バドミントンのラケットとガットには相性というものが存在します。どのようなものがあるのか、ご紹介します。

バドミントンのラケットとガットにはそれぞれ相性というものが存在するため、全てのラケットに対して全てのガットが相性が合うというわけではありません。そしてガットにも種類があるようにラケットにもまた種類があります。

硬いラケットに相性が合うガットは、柔らかめのガットです。硬いラケットに対して硬いガットを張ってしまうと衝撃性が強く手首や肘を痛めてしまう可能性がありますので、自分の使っているラケットを確かめるようにしましょう。

柔らかいラケットを使用する場合には、相性のいい硬いガットを張るようにしましょう。そうすることで反発性が良くなり、シャトルが遠くまで飛ぶようになります。自分の所持しているラケットが柔らかい人は硬いガットを購入するようにしましょう。

このようにラケットとガットの間には相性が存在しているのです。ラケットの硬さに合わせてその真逆の性質を持ったガットを選ぶようにすると覚えておくと混乱せずに選ぶことができますので、おすすめですよ。

バドミントンガットにはどのような選び方があるのかご紹介します。特に初心者の人はどういったものを選べばいいか迷いがちですよね。ぜひ参考にしてみてください。

ガットの太さで選ぶことは、重要なポイントの1つです。ガットの太さでプレーに大きく影響するため自分のレベルやプレースタイルにあったものを選ぶようにしましょう。

バドミントンガットには種類が存在します。その1つとして挙げられるのがガットの太さ。大まかに分けて太めのものと細めのものと存在しています。その中でもまずは太いガットの説明をしていきます。

太めのガットは安定したショットを打つことができ、ガットの耐久力も細いものに比べると上がりますので長持ちしやすくなるというメリットがあります。主にパワーショットなどを打つ人におすすめのタイプになります。

ちなみにどれぐらいのものを太いガットというかというと、一般的には0.66～0.75mmとされています。ですので太いガットの方がいいという人は、この太さを基準として選ぶようにしましょう。

細いガットは主に初心者向け。反発性がより高くなり、シャトルにスピードが付きやすくなるのが特徴です。またシャトルを打った時にそれなりの飛距離が出るので、そうした面でも初心者には心強いですよね。

回転もかかりやすくコントロールもしやすいため、コントロール重視の人にもおすすめです。パワーに自信がない人は、この細いガットを低めのテンションで張っておくと飛距離がより出やすくなります。

逆にパワープレーをする人が細いガットを選んでしまうとガットが切れやすくなってしまいますので、自分のパワーレベルやプレースタイルに合わせて選ぶようにしましょう。ちなみに細いガットは一般的に0.60～0.65mm程度のものとされています。

ガットの種類にどのようなものがあるのか、素材面での選び方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ナイロン製のガットは、ガットの中でも1番主流となっているバドミントンガットです。比較的どのラケットにも合いやすく使いやすいことから、初心者にはもってこいのガットの種類です。ですのでバドミントンを本格的に始めたい人は、このナイロンガットを選びましょう。

ナイロンガットはメーカーにより少しずつ特徴が異なり、詳細は上記画像のようにパッケージの裏面にその特性などが書かれているため、それを目安に購入するといいでしょう。この場合だと反発性に優れており、ハイスピードとハイコントロールがしやすいガットになります。

またナチュラルガットなどに比べて価格も比較的安いため、誰でも手に取りやすいガットでもあります。中級者や上級者の人でも自分に相性の合うナイロンガットがあれば、それを使用するのもいいでしょう。

ポリエステルガットはここ近年で開発された主に上級者向けのガットとなっています。耐久性が高く頻繁にガットが切れる心配もありません。そのため、よく練習する上級者の人におすすめのガットとなっています。

このポリエステルガットはプロも使用しており、ガットの硬さとしては硬めであり、力強いショットを打ってもダメージが響きにくく、パワーショットを得意とする人にもおすすめのガットとなっています。

またポリエステルガットの中にもメーカーによって様々異なった特徴があるため、自分のプレースタイルに合ったガットを選ぶようにしましょう。自分の個性を思う存分ガットで引き出して、試合などで有利に流れを運びましょう。

こちらのナチュラルガットは牛の腸など天然素材を使用したガットとなっています。特徴としては天然素材であるため、打球感や反発力は他の素材のガットよりも格段によくなっています。ですがその扱いは難しいため、上級者向けのガットとなります。

ナチュラルガットは値段も高く他のガットに比べて耐久性も低いため、あまり長持ちせずに切れてしまう場合があります。そのためナチュラルガットを使用しているのはほぼプロで、ガットの性質などをよく熟知した人におすすめです。

またなかなか市販で売られていることはなく、自分の納得するナチュラルガットが見つけられない時には、オンラインショップで探してみるのもおすすめ。その際にも特徴などをしっかり把握してから購入するようにしましょう。

先程も話題に触れたガットの色。主にどういったものがあるのか、どのような影響を与えるのか、ここではさらに詳しくご紹介します。

ガットのカラーの中でも1番使いやすいタイプはホワイト。塗装による硬さや重量がかかってきませんので、ガットの素材そのものの重さと硬さのままに使うことができます。そのためバドミントン初心者にはおすすめのガットとなっています。

