UPSの人気おすすめランキング15選【ゲーミングPCや業務用にも】
2021/04/05 更新
目次
停電時に大活躍!UPS(無停電電源装置)とは?
突然の停電によって電源が切れると、パソコンのデータが消えてしまったり、故障して使えなる可能性もあります。しかしUPSを使っていればその心配はありません。そこで今回はUPSの選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。この記事の最後にUPSに接続してはいけない機器も紹介しています。こちらも確認して、効果的に使えるようにしましょう。
UPS(無停電電源装置)の選び方
UPSには様々な製品があり、それぞれ特徴や機能が異なります。これからUPSにはどのような種類があるのか、またメーカーや大きさなどの違いも、それぞれメリットとデメリットを紹介します。自分の目的に合う物を探して見てください。
給電方式の種類で選ぶ
UPSの給電方式には3つの種類が存在します。それが「常時商用給電方式」「ラインインタラクティブ給電方式」「常時インバーター給電方式」です。それぞれ消費する電力の量や、給電するタイミングなどに違いがあります。
家庭用パソコン向けなら「常時商用給電方式」
常時商用給電方式は普段はUSPから給電せず、停電時のみUPS出力に切り替わり給電を行います。ですが出力を切り替える都合上一瞬ですがタイムラグがあり、また瞬間的に電圧が急激に下がる瞬断が発生してしまいます。
サーバー運用などではなく、家庭用のパソコンなどで使用する分にはこのタイムラグや瞬断は問題はありません。また価格が低めであり、サイズも小さい製品が多く、消費電力も控えめなので家庭用としておすすめです。
サーバー保護や電圧の安定を求めるなら「ラインインタラクティブ方式」
ラインインタラクティブ給電方式も常時商用給電方式と同様に、普段はUSPから給電は行わず停電等の緊急時のみに給電を行います。また瞬断はありますが自動電圧調整機能(AVR)搭載されており、通常、緊急時を問わず電圧を安定させることができます。
そのため使用用途は家庭用パソコンだけではなく、ワークステーション、サーバー、POS端末など多岐にわたります。しかしその分消費電力は大きく、また製品の価格も高い傾向にあるので注意が必要です。
大事なデータを守るなら「常時インバーター給電方式」
常時インバータ給電方式はコンセントから常に電力をバッテリーへと蓄電しながら、パソコンなどの周辺機器にも給電を行っています。停電等が発生しても瞬断が起こらず、安定して電力を供給できます。
しかし価格が非常に高く、10万円を超える物も少なくありません。またサイズも大きく場所を取ります。基本的に常時運用しているサーバーや、工場の自動制御機器などに用いられるものであり、一般家庭で使用するには過剰な性能です。
出力波形で選ぶ
出力波形とはオシロスコープの回路を通ったのち、電圧を縦軸、時間を横軸に表す図です。UPSには2種類の出力波形があり、それぞれ正弦波と矩形波と呼ばれます。それぞれの特徴やメリット、デメリットを紹介しますので、購入する際の参にしてみてください。
一般的で汎用性が高い「正弦波タイプ」
正弦波タイプのUPSは基本的に全てのパソコン、サーバーに対応しています。また正弦波は家庭用コンセントにも使用されているので汎用性が高く、あらゆる電子機器を使用することもできます。しかし値段は高い傾向にあります。
コスパがいい「短形波タイプ」
形矩波タイプのUPSは常時商用給電方式など、値段が安価な製品に採用されていることが多いです。一般的な家庭用コンセントと波形が異なるため、使用する電子機器が対応しているかどうか注意が必要です。
接続機器に合わせたバッテリーの定格出力容量で選ぶ
UPSが出力できる電力の量をバッテリー定格出力容量と呼びます。これはW数で表示されており、この数値が大きいほど出力できる電力の量も大きくなります。接続したい機器が使用する電力量に合わせて製品を選ぶようにしましょう。
また複数の電子機器に接続する場合、使用する電力がUPSのバッテリー定格出力容量のW数を超えないように注意してください。もしも過剰なW数でUPSを使用していると、給電機能等がきちんと発揮されなくなる可能性があります。
バッテリー性能で選ぶ
長い期間バッテリーに電気を貯めておくと、バッテリーが劣化して機能が低下していってしまいます。場合によっては充電が不可能になり、使い物にならなくなってしまうこともあります。そのため、長期間使用してもバッテリーの性能が落ちにくい製品がおすすめです。
接続機器の台数と合うコンセントの数で選ぶ
複数の電子機器を使用する時、バッテリー定格出力容量が足りていても、それを使用するために繋ぐコンセントが足りなければ意味がありません。製品によって使用できるコンセントの数は違うので、購入前に確認することをおすすめします。
しかしコンセントの数が足りていても、バッテリー定格出力容量を超えてしまうとUPSの機能が使用できません。そのため自分が使用する電子機器のW数を事前に調べ、バッテリー定格出力容量が足りているかも確認すると良いです。
大きさで選ぶ
UPSには様々な種類があり、製品によってサイズも大きく異なります。基本的に性能が高くなればなるほどサイズも大きくなる傾向にあります。使用する環境で確保できる場所に応じて適切なサイズの製品を選ぶと良いでしょう。
小さいものは手に持てるほど小さく、机の上に置いてもスペースを取りません。しかし大きい物だと縦30cm、横20cm、奥60cmで重量も15kg以上と非常にサイズが大きく、場所を取ってしまう物もあります。
価格で選ぶ
