロコちゃんに相手にされず、やけになって家出をしてしまう。ハム太郎はロコちゃんの気持ちを伝えるためにも、人間と話せる「魔法のタネ」をハムハムランドで探すことに。

2001年当時、小さな子供達の間で大人気だったモーニング娘。の派生ユニットであるミニモニ。が「ミニハムず」という名前で、ハムスターとして出演したことでも話題となり、このミニハムずが歌う「ミニハムずの愛の唄」も大ヒットしました。

「心が叫びたがってるんだ。」は、A-1 Pictures制作の映画で2015年9月19日に上映されました。副題は「Beautiful Word Beautiful World」。 第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・審査委員会推薦作品でもあります。

成瀬順は小学生の頃、憧れていた山の上のお城（ラブホテル）から、父親と見知らぬ女性（浮気相手）が車で出てくるところを目撃し、二人が「お城から出てくる王子様とお姫様」だと思い込み、それを母親に話してしまう。

作者の実体験をモチーフにした、最近ではいろいろなニュースで取り上げられて社会現象にもなっている、不登校やコミュ障に関わる少女の心情を描いた青春映画です。作中で流れる挿入歌も名曲揃いで、映画の世界に引き込まれてしまいます。

日本のアニメ映画の中でも、特に長い歴史を持っているのがドラえもん映画で、「のび太と鉄人兵団」は1986年3月15日に公開されました。アニメのドラえもんとは一味違う、ドラえもん映画を見て、よりドラえもんが好きになった人も多いのではないでしょうか？

のび太は偶然北極で巨大なロボットの足を拾い、自宅に持ち帰った。それ以来、家の庭に次々と降ってくるロボットの部品を、ドラえもんと協力して鏡面世界で組み立てて遊んでいたが、その巨大ロボットに恐るべき兵器が組み込まれていたことが判明する。

本作では、基本的にしずかは怪我をした鉄人兵団側の少女ロボット・リルルの介抱に専念しており、しずかとリルルとの友情も今作の見どころの一つでもあります。リルルと別れるシーンなどは涙無くしてはみることができません。

「火垂るの墓」は、もともとは野坂昭如の短編小説で第58回直木三十五賞にも選ばれました。漫画、テレビドラマ、実写映画などになっていますが、特に評価が高いのがスタジオジブリが制作して、1988年4月16日に公開されたアニメ映画です。

1945年9月21日、清太は省線（現在のJR神戸線）三ノ宮駅構内で、14歳の若さで衰弱死した。清太の所持品は錆びたドロップ缶。その中にはわずか4歳で衰弱死した妹・節子の小さな骨片が入っていた。戦争に翻弄される2人の兄妹の物語。

テレビでも何度も放送されているので見たことがある人も多いかもしれませんが、この作品は1980年代から現代までずっと、戦争の悲惨さを訴えている映画です。ブルーリボン特別賞をはじめとして様々な映画の賞を受賞している名作です。

「進撃の巨人」は、諫山創さんによる講談社の「別冊少年マガジン」で2009年10月号（創刊号）から連載中の漫画が原作です。アニメ映画は2014年11月22日に上映され、アニメ映画だけではなく、ゲームなども人気のシリーズです。

人類は突如出現した「巨人」により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじてその命脈を保っていた。

過激な描写が多いことででも知られているのですが、これだけ過激な描写が多いにも関わらずこれだけいろいろな人に受け入れられているのはとても凄いことであり、ダークな雰囲気が好きな人はもちろん、ファンタジーアニメをあまり見ない人にもおすすめです。

「名探偵コナン ゼロの執行人」は、2018年4月13日に公開された、劇場版「名探偵コナン」シリーズの22作目です。興行収入は91.8億円となり、6作連続でシリーズ最高興収を更新するなど、いまだに人気が全く衰えないアニメ映画のシリーズです。

ある日、室内で灰原哀がテレビを見ており、そこでは5月1日に東京サミットが開催される東京湾の統合型リゾート施設「エッジ・オブ・オーシャン」の特集をしていたのだが、突如エッジ・オブ・オーシャンにある国際会議場で大規模な爆発が映し出される。

本作は、第20作『純黒の悪夢』で劇場版に初登場した公安警察所属の安室透（降谷零）がメインキャラクターとして登場し、爆破事件の容疑者として逮捕された毛利小五郎の無実を証明するため真実を追求する江戸川コナンの前に立ちはだかります。

「Re:ゼロから始める異世界生活」は、長月達平さんによる2012年4月から小説投稿サイトである「小説家になろう」で連載されているライトノベル作品を原作としたファンタジーアニメで、劇場版は2018年10月6日に上映されました。

コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された引きこもりの高校生・ナツキ・スバル。これは流行りの異世界召喚か？と思うも召喚者はおらず、物盗りに襲われ早々に訪れる命の危機。そんな彼を救ったのは、サテラと名乗る謎の銀髪美少女と猫精霊パックだった。

「日本のスゴイ！を、世界のスゴイ！へ。」をキャッチフレーズにした「SUGOI JAPAN　Award2017」では史上初のアニメ部門・ラノベ部門の2部門で同時に1位を獲得している、世界にも紹介したいファンタジーアニメの代表作です。

「君の名は。」は2016年8月26日に上映されました。映画の上映2カ月前には小説版が発売されていますが、脚本の完成後、映画の制作の終盤に執筆されたものであり、新海誠さんは「どちらが原作なのかと問われると微妙なところ」と語っています。

東京の四ツ谷に暮らす男子高校生・立花瀧は、ある朝、目を覚ますと岐阜県飛騨地方の山奥にある糸守町に住む女子高生・宮水三葉になっており、逆に三葉は瀧になっていた。2人とも「奇妙な夢」だと思いながら、知らない誰かの一日を過ごす。 

映画は2016年8月26日（金）の公開後は、途中1週のみ1位を奪われたものの13週目までに渡って12回、週末動員数1位を獲得。小説も2016年推定売上部数文庫部門年間1位になるなど、社会現象となったアニメ映画です。

「ルパン三世 カリオストロの城」は、「ルパン三世」の劇場映画の第2作であり1979年12月15日に上映されました。 公開時のキャッチコピーは、「前作をしのげないのなら 2作目を作る意味がない」ですが、前作どころかルパン史上最高の呼び声も高いです。

1968年、ルパン三世一味はモナコの国営カジノの大金庫から大金を盗み出すが、幻の偽札「ゴート札」であることに気づく。札束を撒き散らすように投げ捨てたルパンは、ゴート札を標的としてその出処と疑われているヨーロッパのカリオストロ公国に向かう。

宮崎駿さんの初監督作品でもあり、テレビ放送や上映会などが繰り返されたこともあって人気が高まっていきました。宮崎駿さんの演出やレイアウト手法はその後のアニメ業界に影響を与えており、アニメ業界全体で見ても価値のある作品です。

「君の膵臓をたべたい」は、住野よるさんの初めて出版された小説が原作で、アニメ映画は2018年9月1日に上映されました。アニメ映画化されたのは小説が発売されてから約3年後でしたが、原作小説が出版されるより前からアニメ映画化は始動していました。

ある日、高校生の僕は「共病文庫」というタイトルの文庫本を病院で偶然拾った。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。

小説は、第13回本屋大賞第2位、「2016年 年間ベストセラー」総合4位・単行本フィクション1位などいろいろな賞も獲得していますが、アニメ映画も新作映画のぴあ映画初日満足度ランキングで、第1位になるヒットを飛ばしています。