また中級者や上級者の人においても、塗装が自分のプレースタイルやショットに影響してしまいがちという人は、ぜひホワイトがおすすめ。何の影響も受けず、自分本来のプレースタイルを貫けるほか、ショットの選択肢も大きく広がります。

1番多く種類が出ているカラーリングでもあるので、自分と相性のいいガットが見つけやすく選びやすいのも特徴です。ガットのカラーに悩んだ時には、とりあえずガットに慣れるまでこのホワイトを選ぶのが無難といえるでしょう。

ガットのカラーリングの中にはピンクや黄色、赤色といった明るい色も多く展開されています。色を付ける際の塗装の関係で重さや硬さが気になる人はホワイトをおすすめしますが、そんなものは気にならないという人はこちらの明るい色のガットもおすすめです。

明るくきれいな色や蛍光色といったガットもありますので、選手のテンションやモチベーションアップさせてくれるカラーリングでもあります。そのため、モチベーションを上げていきたい大切な試合などに使用するのもいいでしょう。

また、ラケットのカラーなどに合わせてガットの色を合わせたりして、ちょっとしたおしゃれ感を出すのもいいですよね。女子のバドミントンプレーヤーなど、おしゃれにこだわりたい人にもおすすめです。

ラケットを使用するスポーツによくあるラケットの角度の違いで次の相手のプレーを予測したり相手を惑わせたりするテクニック。バドミントンの場合にはそのカギとなるのがガットの色なのです。そうしたテクニックを使う人におすすめなのが暗めの色のガットです。

ガットの色を背景の色や床の色と同化させることでラケットの角度を読まれにくくなり、時として相手に迷いを生じさせることもできるようになります。単に打ち合うだけでなく本格的な試合をする人、特に中級者や上級者におすすめのガットとなっています。

初心者でも使えるガットではありますが、塗装されたガットである上にガットの性質や特徴を理解しきれてないうちから使ってもそのガットの良さも自分の良さも引き出せない場合もありますので、バドミントンにある程度慣れてから使うことをおすすめします。

ガットには構造というものが存在し、その中でも種類があります。どのようなものがあるのかご紹介します。

ガットには素材やカラーリングだけでなく、ガット自身に構造があり、大きく分けて2つあります。そのうちの1つがこのマルチフィラメントというもの。このマルチフィラメントは、約1000本以上もの細い芯糸が束ねられて作られた構造です。

この構造の特徴は、シャトルが当たった時の反発力を上手に分散させてくれるため、腕に響くことが少なく腕にも優しい作りのものとなっています。そのため初心者にはもってこいの構造となっています。

ショットの種類は柔らかいショットを打てるのが特徴的で、とにかく打ち合ったり練習や試合を積みたい人におすすめです。ただし年数が経ってくるとその細い糸が切れて耐久性に欠けてきますので、その際にはガットの張替えをおすすめします。

マルチフィラメントと対となるような存在のこちらの構造は、モノフィラメントと呼ばれています。このモノフィラメントを採用しているガットの特徴は耐久性の強さ。パワーショットを打っても耐久性が保てることから、パワーショットをよく打つ人にはおすすめです。

こちらの構造を採用することでシャトルの反発力が強くなり、強打しやすくなります。ですがコントロールをするには少々テクニックを必要としますので、主に中級者や上級者の人におすすめの構造となっています。

もしコントロールに自信がなかったりする場合には、コントロールしやすいマルチフィラメントの方がおすすめです。マルチフィラメントでは物足りない、もっとコントロール重視にしたいという人は、こちらのモノフィラメントがおすすめです。

バドミントンガットもテニスと同様に張り替える作業が必要となります。張り替えに関するポイントをいくつかご紹介します。

バドミントンガットの張り替え時期は、基本的にはガットが切れた時が張り替え時期となります。どれだけ耐久性の高いガットでも、やはり使いこめば使い込むほどその強度は落ちていき脆くなりガットが切れることもあります。その時期こそが張り替えの目安です。

ただし、こまめにガットの張り替えを行いたい人は、だいたい季節の変わり目、3か月ごとぐらいに張り替えるといいでしょう。また大切な大会や試合がある前にガットに不安がある人はそのタイミングで張り替えるのもありです。

ガットを張り替える際に重要となるのが、ガットのテンションです。ガットのテンションは上げるか下げるかすることができます。まず上げた方がいい人は、ラケット面の真ん中でガットが切れた、スマッシュの速度を上げたい、力に自信がある人です。

逆にテンションを下げた方がいい人は、上手くシャトルが面に当たらなかったりガットが切れすぎて悩んでいる、コントロールの精度を上げたい、力が強くない、クリアーがあまり飛ばない人です。張り替えるとやはり以前と差が出るので、見極めが必要です。

ガットを張り替えるのは、特に初心者の人には難しくガットもラケット自体も高価なものですのでダメにしたくはありませんよね。そうした時にどこに張り替えを依頼すればいいのかというと、バドミントン専門店がおすすめです。

大型スポーツ店などでもそうした扱いがあるところはありますが、それよりもやはりバドミントンに特化した専門店の方がより精密に張り替えてくれますので、張り替えを自力ではなく依頼の場合には、ぜひバドミントン専門店を利用してみましょう。

バドミントンガットはそれぞれの特性を持っています。ですのでまずは自分のプレースタイルを明確にして、どのような部分を更に特化させたいかなどまで明確にしておくと、より選びやすくなりますよ。