UPSの相場は安い物から高い物まで幅が広いです。そのためご自身の予算に合った製品を選ぶのも1つの手です。傾向として常時商用給電方式は安価で、ラインインタラクティブ方式や常時インバーター給電方式は高価になりやすいです。
人気のメーカーやブランドで選ぶ
UPSは様々なメーカーが多種多様な製品を販売しています。そのためどれを選べばいいかわからないとなってしまうかもしれません。そこでおすすめのメーカーを3社の、それぞれの特徴を紹介します。購入する際の参考にしてみてください。
APC(シュナイダーエレクトリック)
フランスに本拠地を置く企業、シュナイダーエレクトリックが販売しているUPSが、APCと呼ばれるブランドです。APCは製品の品質が非常に高く、一般な家庭向けではなく、法人向けのUPSとして圧倒的なシェアを持っています。
また長時間の停電時に自動でパソコンやサーバーを安全にシャットダウンしてくれるソフトウェアが別途で有料であり、さらに1台のUPSで複数のパソコンやサーバーをシャットダウンするにはネットワークカードが必要になります。
Cyber Power(サイバーパワー)
Cyber Power(サイバーパワー)は台湾の会社であり、UPSに特化した専門の会社でもあります。 市場は台湾のみならずグローバルに展開していて、世界シェアはなんと4位と信頼の高い製品であることがわかります。
日本のオフィスは株式会社サイバーパワー・ジャパンという法人名で、日本でも商品を展開しています。また製品によってはパソコンに専用のソフトをインストールすることで、電源装置の状況をモニタリングすることができます。
オムロン
オムロンは体温計などで有名な日本のメーカーであり、UPSの販売も手掛けています。先述したAPCと反対にこちらのUPSは一般的な家庭向けの物になっているのが特徴です。そのためスペックが控えめですが、その分値段も安価になっています。
特に代表的な物が型番by50sとbw55tです。bw55tがby50sよりも出力容量が僅かに高いなどの違いはありますが、コンセント数やバッテリーの保証年数など大差はありません。なのでご自身が気に入った方の購入をおすすめします。
家庭用UPS(無停電電源装置)の人気おすすめランキング10選
口コミを紹介
どんなパソコン・サーバーにも対応している「正弦波出力」のため、停電時のコンピュータ系のバックアップ電源に最適です。UPS容量:500VA/300W のため、デスクトップパソコンやNASに接続しても余裕な容量があり、この容量のUPSとしては意外とコンパクトサイズです。
口コミを紹介
CyberPowerは信頼を裏切ること無く、非常によく稼働している。表示も見やすく某他メーカーより洗練されている。接続も簡単なのも見逃せない点。すぐに使える。某他メーカーのようにバッテリーを本体に結線してから使うなどということはない。お勧めです。
口コミを紹介
信頼を買うなら、日本企業のものです。オムロン製で安定感に長けています。
口コミを紹介
最初はちょっと戸惑いましたが、取扱説明書をよく読めば、意外と簡単でした。ソフトをダウンロードの必要もなく、至って簡単でした。
口コミを紹介
コンピューターにデータ挿入する時間が長いために無停電装置が重要な役割があり、故障する比率も高く、値段も高値で、今回のように安く手に入ると非常に有難い。
口コミを紹介
商品の重さに、まずビックリです。電灯の無い小屋でステレオコンポを聞きたくて購入しました。動作音が静かで又嬉しく思います。
口コミを紹介
面倒な設定も必要なく、取り付け後、即使用できています。通電を継続したままバッテリーも交換できるので助かります。
口コミを紹介
最近になって個人使用のPC用に手頃なUPSが登場して来たのでiMacで使って見ようと思い購入しました。特に難しい設定も無く、使い始めは順調に稼働しています。
口コミを紹介
外国為替取引の自動売買用PCが24時間稼働なため本品を導入して停電に備えています。昔のものと違い親切なFL表示で負荷やバッテリー状態が一目瞭然なので便利。
口コミを紹介
価格は安い。ノートPC2台、コンパクトなデスクトップをPC1台、2台のモニター、HDD4台内臓のバックアップ用HDDケースと全て使ってるが、全く不安定な部分などもなく、問題なく使える。
商品 | 商品リンク | 特徴 | 給電方式 | 容量 | 波形タイプ | 出力コンセント数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1
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CyberPower CPJ500 |
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コストパフォーマンス抜群の一品 |
ラインインタラクティブ | 500VA/300W | 正弦波 | 3 |
2
![]() |
CyberPower CPJ1200 |
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高い出力で様々な機器に対応 |
ラインインタラクティブ | 1200VA/720W | 正弦波 | 6 |
3
![]() |
オムロン BW55T |
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本体の液晶で使用状況が一目瞭然 |
常時商用 | 550VA/340W | 正弦波 | 4 |
4
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オムロン BY50S |
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UPSの定番中の定番 |
常時商用 | 500VA/300W | 正弦波 | 4 |
5
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APC BR550S-JP |
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APCの家庭向けモデル |
ラインインタラクティブ | 550VA/330W | 正弦波 | 3 |
6
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APC SMT750J |
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APCの大容量UPS |
ラインインタラクティブ | 750VA/500W | 正弦波 | 6 |
7
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オムロン BX50F |
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立てかけも可能な超薄型UPS |
常時商用 | 500VA300W | 短形派 | 3 |
8
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APC BR400S-JP |
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一般家庭だけではなく中小規模のビジネスにも |
ラインインタラクティブ | 400VA/240W | 正弦波 | 3 |
9
![]() |
APC SMT500J |
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APCの定番モデル |
ラインインタラクティブ | 500VA/360W | 正弦波 | 6 |
10
![]() |
CyberPower CP375JP |
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使いやすい小型UPS |
常時商用 | 375VA/255W | 短形波 | 6 |
業務用UPS(無停電電源装置)の人気おすすめランキング5選
商品 | 商品リンク | 特徴 | 給電方式 | 容量 | 波形タイプ | 出力コンセント数 | |
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1
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Eaton Corporation 9px3 K3unp1 |
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超高性能なUPS |
常時インバーター | 2080VA/3000W | 正弦波 | 4 |
2
![]() |
オムロン BU5002RWL |
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業務用コンセントが使用できる |
常時インバーター | 5000VA/3500W | 正弦波 | 2 |
3
![]() |
オムロン BU300RW |
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大容量ながら縦置きが可能 |
常時インバーター | 3000VA/2400W | 正弦波 | 6 |
4
![]() |
オムロン BU200RW |
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ラックにも縦置きにも対応可能 |
常時インバーター | 2000VA/1600W | 正弦波 | 6 |
5
![]() |
オムロン BN150R |
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家庭用コンセントで使える大容量薄型UPS |
常時インバーター | 1350VA/1500W | 正弦波 | 6 |
UPS(無停電電源装置)に接続してはいけない機器もある
UPS、特に正弦波タイプの物は様々な電子機器に使用することができるが、中にはメーカーが接続してはいけないと明言している機器もあります。それは消費電力の高い電子機器や、強い電流が流れる電子機器です。
具体的にメーカーが接続してはいけないとしているのは、レーザープリンターなどのコピー機、電気ヒーター、電気ポット、ドライヤー、冷蔵庫など多岐に渡ります。UPSを使用する前に接続しても大丈夫な機器か確認することをおすすめします。
まとめ
UPSについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。停電や災害などのもしもの時からパソコンやサーバーを守ることができるUPS、機器だけではなく大切なデータを守ることにも繋がりますので、ぜひ購入を検討してみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年04月05日)やレビューをもとに作成しております。
台湾のメーカーのCyber PowerのUPSです。オムロンやAPCと違いそれほど歴史は長くなく知名度は低めですが、製品の品質は安定して高い評価を受けています。そして同じ程度のスペックの他社製品と比べ値段が低めなのも嬉しい点です。